小学校5年生のお子さんへの教え方

家庭教師のやる気アシストへの学年別指導方法。小学校5年生のお子さんへの教え方を紹介します。
小学校5年生はどんなことを学ぶのか、アシストではどのような指導・サポートができるのかを紹介していきたいと思います。

文部科学省『生きる力』

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/

小学校5年生ではどんなことを学ぶの??

小学校5年生は全教科の中で国語と算数を一番多く学びます。また、音楽や図画工作、体育の時間が減り、社会の時間数が増えます。さらに外国語(英語)が始まります。

国語では熟語がたくさん出てくるようになります。さらに接続詞といった分同士のつながりを示す言葉が出てきます。古典の文章まで触れ始めるので一番つまずきやすい学年かもしれません。

算数では数の仕組み、比例、平均や百分率、様々な図形の面積・体積などを学びます。数の仕組みは、整数や小数の十進法について、偶数・奇数・倍数・約数などを理解します。ともに変わる2つの数量の変化を表を使って理解する比例も出てきます。平均や百分率、グラフなどを使って全体と部分の把握も行います。図形ではすべての種類の図形について学び、面積や体積の計算、円周率などについても学習します。

区分第1学年第2学年第3学年第4学年第5学年第6学年
国語306315245245175175
算数136175175175175175
理科0090105105105
社会007090100105
生活1021050000
音楽687060605050
図画工作687060605050
家庭00006055
体育1021051051059090
道徳343535353535
外国語00003535
総合0070707070
特別活動343535353535
総授業数850910945980980980

小学校5年生のつまずくポイントは??

国語のつまずきポイント

国語のつまずきポイントは、「古典」「要約する」の2点です。具体的に見ていきましょう!

古典

個人的には些か早い気もしますが、古典に触れていきます。とはいっても現代仮名遣いに直したり、文法を学んだりということはありません。あくまでも物語として学んでいきます。だからこそ、変な文章という先入観がついてしまうと今後の勉強のつまずきになってしまいます。

要約する

高学年での「話す・聞く・書く」ことにおいて重要なのは、目的意識だと言えます。
「話す」「書く」においては、目的を自分の中に明確にもっていないと、何を言いたいのか分からない話・文章になってしまいます。意外とこのような子供は多いものです。
「聞く」でも、自分は何を聞き取るべきなのか目的意識がなければ、意味のないことばかりメモをとっていて、見返しても役に立たないということはよくあります。
何のためにという目的意識がないと「〇字以内でまとめなさい」という問題が解けなくなってしまいます。会話の中で「まとめると、どういうこと?」といった言葉かけをしてあげるのが効果的です。

算数のつまずきポイント

算数のつまずきポイントは、「小数・分数・整数」「図形」「変化と関係」の3点です。

小数・分数・整数

小数、整数、分数で同じ数を表すことができるのを理解するのは難しい部分の一つです。線分図やテープ図を使い、意味をしっかり定着させましょう。
また、小数の割り算は文章問題の立式が難しいです。これも、図を使うとわかりやすくなるので、大人が図で説明することを意識し、子供にも簡単な図をかく習慣をつけましょう。

図形

面積・体積・円周率などを学んでいきます。ほとんど中学生の内容といっても差し支えありません。大事になってくるのが公式の暗記だけにならないこと。暗記させるよりも、公式の成り立ちを一緒に復習することが大切です。
また、円柱や角柱は初めて出てくる立体図形です。お菓子の空き箱など、身近な円柱・角柱を切り開いてみると、展開図を理解しやすくなります。

変化と関係

速さや割合の問題が特につまずいてしまいます。文章題において小学校最難関と言っても過言ではありません。やはり式を立てるところでつまずいてしまいます。これも、公式のように唱和して覚えさせる方法をとることもありますが、それでは本質的な理解にはなっていません。線分図などの図を使い、意味を理解させた上で、立式の訓練をさせましょう。

理科のつまずきポイント

理科のつまずきポイントは「条件制御」です。

条件制御

条件制御とは、複数ある条件の中で一つだけ変えることで、その条件が事象の変化の要因になるのかを調べることです。小学5年生の理科では「条件制御」がキーワードと言えます。例えば、「振り子の長さだけを変えるとどうなるか?」「コイルの巻き数だけを変えるとどうなるか?」などがよく聞かれます。
条件制御の意味がわからないと、かなりの場面でつまずいてしまうでしょう。その時に、実験の目的を再確認してください。実験の目的と照らし合わせて、一つ一つの実験の意味をきちんととらえさせるようにしましょう。

やる気アシストができる対策は??

小学校5年生の勉強で大事になってくることは、意見や考えを求めることだとアシストは考えます。
普段から、家庭で「あなたはどう思う?」と意見を求められていると、思考のトレーニングになります。また、家庭での会話の題材は、子供にとって身近なものが多いので、子供も意見を述べやすく、トレーニングにぴったりです。
また、5年生は、学習したばかりのことをすぐに他の学習で活かしていかなければならない、というのも特徴の一つです。

昨今、映像授業やプリントなどが主流になりつつありますが、完全な1対1の指導ができる家庭教師だからこそ、勉強内容の量が4年生までと比べて非常に多く、授業の進度が速くなる小学校5年生を有意義なものにできると考えています。

無料のパンフレットをお送りいたします。

目的別にみる家庭教師・勉強方法

アシストへお問合せいただくお子さんの中には、明確な目的をもってアシストで勉強を始めるお子さんも多くいらっしゃいます。

そんなお子さんのためにアシストでは目的に合わせた指導プランを考え、指導を行っています。目的別の指導方針・効果的な勉強方法について詳しくはこちらよりご覧ください。