【英語】現在完了形「have+過去分詞」苦手な方のために分かりやすく解説!
今回は、現在完了形について説明していきます。
日本語にはあまりない概念なので、苦手な人が急増する範囲です!
分かりやすく解説していきますので、ここでマスターしちゃいましょう!
ポイントは現在完了形の3つの用法を把握することです!
ここだけでも暗記しましょう!
1.現在完了形とは?
現在完了形の説明に入る前に、今まで学習した時制について復習しておきましょう。
【現在形】
I live in Tokyo.
現在の状況を示す。
【過去形】
I lived in Tokyo last year.
過去の状況を示す。
【未来形】
I will live in Tokyo next year.
未来の状況を示す。
この3つがすでに習った時制ですね。これらはちゃんと理解できていますか?
不安な方は、別の記事で解説していますので確認することをおすすめします!
≫【現在形】について詳しく知りたい方はこちら!
≫【過去形】について詳しく知りたい方はこちら!
≫【未来形】について詳しく知りたい方はこちら!
では、「現在完了形」はいったいどのような時制なのでしょうか?
現在完了形では、2つの時間(過去と現在)が出てきます。
そのため、現在完了形を使用するのは、「過去にしたことが現在に影響している場合」です。
と言われても、分かりづらいですよね?
日本語訳で言うと、
- 「(過去から現在までの期間ずっと)~している」
- 「(過去から現在までずっとしていて)~し終わった」」
- 「(過去から現在の間に)~したことがある」
というイメージです。
この2つの時間の話は後ほど詳しく説明しますので、こちら【3.現在完了形の3つの用法】をご覧ください!
また、現在完了形の作り方は、【have + 過去分詞】の形となります。
では、まとめます。
【現在完了形のポイント】
- 2つの時間(過去→現在)がでてくる
- have + 過去分詞で表す
例:I have lived in Tokyo for three years.
(私は3年間東京に住んでいます。)
もし過去形を使用して、「I lived in Tokyo three years ago.」とした場合、過去の3年前その時点に東京に住んでいたことしか示せません。
3年前から現在に至るまでは、どこに住んでいるのか示すことができていないのです。
しかし、現在完了形を使用することで、3年前から現在までの間ずっと東京に住んでいることが示せるのです。
このように、現在完了形を使用すると、過去の一時点ではなく、過去から現在までの期間の状況を示すことができます。
2.現在完了形の疑問文・否定文
今回もいつもと同様に、疑問文・否定文の作り方を覚えましょう。
では、現在完了形の疑問文・否定文を見ていきましょう!
疑問文
いつも通り、主語とhave(has)の順を逆にすることで表せます。
He has lived in Japan for three years.
↓疑問文
Has he lived in Japan for three years?
-Yes, he has.
-No, he has not [hasn’t].
(彼は3年間日本に住んでいますか?)
答え方を見た時点で、否定文の作り方もなんとなく想像がつくと思います!
続けて学習していきましょう。
否定文
否定分は、現在完了形の文中のhave(has)のうしろにnotを付けることで表せます。
He has lived in Japan for three years.
↓否定文
He has not (hasn’t) lived in Japan for three years.
(彼は3年間日本に住んでいません。)
今回は、主語がheだったためhasを使用していますが、haveの時の短縮形はhaven’tです。
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3.現在完了形の3つの用法
では、先ほど話した「2つの時間(過去→現在)」の話です。
この言葉の意味が難しく、現在完了形を使うタイミングが分からないという方が多いでしょう。
そんな方々は、現在完了形の3つの用法を覚えましょう!
2つの時間を示すパターンは、大きく3つにわけることができます。
したがって、このパターン3つを覚えてしまえば、「3つの用法に当てはまるから、現在完了形を使おう!」となるわけです。
これがこの単元で最も重要な暗記です!
これさえ覚えておけば、現在完了形に対する苦手意識は消えるはずなので、しっかり見ていきましょう!
3つの用法とは、以下の「継続・完了・経験」です。
【現在完了形の3つの用法】
①継続
「(過去から現在までの期間ずっと)~している」
I have lived in Tokyo for three years.
(私は東京に3年間住んでいます。)
②完了
「(過去から現在までずっとしていて)~し終わった」
I have just finished my homework.
(私は宿題をちょうど終えました。)
③経験
「(過去から現在の間に)~したことがある」
I have been to Canada twice.
(カナダに2回行ったことがあります。)
このような3つのパターンのとき、現在完了形を使います!
あまりピンと来なくても大丈夫です!
それぞれについて例を交えながら、詳しく説明します。
①継続
文字のごとく、過去から現在まで続いていることが、継続のパターンです。
例文をいくつか見ていきます。
・I have lived in Tokyo for three years.
(私は3年間東京に住んでいます。)
・Yuta has been in America since 2020.
(ユウタは2020年からアメリカにいます。)
・How long have you stayed in Osaka?
(あなたはどれくらい大阪に滞在していますか?)
黄色のアンダーラインの単語たちは、現在完了形の継続の用法で、よく使用される単語です。
使い方と意味を一緒に覚えておきましょう!
また、2文目の「been」はbe動詞です。
過去形で言う「was, were」などと同じ扱いですので、「います」と訳します。
②完了
次は完了の用法です。
過去から現在まで続いていた何かが現在終わった場合に使います。
・I have just finished my homework.
(私はちょうど宿題を終えたところです。)
・My brother has already gone to the airport.
(私の兄はすでに空港に行ってしまいました。)
【ポイント!】alreadyはhasのすぐ後ろに!その後ろは動詞を並べ、挟みましょう!
・Have you finished your report yet?
(もうレポートは終わったのですか?)
【ポイント!】yetは疑問文と否定文で訳が異なります!疑問文で「もう」、否定文では「まだ」です。
・I haven’t finished reading this book yet.
(私はまだその本を読み終えていません。)
先ほどと同様に、黄色のアンダーラインの単語たちは、現在完了形の完了の用法で、よく使用される単語です。
継続よりも、日常的に出てこない単語なので、分かりやすいと思います。
「just・already・yet がきたら、現在完了形!」のように覚えましょう!
③経験
最後は、経験の用法です。
例文をいくつか見ていきます。
経験の用法のポイントは、「1回、2回」のような回数が一緒に出てくることです!
・I have been to Korea twice.
(私は韓国に2回行ったことがあります。)
【ポイント!】行った経験には「have been to~」を使用しましょう!
「have gone to~」だと、「行ったところだ、行ってしまった(完了の用法)」という訳になり、「行ったまま、まだ帰ってきていない」という意味になってします。そのため、何回行ったという経験の用法では使えません。「行ったことがある」という経験について話したいときは、「have been to~」を使いましょう。
・Have you ever met Rika.
(あなたは今までにリカに会ったことがありますか?。)
【ポイント!】everは疑問文で使います!
・I have never eaten the fruit.
(私は一度もその果物を食べたことがありません。)
【ポイント!】neverは否定文になります。全否定です。
これらが経験の用法です。
経験の数や有無について表現している際に、使用します。
先ほどと同様に、黄色のアンダーラインの単語たちは、現在完了形の経験の用法で、よく使用される単語です。
「1回、2回」の数え方は初登場だと思うので、解説します。
3回以降は同じでtimesをつけるだけなので、「1回、2回」をしっかり覚えましょう。
- 1回:once
- 2回:twice
- 3回:three times
- 4回:four times
以上が、現在完了形の3つの用法です。
よく出る単語とともに、意味を整理しながら覚えましょう!
最初は難しく感じるかもしれませんが、パターンが決まっているのでパターンを覚えてくると、日本訳も英作文も簡単にできるようになりますよ!
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4.現在完了進行形
最後に、現在完了進行形について説明します。
名前のとおり、現在完了形+進行形 です。
まず英文がどのように変化するか見ていきましょう。
I have studied English for five hours.
+
I am studying English now.
↓
I have been studying English for five hours.
(私は5時間ずっと英語を勉強し続けています。)
では日本語訳は何が変わるのでしょうか?
継続の意味が強くなります。
現在完了形では、現在までに5時間勉強していると表現しているものの、ぶっ通しで5時間勉強しているとは限りません。
例えば、朝に2時間、休憩した後、昼から現在までで3時間勉強しているかもしれません。
5時間ぶっ通しで休憩なしで勉強していることを強調したいときはどうすればいいのでしょうか?
このようなときに、現在完了進行形を使います。
「ずっと~し続けている」の意味が強まります。
現在完了形について理解できましたか?
苦手だと感じる前に「現在完了形の3つの用法」を覚えちゃいましょう!
その後、他の項目についてもしっかり理解しておきましょう。
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