寝屋川市特別教育 – 国際コミュニケーション科よる英語力強化 –
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.neyagawa.osaka.jp/kosodate/iinkai/torikumi/eigotokku/10638.html
寝屋川市は、文部科学大臣指定「英語教育特別地域」により、2005年度から「国際コミュニケーション科」を設置し、「寝屋川市小中一貫教育」の柱の一つとして、英語教育を継続実施しています。
今回は、寝屋川市が力を入れている英語教育の詳細について紹介します。
寝屋川市の英語教育
近年、急速な技術革新や、グローバル化の進展により、社会の変化を予測することが難しくなっており、正しい情報を取捨選択し、活用していくことが必要とされいます。こうした中で、寝屋川市では「考える力を身につけた、たくましく生き抜く子」を目指す子ども像とし、義務教育9年間を見通した小中一貫の英語教育を推進しています。
寝屋川市内小学校の全学年に「国際コミュニケーション科」設置
英語を通じて、国際社会を主体的かつたくましく生きるために必要な融資や能力の基礎を育成し確かな英語力を身につけるため、寝屋川市内の小学校全学年に「国際コミュニケーション科」を設置しました。「国際コミュニケーション科」の設置により、コミュニケーション力や確かな英語力を身につけ、中学校外国語科への円滑な接続を図ることが出来るように取り組んでいます。
小学校1・2年生の英語教育
小学校1・2年生の「生活科」から6時間、「音楽科」から4時間の年間10時間を「国際コミュニケーション科」の学習時間にあてます。
他者と交流して認め合う活動や、言葉や絵、動作、劇化などの多様な方法を使って表現する活動を行います。また、身体表現を使ったリズム遊びや、日本語と外国語との違いに気づきながら歌唱や曲想に親しむ活動を実施します。
小学校3・4年生の英語教育
小学校2・3年生の「外国語活動」から年間35時間を「国際コミュニケーション科」の学習時間にあてます。
外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションをとろうとする態度の育成を図り、計画的・系統的な外国語によるコミュニケーション活動を行います。また、探究的な見方・考え方を通して、諸外国の生活や文化などを体験したり調査したりするなどの学習活動を実施します。
小学校5・6年生の英語教育
小学校5・6年生の「外国語科」から年間 70 時間を「国際コミュニケーション科」の学習時間にあてます。
教科書に加えて、寝屋川市国際コミュニケーション科のオリジナル教材「音声から文字への緩やかな5ステップ」を活用し、音と綴りの指導について系統性を重視した小学校6年間の文字指導を行い、円滑に中学校へつなげます。
寝屋川市の英語教育推進の取組
寝屋川市では、子どもたちが早期に英語に親しみを持ち、国際感覚とコミュニケーション能力を身につけるために、交流会やコンテストなど様々なイベントや活動を行っています。
ここでは、現在行っている英語教育推進活動の具体例を紹介します。
寝屋川市小中学校英語教育特別推進地域の研究発表大会
2年に1度、文部科学省が提供する研究主題をもとに、研究の取組を発表しています。
Hop Step English 交流会
寝屋川市小学校教育研究会「国際コミュニケーション科」と、寝屋川市中学校英語教育研究会の共催で、中学校区ごとに小学生と中学生が英語を使って交流会を行います。
寝屋川市教育委員会が主催のコンテスト「English Presentation Contest」
寝屋川市教育委員会と寝屋川市中学校英語教育研究会の共催で、 中学生が話し手と聞き手を意識した双方向でのコミュニケーションをめざし、英語で自分の思いを発表する「イングリッシュ・プレゼンテーション・コンテスト」を行います。
寝屋川市教育研修センター主催の「英語村事業」
寝屋川市教育研修センターが主催で、小中一貫教育で身につけてきた英語力を一層向上させ、グローバルな視点をもち、コミュニケーション力を身につけた世界に羽ばたく子どもの育成を目指す活動を行っております。
小学校英語村
寝屋川市立小学校の5年生及び6年生児童全員を対象に、学校ごとに開催しています。
英語での挨拶や自己紹介、歌やゲームを使った活動のほか、学校で学習を積み重ねてきたことを、外国人英語講師に紹介する活動などを行います。外国人英語講師とは、休憩時間や昼食の時間も英語だけで交流し、ともに1日を過ごします。
6年生では特に、教科の授業を英語で行う活動などを通して、実践的に英語を使う体験をします。また、音声とつづりの関係から文字への興味・関心を持たせながら、意欲の向上を図ります。国際理解を目的としたプログラムとして、外国人英語講師の母国について、やり取りを通して学習したり、英語の絵本を一緒に読んだりしています。
中学校英語村
寝屋川市立中学校の生徒の希望者を対象に、毎週水曜日の放課後や、長期休業中などに開催しています。テーマを設定した英語での会話などのほか、歌やゲームを使ったコミュニケーション活動、国際理解のためのプログラムなど、様々な内容を実施しています。また、イングリッシュ・プレゼンテーション・コンテストや英検受検に向けての取り組み等も行っています。総合教育研修センター及びコミュニティセンターでの実施だけでなく、各中学校への出張英語村も実施しています。
英検Jr. 英語検定補助
英語力向上の為に、寝屋川市では小学校6年生・中学生を対象に「英検Jr. 英語検定」の受験費補助を行っています。
受験費補助対象者
- 寝屋川市内に住所を有し、国立または私立の学校に在籍する小学6年生・中学生の保護者
- 寝屋川市立の学校に在籍する小学6年生・中学生の保護者
受験費の補助回数
- 小学6年生については年度内1回
- 中学生については年度内一回とし、中学2年生時に1回、中学1年生時または中学3年生時に1回
※3年間で2回を限度に補助を受けられる
受験補助額の詳細
対象者 | 種別 | 級等 | 補助額 |
小学6年生 | 英検Jr. | ブロンズ~ゴールド | 700円 |
中学1・3年生 | 英検 | 5級~1級 | 2,000円 |
中学2年生 | 英検 | 5級~1級 | 2,900円または受験料のいずれか低い額 |
寝屋川市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
今回は寝屋川市の英語教育情報について紹介しました。グローバル化が進む現代、市が一体となって子どもたちの英語力育成に取り組んでいることがよくわかりました。小学校低学年から英語の学習を取り入れることで、英語で会話する際に英語で考える「英語脳」や、ネイティブ発音に近づく「英語耳」が育ちやすくなると言われているので、子どもたちの成長が楽しみですね。
家庭教師のやる気アシストは、寝屋川市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。