英語の受験勉強のコツ

学習指導要領が10年ぶりに改訂されたことによって、さらに重要な教科になってきている「英語」。文系理系を問わず、大学入試おいても必要な教科であることが多いです。しかし、アシストで教えているお子さんを見ていても「英語が苦手・・・」というお子さんは少なくありません。

高校入試はほとんどの場合、5教科の合計点で合否が決まるので、苦手な科目は他でカバーすることもできます。しかし英語に関しては、高校入試だけではなくこれから長い付き合いになるお子さんが多いです。長い目で見て、早いうちから自分に合った勉強法を身につけておくことが大切です。せっかくなら、高校入試を経て、英語の勉強法をマスターしたくありませんか?

そこでここでは、高校入試における「英語」の勉強法について紹介します!

高校入試の「英語」では・・・

入試問題は「単語・文法」「リスニング」「長文読解」「英作文」などに分けることができます。
どれも中学校1年~3年までの教科書の範囲内での出題、英語の知識を問うものということには変わりありませんが、入試対策としてそれぞれに相性の良い勉強法があります。

ここではよくある出題形式ごとの受験勉強のやり方を教えます。

英単語・文法

英単語を覚えるときにおすすめなのは「単語帳」を使うことです。

よく暗記は「書いて覚えると良い」と言いますが、英単語に関しては、まずは書くよりも読んで覚えるほうがおすすめです。

英語→日本語、日本語→英語とどちらもやっていくとより効果的ですが、さらに効果的なのは「発音する」ことです。発音することによって、目だけではなく耳も口も使うことになるので、より単語が頭に入ってきやすくなります。

英文法は文法自体を無理やり覚えようとせず、「例文」を一緒に覚えるようにします。

例えば、「~している」という現在進行形は【主語】+【be動詞】+【~ing】で表現されますが、このまま覚えるよりも「彼はテレビを見ているところです」は『 He is watching TV.』と覚えたほうが頭に残りやすいことが多いようです。

リスニング

リスニング対策でおすすめなのは、「英文を文字で読みながら聞く」ことです。英語は、単語と単語がつながっているように聞こえたり、音が消えているように聞こえたりすることがあるので、いきなり耳からだけの情報だと、なかなか理解できない場合も多いです。文字で見ることによって、発音と単語を結び付けやすくなります。

また、「シャドーイング」もおすすめです。先ほどもお話しした、「読みながら聞く」ことと並行して、音声と一緒(完全に一緒にならなくても大丈夫)に英文を音読します。1回でできるようにはならないので、何度も繰り返し練習します。

英作文

英作文を書く上で忘れないでほしいことのひとつに「英作文は減点方式でつける」ということがあります。どれだけ高度な表現や難しい単語を使っていたとしても、少しでも文法が違っていたり、スペルが間違っていたりすると減点されてしまうんです。

しかし逆を言えば、間違っていさえしなければ点数がもらえるということです。ただ、作文を書くにはたくさんの表現を知っておく必要があります。「どれだけ簡単な文法をたくさん知っているか」が英作文攻略のカギなんです。

長文

長文読解が苦手なお子さんには「スラッシュリーディング」を勧めています。スラッシュリーディングとは、英文を意味のまとまり毎にスラッシュを入れながら区切って読む方法です。

主語・動詞・目的語・補語などに分けながら読みますが、区切り方に正解があるわけではないので、「自分が読みやすいように」区切って読むようにします。

「基礎・基本」を大切にしよう!

出題形式別に勉強法を紹介しましたが、英語の「基本」となる知識はやはり「英単語」と「英文法」です。単語と文法に関しては、実際、暗記の要素が強いです。

国語なんかでも同じようなことが言えますが、漢字が読めなければ文章は読めませんし、正しい文法を知らないと、記述問題で減点されてしまいますよね。ですから、まずは基本的な知識をつけていくことから始めましょう!

教科ごとの受験勉強のコツ

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