堺市南区の国宝と伝統文化に触れる旅へ

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/bunkazai/bunkazai/shokai/bunya/minzoku/koodori.html
https://osaka-info.jp/spot/sakuraijinja/

政令指定都市の堺市には、数々の遺産や重要文化財が存在します。
今回は、堺市を構成する7つの区の一つ、堺市南区の国宝と、伝統文化「上神谷のこおどり」について詳しく紹介します。

目次

堺市南区にある国宝「櫻井神社」

堺市南区片蔵にある「櫻井神社」は、堺市唯一の国宝です。別名、上神谷八幡宮(にわだにはちまんぐう)の名称を持つこの神社には、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后が祀られています。
鎌倉時代頃の造りであることから、現存する中で最も古い拝殿※であると言われており、1917年に古社寺保存法※に基づいて特別保護建造物に指定、 1953年に文化財保護法※に基づいて国宝に指定されました。

拝殿 とは

本殿(神様がいる場所)の前にある、神様に向けて拝む場所のこと。

古社寺保存法 とは

日本の歴史を後世に伝える資料や古美術品などを保護するために、1897年に公布された法律。1929年に国宝保存法へと発展する。
この古社寺保存法は、文化財保護に向けた重要な出発点の法律である。

文化財保護法 とは

文化財の保護を目的に、「国宝保存法」「史跡名勝天然記念物保存法」などの統合で1950年に制定された法律。
文化財保護法には、「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物」「文化的景観」「伝統的建造物群」の6種類の定義がある。

時代によって移り変わる建築様式

平安時代から奈良時代にかけては、貴族文化の発展の影響で建造物は優美なものが多いです。
例えば、平安時代の代表的な建造物、京都府宇治市にある「平等院鳳凰堂」は、まるで極楽浄土を現世に表したかのような美しい風格を持っています。他にも、世界遺産に認定されている「仁和寺」や国宝「東大寺」など、この時代の建造物は迫力満点です。

一方、鎌倉時代になると建築様式は大きく変化しました。貴族の時代から武士の時代へ移り変わったことにより、見た目よりも実用性の高い建造物が好まれるようになったのです。

「櫻井神社」は二重虹梁蟇股式(にじゅうこうりょうかえるまたしき)という奈良時代以降の伝統的形式と、装飾が全体的に控えめなことから、鎌倉時代の建造物でないかと言われています。

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堺市南区の櫻井神社で行われる伝統行事

櫻井神社では、「上神谷のこおどり」と呼ばれる伝統行事が毎年10月の第一日曜日に開催されています。
ここからは、伝統行事の詳細について詳しく解説します。

上神谷(にわだに)の由来

上神谷(にわだに)という名称は、堺市南区にある法道寺がはじまりです。
法道寺の寺伝によると、鳳凰の姿に変えた天照大神(あまてらすおおみかみ)が降臨した跡を崇めるために、この地に社(堺市南区の鉢ケ峯寺)を造ったとあります。神のことを昔は「みわ」と称しており、来降の伝説がある堺市南区は「上神郷」(かみつみわのさと)と呼ばれていました。この「みわのさと」が「にわのさと」と変わり、上神谷(にわだに)という地名になったと考えられています。

文化遺産でもある伝統行事「上神谷のこおどり」

大阪府堺市南区の伝統行事「上神谷のこおどり」は、国が指定する無形の民俗文化財です。
かつては鉢ケ峯寺(はちがみねじ)にあった国神社で行われたていた踊りで、雨乞いの踊りから始まったと考えられています。紙花(ヒメコ)と呼ばれるものを挿した竹籠を背負った鬼2人と、三寸棒を持った天狗2人の合わせて17人が踊りを繰り広げます。
堺こおどり保存会が堺市南区に住む子どもたちへの伝承活動を行っているため、この上神谷のこおどりには子どもが一生懸命踊る姿も見られます。

日本文化が子どもたちに与える影響

歌舞伎、能楽、文楽など、日本は数多くの文化を有しています。学校の授業でも触れる機会はあると思いますが、では日本文化を学ぶことは子どもたちにどのような影響を与えるのでしょうか。詳しく掘り下げていきます。

日本文化を知る=異文化理解の出発点

現代はグローバル時代です。各地域でもグローバル社会に対応できる子どもの育成に向けて、様々な取組が展開されています。
「グローバルに対応できる子どもの育成」というと、英文理解や英会話など英語力の向上が真っ先に挙がるでしょう。英語力が優れていれば国際化を生き抜けると考える人もいるかもしれませんが、これからの時代に必要な力はこれだけではありません。語学力はもちろん、コミュニケーション能力、主体性やチャレンジ精神、協調性や使命感、そして異文化への理解と日本人としてのアイデンティティが必要なのです。そして、ここで挙がった異文化理解を深めるためには、日本の価値観や考え方、文化の背景などを理解し、自身の言葉で説明できることが重要であると言えます。
いわば、日本の文化を知るということは、異文化理解を深めるための出発点なのです。

日本文化の理解が子どもたちの心を育むきっかけに

日本文化の所作一つ一つには、「他者を思いやる精神」「感謝の気持ち」が込められています。これらを幼い時期から学ぶことで、礼儀作法の基本が身につくことが期待されるほか、意識せずとも普段から礼儀正しい態度ができるようになるでしょう。また、他者を尊重する心、より良い世界を目指して共生しようとする心など、「人間性を身につける」ことにもつながります。多様性を重視する現代だからこそ、必要な力と言えるでしょう。

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堺市南区で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は堺市南区の国宝と伝統文化について詳しく解説しました。
加速するグローバル化で活躍できる人材育成のために日本の文化を知ることは、子どもたちに必要な力を育むことへと繋がります。現在、堺市南区だけでなく日本各地で伝統文化の伝承が行われており、子どもたちの「他者を思いやる精神」「感謝の気持ち」の醸成を目指しています。この伝承活動を続けることで、子どもたちのさらなる成長が期待できることでしょう。

家庭教師のやる気アシストは、堺市南区で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:お城巡り

学習アドバイザー 広田

関西大学大学院を卒業後、小6・中3・高3の受験生を主に指導をしてきました。学生の悩み相談を受けているうちに勉強に悩む子を救ってあげたいという気持ちが強まり学習アドバイザーとなりました。勉強に悩む保護者さまやお子さんにお役に立てる記事を配信していければと思います。
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