中1ギャップと不登校
「中1ギャップ」という言葉をご存知でしょうか。小学校から中学校へ進学する際には、それまでの学習内容や人間関係が大きく変化しますよね。そういった環境の変化に適応ができず、不登校やいじめなどの問題が起こることを指します。
やる気アシストでも中学進学を機に、学校へ通えなくなってしまったというご家庭から相談を受けることも多く、実際に任せていただいているお子さんも多いです。
中1ギャップとやる気アシストでおこなっている支援についてお伝えしていきます!
中1ギャップが起こる理由
中1ギャップが起こる理由は1つではなく、進学によって起こる様々な変化一つ一つが複合して影響してきます。
学習内容の高度化
これまで計算などが中心だった「算数」は「数学」に変わり、内容は抽象的で論理的な思考力が必要になります。また、英語に関しても中学校からはどんどん本格化していき、授業数も増えます。
小学校までは、学校の授業を聞くだけで理解できていたとしても、中学校の内容になるとこれまでの学習スタイルでは授業についていけない・・・ということが起こり得ます。
評価の方法の変化
小学校でもテストはおこなわれますが、中学校のように定期的ではなく、テストの点数自体を重要視するというよりかは、教師側が子どもたちの理解度をチェックするためという傾向が強いです。
それに対して中学校では、定期的に試験がおこなわれ、子どもたちはそれに向けて計画的に勉強を進めていく必要が出てきます。また、点数に対しても評価に直接結びつくようになり、「平均点が何点だった」「順位が〇位だった」など、周囲と比較されることも多くなります。
指導体制の変化
小学校は基本的には「学級担任制」を採っており、担任の先生がほとんどすべての教科の授業をします。それだけでなく、休み時間や放課後など生徒指導の部分でも関わる時間は多いです。
一方で中学校へ上がると、学級ごとに担任は配置されますが、「教科担任制」となるため教科毎に先生が変わることになり、教師と子どもとの距離感に変化が出ます。これによって、何か悩みごとがあったときに相談しにくい状況になったり、不得意教科がさらに苦手になってしまったりすることも考えられます。
人間関係の変化
ほとんどの公立中学校は、周辺の複数の小学校から子どもたちが進学してきます。そのため、子どもたちは新たに人間関係をつくっていくことになります。今までの幼稚園や保育園、小学校よりも規模も大きくなり、人間関係が大きく変化するため、お子さんのタイプにっては精神的にかなりの負担になることが考えられます。
ご質問などお気軽にお問い合わせください。
中1ギャップはすべてのお子さんに起こります!
小学校と中学校の変化を避けて通ることはできません。大小の差はあれど、どのお子さんも小学校と中学校の違いに戸惑いを感じることはあると思います。
この戸惑いがまさに「中1ギャップ」という訳ですが、この中1ギャップが必ず不登校につながってしまう訳でもありません。
お子さんによっては、このギャップや変化が不登校の引き金になってしまうことがあることを、周囲の大人が理解しておいてあげることがとても重要です。
実際、学校現場でも小学校高学年から理科や体育は教科担当制にして、中学校の教員が小学校へ指導に出向くなどして、小中連携に力を入れ中1ギャプ対策を行っているところもあります。
やる気アシストの中1ギャプ対策
やる気アシストでも「中1ギャップ」が起きないよう対策を講じており、中学校進学の際のギャップを少しでも小さくすることができるようにお子さんと関わっていきます。
家庭教師として分からない問題を教えることはもちろんですが、中1のギャップを小さくするのに大切なのはやはり予習復習などの「勉強のやり方」をできる限り早くつかむことです。
要は、自宅での予習復習を含め「中学生活に慣れる」という事です。
学習内容が難しくなってもしっかりと授業が理解できるよう、自宅での予習復習、指導時の理解度確認と苦手箇所の強化を徹底して行います。また、中学に上がり教員との関係が希薄になることで、学校生活に不安を感じたり、その不安を相談する相手がいないことは中1ギャップの原因の1つにもなり得る重要な問題です。
そんな不安の相談相手として、身近な存在である家庭教師がお子さんに寄り添い、学校生活の不安や疑問を解決していくことで中1ギャップが不登校につながることをしっかりと回避していきます!
ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得
やる気アシストでは、ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得し、不登校のお子さんをより深く理解し、寄り添い、正しい知識を持って指導に当たれる体制づくりに力を入れています。
認定資格を持つスタッフが中心となり、社内スタッフや家庭教師に向け、不登校の正しい知識をつけるための勉強会や指導を行っています。
また、不登校のお子さんを持つご家族の方に向けても、接し方や声掛けの方法などをお伝えさせて頂いており、ご好評いただいております。
不登校のお子さんは第三者として接することができる家庭教師という存在が大きな役割を果たすことが多いです。私たちアシストは、正しい知識を持った家庭教師が、お子さんの「やる気」や「自信」を引き出しながら、勉強面だけでなく、精神面でもお子さんの良き相談相手になれるよう、お子さんに寄り添いながら指導を行っていきます。
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体験授業では、同じようなお子さんを教えたことのある経験豊富なスタッフがお伺いして、ご家庭の要望やお子さんの希望をお聞きした上でぴったりの方法を一緒に考えていきます。
また、実際に指導が始まった後も気になることや心配なことがあれば、お電話にて専門スタッフが相談をお受けすることも可能です!
不登校は早期に対応することが大切です。具体的な質問や相談が無くても大丈夫!「不登校になってしまって不安…」といった曖昧なご相談でOK!
まずはお子さんのためにお早めにご相談ください!