京都市西京区の学びスポット – 京都市洛西竹林公園の魅力 –
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://chikurin-park.com/
https://shirobito.jp/article/809
京都市西京区にある京都市洛西竹林公園は、全国でも珍しい竹の生態や文化技術を学べる「竹の資料館」や、応仁の乱の舞台となった「百々橋(どどばし)」など、歴史を学ぶ上でおすすめな施設です。ここでは、京都市洛西竹林公園の魅力について具体的に紹介していきます。
京都市西京区にある竹と歴史の博物館
京都市洛西竹林公園は洛西ニュータウン(京都市理想のまちとして開発されたニュータウン)の建設により大面積の竹林が伐採され、残った竹林を積極的に保存しようという声により開園された竹林公園で、京都市西京区の歴史と竹の生態について知れる博物館です。
古くから日本人の生活・文化・産業等に深い関係のある竹ですが、一般的にはあまり馴染みのない植物の一つではないでしょうか。京都市洛西竹林公園では全国各地から多くの竹類を収集して園内に植栽したほか、竹の良さやすばらしさ、竹の不思議さを記録した貴重な資料などを展示しています。
「竹の資料館」で竹について学ぶ
京都市洛西竹林公園は、竹の生態や伝統文化を学ぶことが出来る「竹の資料館」があります。
展示室には、京銘竹(きょうめいちく)と呼ばれる京都産の竹と、竹の特徴や竹の使用方法などが詳しく記載されたパネルが展示されています。
京銘竹(きょうめいちく)
京都ならではの加工で生まれた「白竹(白っぽい綺麗な竹)」「胡麻竹(黒い斑点が現れた竹)」「図面角竹(四角で特徴的な模様の竹)」「亀甲竹(きっこうちく:亀の甲羅のような形をした竹)」の総称。
生態園で竹の生態を観察する
回遊式和風庭園(園内を回遊して鑑賞する庭園)としてデザインされた生態園では、散策しながら竹や笹の生態を観察できます。
植栽されている竹や笹には植物名を示すラベルが立てられており、鑑賞だけでなく学術的に学べたり、緑の環境で竹林浴も楽しめる場所として世界的にも名高い公園です。
京都市西京区の歴史を知れる史跡
生態園内の小さな池には、室町時代に起きた「応仁の乱※」の発端である「百々橋(どどばし)」があるほか、戦国時代の武将織田信長の性格の一面を示す石仏が安置されており、京都の歴史の一面を学ぶことが出来ます。
百々橋(どどばし)とは
百々橋は、京都市百々町と宝鏡院東町(現在の京都市上京区)との境の寺之内通(現在の京都市上京区)に架けられていたもので、応仁の乱(1467-1477)のとき、 細川家(東軍)と山名家(西軍)が11年にわたって戦を行った橋です。
作者未詳の「今昔物語」では、夜更けに橋上で青い着物を着た妖女に出会ったという伝承が記されています。
※応仁の乱の背景については勉強お役立ち情報に詳しく記載しております。是非こちらをご覧ください!
室町幕府最後の将軍のために築いた石仏
生態園の東南角の一段高くなっている台地の小さい広場には、数々の石仏が安置されています。この石仏群は、織田信長が室町幕府最後の将軍、足利義昭(あしかがよしあき)のために築いた旧二条城(永禄12年、1569年) の石垣に使ったといわれる石仏で、現在の烏丸通・新町通・丸太町通・下立売通の2町四方のうちの烏丸出水ー丸太町間の390m にわたって石垣に使われていたとのことです。
二条城の歴史
【最初の二条城】
織田信長が足利義昭のために築いた二条城(旧二条城)は、実の兄である足利義輝(あしかがよしてる)が戦死した場所で、織田信長は親族のゆかりの地に義昭の新たな住処をつくったとされている。しかし、織田信長に対して反抗的な態度を繰り返したことにより、足利義昭は京を追放。二条城は焼き払われた。
【二番目の二条城】
旧二条城の破却後、織田信長は新たに二条城を建造した。
二条大路の南側にあった二条家邸宅の庭園を気に入った信長が、邸宅を譲り受け大改修を行ったと言われている。
しかし、この屋敷はすぐに正親町天皇の皇子である誠仁親王に譲られた。親王の邸宅になったことにより、現在この二条城は「二条御所」「下御所」と呼ばれている。防御性は低い。
【三番目の二条城】
本能寺の変後、信長後継者の地位を獲得した豊臣秀吉は、二条に城を新築。場所は織田信長が築いた二条御所と現在の二条城のちょうど中間ぐらいの位置で、当時この地にあった日蓮宗の大本山・妙顕寺(みょうけんじ)を移転して築いたため、「妙顕寺城」とも呼ばれている。
【四番目の二条城】
そして四番目に築かれたのが、現在に残る二条城。築城者は徳川家康。
関ヶ原の戦いに勝利した家康は、その翌年から築城を開始し、慶長7年(1602年)には天守や御殿が完成した。大型の破風を備えた五重天守が建つこの二条城は、天下人が秀吉から家康へと代わったことを高らかに宣言した城といえる。
世界遺産にも登録されている二条城には、家康時代に築かれた二の丸御殿をはじめ、貴重な遺構が多く残っている。色鮮やかで細やかな彫刻に彩られた唐門は、当時日本でナンバー1の最高級な門だったといえる。徳川将軍家の威光を示すため、技術の粋が尽くされた城である。
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京都市西京区の歴史
京都市西京区には多くの古墳があり、京都盆地の中で最も古くから人々が生活をはじめた地と言われています。平城京から長岡京への遷都(都を他へ移す)に伴い、自然豊かで鷹狩りなどの好適地として貴族たちから人気を集めることとなりました。
京都市西京区には、京都最古の大社である「松尾大社」や「天下分け目の大決戦」を代名詞にもつ「天王山」などがあり、まさに歴史の宝庫です。また、文学作品にも多数登場しており、美しい自然を背景とした「竹取物語」をはじめ、作者未詳の「今昔物語」や清少納言が残した「枕草子」など、数多くの文学作品の舞台として取り上げられています。
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京都市西京区で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
今回は京都市西京区の学びスポット「京都市洛西竹林公園」について紹介しました。普段なかなか知ることのできない竹の生態や歴史を物語る史跡が展示されているので、歴史について学べるのはとても魅力的ですね。また竹林浴も楽しめるので、ストレス発散やリラックス効果があるのも素敵ですね。子どもたちの受験や普段の勉強の息抜きとして、一度訪れてみるのもいいかもしれません。
家庭教師のやる気アシストは、京都市西京区で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
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