面接のポイント
高校によっては、入試で「面接」をおこなっているところがあります。高校受験で、人生初めての面接を経験するというお子さんも多いのではないでしょうか。学校によって「個人面接」や「集団面接」など形式に違いがあっても、初対面の人と話すこと、ましてやそれが自分の合否に関わってくる・・・となると、緊張したり不安になったりしますよね。
しかし高校受験の面接は、ある程度パターンが決まっています。どういったことに気を付けたらいいのか、どんな質問をされるのかを事前に知って、対策に役立ててください!
面接で見られること
面接で、高校の先生方はどのような点に注目しているのでしょうか。面接で話す内容はもちろん大切ですが、やはり面接ならではの部分は「印象」ですよね。どの様にふるまうべきなのかまとめてみました。
礼儀やマナー
「部屋に入るときはノックをする」「『失礼します』と言ってから扉を開ける」など、面接の一連の流れは普段なかなかやらない動きや、細かいルールを言われますが、何も考えなくても自然に動くことができるようになるくらいまで何度も練習しましょう。
何度も練習することによって、自信のある動きになります。
言葉遣いや雰囲気
正しい言葉遣いをすることはもちろんですが、意外とみなさんができていないのが「声のトーン」に気を付けることです。緊張してしまうとどうしても声が小さくなってしまいがちになりますが、声が小さいと、相手に伝わらないだけではなく、暗い印象や自信が無いというマイナスな印象を与えてしまいます。逆を言えば、大きな声でハキハキと話すだけでも明るく、自信があるように見えます。声のトーンに意識を置いて話すようにしましょう。
また、「目線」も注目されています。面接中、一度も目が合わないというのは印象が悪くなってしまいます。 自分が話すときは、相手の目を見て話します。どうしても緊張して見ることができない・・・という場合は、相手の鼻のあたりを見ます。意外と相手側からは「目が合っている」ように見えます!
身だしなみ
言わずもがな「身だしなみ」には気を付けましょう。制服の着方はもちろん、靴下や通学カバンなどの持ち物も華美でないシンプルなものを選びます。
身なりや持ち物には、普段の生活が表れやすいです。どれだけ言葉遣いや態度をきちんとしていても、そういった細かいところも見えてしまうのが面接。気を抜かないように事前に確認しましょう。
面接でよく聞かれること
高校入試の面接では、変わった質問はほとんどされないと言われています。よく聞かれる内容は決まっているので、下に挙げた質問は最低限答えられるようにしておきましょう。
高校生活のこと
志望理由、高校に入って頑張りたいことが聞かれます。受験する高校の教育方針や独自のカリキュラムを事前に調べておいて、自分の思いや考えと絡めて答えます。
中学校生活のこと
部活動や学校行事で頑張ったことを聞かれることも多いです。小さなことでも構いません。3年間を振り返って、答えます。
自分自身のこと
尊敬する人や、得意・不得意科目、自己PRをするような質問がされることもあります。自分を良く言うことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、自分のことを一番よく分かっているのは自分自身です。自信をもって答えましょう!
気を付けること
面接では練習が欠かせないとお伝えしましたが、気を付けないといけないのは「自分の言葉で話す」ということです。面接で聞かれることはたいてい決まっていますが、もしも想定していなかった質問をされた場合、たくさん練習した人ほど話せなくなってしまったり、不自然な答えになったしまうことがあります。
ですから、面接の練習をするときは「丸暗記をする」というよりかは「こういったことを話そう」程度を考えておいて、あとは毎回自分の言葉で話すように練習をするといいです。
どうして面接するのか
コミュニケーション能力や協調性が求められている近年の傾向から、入試で面接を行う学校は増加傾向にあります。面接は、対策も個別にやっていく必要があるので時間もかかりますし、面と向かってのこととなると、お子さん自身が尻込みしてしまうことも少なくないです。
しかし、面接対策では志望校について調べたり、自分の将来について考えたりと、進路について前向きに考えるきっかけにもなり得ます。
しっかり対策と練習をおこなって、お子さんが少しでも自信をもって臨むことができるように、アシストでもサポートさせていただきます!
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