【地理】日本各地の地理~北海道編~
こちらのページでは、北海道の地理について見ていきます!
北海道の地形、気候、歴史、産業について、イラストや図を交えて分かりやすく解説しています。テストに出やすいポイントは赤文字やマーカーで表示していますので、授業の予習復習や定期テスト対策などにご活用ください!
また、北海道以外の日本各地の地理についてまとめた記事も投稿しています。気になる方はこちらからご覧ください。
それではさっそく見ていきましょう!
北海道の地形
北海道は国土の22%を占める約83,450㎢ の面積があります。これは四国の約4.4倍にあたる大きさがあります。
陸地
石狩平野は稲作、十勝平野は畑作、根釧台地(こんせんだいち)は酪農がさかんに行われています。
平野の名前とそれぞれの平野でさかんな農業をセットで覚えておきましょう!
北海道の農業については後ほど詳しく解説します。
川・海
石狩川は、日本で三番目に長い川です。
ちなみに、日本で一番長い川は信濃川、二番目に長い川は利根川です。覚えておきましょう!
知床半島は世界自然遺産に登録されています。
オホーツク海では冬季に流氷が見られるのが特徴的です。
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北海道の気候
日本はほとんどの地域が温帯に属しています。しかし、実は北海道は他の都府県と異なり日本で唯一の冷帯に属した地域になります。
そのため、北海道の気候は他の日本の地域と大きく異なります。最も特徴的な気候の性質に梅雨が無いという点があります。
また、北海道の中でも、日本海側の地域と太平洋側の地域で少し気候が異なります。
日本海側では、東北や北陸と同じように、冬には北西の季節風により雪が多くなります。
一方で太平洋側では、夏に千島海流によって冷やされた南東の季節風の影響で濃霧(のうむ)が発生し、夏でも晴れの日が少ないという特徴があります。
北海道の歴史
北海道は昔から日本の領土だったわけではありません。中世ごろ、北海道は蝦夷地(えぞち)と呼ばれる場所でした。蝦夷地にはアイヌと呼ばれる民族が住んでいて、当時の本州の人々とは異なる文化を持っていました。
江戸時代に入り、現在の「県」の前身である「藩」が日本国内に置かれるようになりました。蝦夷地にも松前藩と呼ばれる藩が置かれ、本州の人々とアイヌ民族の交流が行われたそうです。
明治時代に入り、廃藩置県が行われ、蝦夷地は北海道と改められます。北海道を開拓するにあたり現在の県庁所在地である札幌に開拓使が置かれました。開拓を進める中心となった人々を屯田兵(とんでんへい)といい、主に未開拓の地を耕し田んぼにする役割と、外国(特にロシア)からの防衛の役割を担いました。
第二次世界大戦後の日本は石炭の採掘がさかんに行われるようになりますが、主要なエネルギーが石炭から石油に転換されてからは衰退の一途をたどりました。
最近では1988年に青函(せいかん)トンネルの開通や新千歳空港が開港が起こりました。
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北海道の産業
農業
北海道の農業の特徴は、土地の広さを活かした大規模農業です。農家一戸あたりの管理する土地が広いため、専業農家が多い傾向にあります。
北海道の農業は、畑作が全体の8割を占めていることが特徴です。日本最大の畑作地域である十勝平野では、小麦、じゃがいも、大豆、てんさいなどが栽培されています。
日本海側の石狩平野と上川盆地では稲作が行われています。この地域は元々土や気温が稲作に不向きだったので、稲の品種改良が行われました。
気候の解説の際に紹介した濃霧によって日照時間が短い根釧台地では、酪農がさかんに行われています。
また、酪農と畑作を併用した混合農業を行うこともあります。
漁業・工業
北海道は漁業もさかんに行われており、漁獲量は全国一位になっています。北の海で漁業を行う北洋漁業がさかんでしたが、現在は衰退し、養殖や栽培漁業が行われるようになっています。
工業では水産物や乳製品を加工する食品科工業が中心です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は北海道の地理について紹介しました、他にも社会の定期テスト対策の記事があるのでチェックしてみてください!他にも様々なお役立ち情報をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください!