【地理】世界各地の地理~南アメリカ州編~
ここからは世界各国の地理を学んでいきます。
前回は北アメリカ大陸に属する北アメリカ州について学んでいきました。
今回は南アメリカ大陸に属する南アメリカ州について学んでいきましょう!
1.南アメリカの地形と気候
1-1.南アメリカの地形
南アメリカ大陸には西側に沿って南北に走る世界最長の山脈のひとつアンデス山脈があります。
また、主にブラジル北部を流れて大西洋にそそぐアマゾン川は、世界第2位の長さと世界最大の流域面積をもちます。この川の周辺には広大な熱帯雨林が広がっており、さまざまな動物や植物が生息しています。
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1-2.南アメリカの気候
南アメリカ大陸では、さまざまな気候がみられる。赤道付近を中心とする大陸北部地域は熱帯で、高温多湿なアマゾン川流域には密林が広がっています。大陸西部のチリの一部などは乾燥帯であり、寒帯の大陸南端では、氷河がみられる地域もあります。
2.南アメリカの歴史と人々
南アメリカはインカ帝国(アンデス文明)など先住民による文明が栄えていました。
16世紀にスペイン人やポルトガル人により滅ぼされて植民地になりました。それにより言語はスペイン語やポルトガル語(ブラジル)、宗教はキリスト教、人種はアフリカからの奴隷が増えました。
19世紀の初めにヨーロッパの混乱に合わせて、南米各国が独立しました。後半になると政治が安定し始め、ヨーロッパから移民が増加し、メスチソ(白人とラテンアメリカ先住民の混血)が増えました。
20世紀には日本からの移民も増加しました。
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3.南アメリカの農業と工業
3-1.南アメリカの農業
- ブラジル
16世紀から植民地時代に大規模農園でのさとうきびなどの栽培が盛んでした。19世紀に入り、コーヒー農場が増加し、世界最大の産地となりました。肉牛の飼育・輸出も盛んになりました。近年は、さとうきびやコーヒーの他に、綿花や大豆などの栽培もさとうきびのバイオ燃料利用もされるようになりました。 - アルゼンチン
ラプラタ川流域に広がるバンパと呼ばれる草原地帯で小麦、とうもろこし、大豆の栽培、肉牛の飼育をしています。 - アマゾン川流域
昔からつづく焼畑農業で小規模に、キャッサバやヤムいもを栽培しています。
3-2.南アメリカの工業
- ベネズエラ、エクアドル
石油が産出され、OPEC(石油輸出国機構)にも加盟しています。 - ブラジル
鉄鉱石、カラジャスは世界最大級の産地です。露天掘りによる採掘をしています。 - チリ
銅の産出が有名です。
コーヒーやさとうきび、鉱山資源などの輸出に経済が依存(=モノカルチャー経済)が問題になっているので、アメリカや日本の企業・技術を受け入れて工業の成長を図っています。