発達障害は悪い言葉(こと)ではない〜発達障害の先入観を捨てることが第一歩〜

はじめに

初めまして。先に著者の自己紹介をした上で話を展開していきます。  

私は、公立中学校で7年間の教員経験があります。担任・副担任共に携わりました。その中で、いわゆる発達障害と言われる生徒とも関わり対応もしました。教員時代には、積極的に研修にも参加し発達障害に関する生徒の対応や言葉がけなども学び、授業などに取り入れながら実践してきました。実際に私が経験したことも踏まえながら本記事を執筆致しました。皆様のお力添えになれれば幸いです。  

本記事に目を通していただきありがとうございます。こちらの記事を見ていることは、すなわち保護者さまの教育リテラシーが高いことが伺えます。だからこそ本記事を読んでいただくことで、保護者さま及びお子さんがより幸せな未来に向かって歩んでいけることを心よりお祈り致します。  
詰まるところ、こちらの内容に目を止めたということは、発達障害のお子さんを抱え何かしらに悩み苦労をされている、はたまた今後どのように接していけば良いのか、進路をどのように考えれば良いのか、そのようなことで悩んでいることをお察し致します。  

本記事を読むにあたって、まず肩の力を抜いてリラックスして目を通していただけると幸いです。何より、保護者さまであるあなたが柔軟に発達障害について受け入れていくことがとても重要な要素になってくるからです。「発達障害」という言葉だけを聞くと何か悪いような言葉に聞こえると思います。ただ、それは捉え方次第と保護者さまの適切な理解と対応で、とても強力な武器にも変えることができます。  
話は少しそれますが、アインシュタインやスティーブ・ジョブズなど何かを成し遂げた人や彼ら以外の経営者やYoutuberもいわゆる発達障害であるとされていたり、実際に発達障害であると言われています。それでも彼らは多くの人々から認められている存在です。それは、ひとえに最大の長所である武器を手に社会貢献できたからです。  

つまり、発達障害は障害ではなく適切な対応さえしていけば最大の個性となり、他の人達と差別化することができ、より幸せな人生を歩むことができるのです。成功するためには、常識を捨てる必要があり、非常識なことに挑戦していくことがそれにつながるのです。その非常識が今まで時代を変えてきたことは事実ですし、それが成功という形になっていることも実感しているのではないでしょうか。発達障害の人は、一般の人と見えている世界が違うため、その視点や考え方を受け入れていくことで、多くの人々から一目も二目も置かれる存在になる可能性を秘めているのです。  

「発達障害」とは悪いことなのか?

さて、ここで少し考えていただきたいことがあります。  
果たして「発達障害」というのは本当に悪いことなのでしょうか?  
日本の学校では、みんなと同じことができないとそれが悪いような感じになります。(事実そうです。)ですが、それはあくまで産業革命が起こり労働力が必要となり、命令されたことを確実にこなせる人材を育成することが日本の教育現場に取り入れられたからです。だから、みんなと同じことができない=発達障害というラベルが貼られるようになってしまったのです。ただ、考えていただきたいのは、今の時代はリモートワークもできますし、実際に顔を合わせることなくメールでやり取りをして仕事をしている時代でもあります。また、起業をしたりフリーで働くことも当たり前になりつつある時代でもあります。  
だから、みんなと違って、みんなと同じことができなくても、発達障害の子の特性を十分に把握して教育をしていくことができれば、将来の不安や学校の不安などは取り除いていけるのです。当然、今抱えている不安や心配も同じことが言えます。  

話が長くなってしまいましたが、発達障害の子とどのように向き合っていけば良いか、またどのようなアクションを起こすべきかそれぞれひとつずつ解説していきます。  

発達障害の子との向き合い方

まず発達障害の子との向き合い方ですが、先ほどから少し触れているように「保護者の方が子どもの発達障害を受け入れること」です。
これが真っ先に行うべきことです。発達障害を責めたところで何も事実は変わりません。それよりも「ああ、発達障害だったのね。」ぐらいのドシっとした気持ちで受け入れてあげてください。もしここで、保護者の方が受け入れてあげないと苦労するのは、あなたではなくあなたの子どもになります。そもそも発達障害の子どもは不幸ではありません。その事実を受け入れない人やその子にあった環境で教育ができないことが、発達障害の子をどんどん不幸な人生へと導いていくのです。だから、まずは大人が受け入れてその上で、子どもに少しずつ社会性などを教えていけば良いのです。時間や労力がかかりますが、教育というのはそもそも根気の勝負ですから、長い目で見て過程を楽しみながら向き合ってあげてください。決して結果をすぐに追い求めないように、そこだけに注意してください。  

次に、どのようなアクションプランを起こすべきかですが、「現在登校している学校に相談し、特別支援学校を紹介及び訪問し、自分の子にあった教育をしてくれる場所を模索していく」ことです。ちなみに、特別支援学級以外でも大丈夫です。そこも学校側が情報を出してくれますので、学校から話を聞いてみてください。  
こちらも同じく根気が必要になりますし、行動量が場合によってはかなり増えるかもしれません。しかし、学校に通える時に適切なケアを受けられるかどうかは、今後の人生に大きく関わってきます。義務教育は9年間、高校は3年間、大学は4年間(どれも順調にいけば)となります。しかし、学校を出てからは40年ぐらい働くことになります。それにある程度の収入を得て貯金も計画的にしていかないと老後が悲惨なことになります。そう考えると学校に通える期間というのは短いものです。その短い時間にどれだけ労力を惜しまず、注ぐことができるかが勝負になってきます。ただ、注意していただきたいことがあります。必ずしも保護者の方が良いと思った特別支援学級などが必ずしも、本人(子ども)にとって良い場所とは限らないということです。発達障害の度合いにもよりますが、自分の意見をうまく保護者の方に伝えることができず、会話や今後についてスムーズに話すことができない場合もありますが、無理に保護者の方の意見を通すと余計に手を焼くことにもなりかねません。本人の意志を尊重しつつ、通っている学校の先生ともしっかり話し合いをして考えていく必要があります。前述した通り、結果を急がず過程を大事にしながら対応していくことが重要になりますので、そこの部分をお含みおきいただければ幸いです。  

以上となります。  
本記事を読んでくださり、誠にありがとうございました。私の書いた内容が、少しでもお力になれたなら、それ以上にうれしいことはありません。より良い選択が幸せな未来につながることを心から願っております。

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お子さんの特性(発達障害)に合わせた指導法を

発達障害があるなしに関わらず、お子さんの特性に合わせて勉強を教えていくことが成績アップややる気づくりには欠かせません。マンツーマンで指導をする家庭教師では、その特徴を最大限に活用しながらお子さんの得意を伸ばすことができると考えています。

やる気アシストでは、検査を受けたお子さんに関しては、その結果をもとに担当の家庭教師と一緒に指導方針や指導内容を工夫しています。もちろん、検査を受けていないお子さん、発達障害の診断がでなかったいわゆる「グレーゾーン」のお子さんに関しても、お子さん一人ひとりに合わせた指導をしていくことに変わりはありません。

お子さんの発達面で気になることや心配なことがあればお気軽にご相談ください。専門のスタッフがこれまでの経験や知識をもとに、お子さんにぴったりのやり方をアドバイスさせていただきます!

発達障害に関する資格を取得し、お子さんの特性に合わせたサポートに取り組んでいます

発達障害コミュニケーション指導者の資格は、発達障害に関する正しい知識で、お子さんをサポートできる公的な認定資格です。

発達障害に関する基礎的な知識、関わり方の基本などを発達障害の専門的な知識を持つスタッフが、よりお子さんの個性に合わせた指導ができるよう、家庭教師の指導サポート・指導を行っています。

発達障害に関する正しい知識を持つスタッフが、お子さんの特性を見極め、指導する家庭教師の選定から行うことでより適切なサポートができる体制を整えています。

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