芦屋市が推進する国際理解教育について

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.ashiya.lg.jp/kanri/shinkoukeikaku/documents/keikakusyo1.pdf
https://www.city.ashiya.lg.jp/gakkoukyouiku/kokusairikaikyouiku.html

国際化が全国的に著しく進んでいる中、芦屋市では「信頼される学校園と成熟した家庭・地域で育む豊かな人間力」の実現に向け、様々な取組を進めています。
今回は芦屋市の国際理解教育の推進について紹介していきます。 

目次

芦屋市を取り巻く社会情勢

社会経済情勢の急激な変化の対応

近年、グローバル化による急激な進展、文化の違いや価値観の変動、物価高による貧困など様々な社会問題が現れています。他にも、少子高齢化に伴う子どもの数の減少や学校の廃校など、子どもに関しての環境も大きく変化しており、誰もが平等に教育を受けられる社会が求められているのが現状です。  

 また、スマートフォンの普及によるSNS※の進展、さらにはAI※IoT※等の進展により、人々のライフスタイルや価値観も変化しています。そのため、それらに対応した教育や学習の場が必要であり、適切な情報を取捨選択する力が求められています。  

とは

インターネット上で交流ができる仕組みを指す。代表的なものは「X」「facebook」「LINE」「Instagram」など。

とは

別名、人工知能。
現代ではインターネット上で自動で文章作成が出来るchat GPなど、人々の仕事や生活を快適にしてくれるものも多数存在する。

IoT※(internet  of thing) とは

インターネット経由で会話が出来る仕組みのこと。
例えば、猫の首輪が飼い主に向かって「今トイレに行きたいよ」と呟ける。

グローバル化の進展について

平成31年4月の出入国管理法※の改正で外国人労働者が増えるなど、現在日本では多様化が進んでいます。
このような状況下において、私たちは様々な価値観や生きてきた背景などを理解し、互いに協力し合って暮らしていくことが必要不可欠であり、相手の立場を考えて寄り添う姿勢が必要です。そのため、世界共通言語でもある英語による会話も必要となってきます。  

出入国管理法 とは

正式名称は出入国管理及び難民認定法(入管法)
出入国するすべての人に対して、出入国の公正な管理と、難民の認定手続きの調整を目的とした法律。

芦屋市が考える、継続的な成長と発展

急速なグローバル化に適応していくには、異なる価値観や文化について理解し、尊重し合うことが求められています。
このことからも日本では平成28年に「持続可能な開発目標実施指針」を策定し、誰一人取り残されない社会づくりに向けて、芦屋市でも事業展開を進めています。

SDGs とは

持続可能な開発目標の略称。(Sustainable Development Goals:SDGs
「誰一人取り残さない」を理念に、持続可能な世界の実現を目指した17の目標と169の達成基準が設定されている。

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芦屋市が目指す教育

芦屋市は、これからの社会を担う子どもたちを宝とし、様々な経験によって学びを深めることが可能な教育を重視しています。
教育のまち、芦屋」として、子どもたちが大人に成長した時に、「芦屋で学び、育って、本当に良かった」と思えるようなまちづくりを目指しています。これまでのまちづくりや教育体制を維持しつつ、芦屋に住む子どもたちを受け入れ、互いを理解し協力し合えるような「寛容なまちづくり」の実現を目指します。

芦屋市のグローバル化に対応した教育推進

芦屋市では、義務教育において調和の取れた人間性、社会変化への対応力、問題解決能力の育成を目指しています。それらの力を養うために、語学力やコミュニケーション能力を鍛える「グローバル化に対応した教育」を進めています。
では、具体的にどのような施策があるのでしょうか。施策や取組について具体的に紹介していきます。

芦屋市のグローバル化に対応する施策・取組

異文化交流

グローバル化」=「英語習得」だと思う方も多いと思いますが、実際は英語力があるからといってグローバルで活躍できる人材だとは言い切れません。グローバル社会を生きるために大切なのは、国籍や文化などの違いに囚われず、互いを尊重し理解する意識と態度です。
芦屋市では異文化交流の機会を設けています。多国籍の人との交流を深めることで、子どもたちの異文化に対する興味関心を高め、相互に学び合い、国際社会への視野を広げます。

教育体制の充実

教員の専門性を高めるために、研修体制の充実、専門性の高い外国人講師(ALT)の配置します。
また、 個に応じた教材の工夫や開発を進め、英語力とコミュニケーション能力の向上を目指した事業研究を進めます。

外国人の子どもたちに対する支援

芦屋市では、多国籍の子どもたちに対するサポートも行っています。
日本語指導や支援を充実させ、外国人の子どもたちが日本でも自らのアイデンティティを確立できるように取り組んでいます。

英語能力の向上

外国語でスピーチを行い、子どもたちが互いに学び合える機会を作ります。
また、子どもたちが中学校を卒業するまでに「英語検定3級以上」相当の力が身につくように、様々な取組を実践します。

芦屋市の国際理解教育推進事業

芦屋市では、子どもたちの国際理解を深めるため、2つの事業を実施しています。ここからは、具体的な事業内容について紹介していきます。

芦屋市立中学生海外派遣事業

これからのグローバル社会を担う中学生を対象に、芦屋市の代表としてアメリカにある姉妹都市(モンテペロ市)へ派遣し、現地の人たちと交流します。この海外派遣事業にはホストファミリーとの交流や現地での英語研修、日系博物館の見学などのプログラムがあり、異なる文化や生活様式に触れることで、子どもたちの豊かな国際感覚を育てます。

芦屋市立中学生国内留学体験事業

令和3年度より開始したこの事業では、芦屋市立中学校の子どもたちを対象に国内留学体験事業を実施しています。芦屋市内にあるキッザニア甲子園で、英会話体験と職業体験を行います。これらの体験は、グローバル社会を生き抜くために必要な多文化への尊重・理解の意識を深めるとともに、職業意識を高めるキャリア教育の場としています。

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芦屋市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は芦屋市の国際理解教育について紹介しました。
グローバル化により、英語力やコミュニケーション力がより必要とされる時代になりました。芦屋市では、地域一体となって取組や事業を展開しているため、子どもたちのさらなる成長が期待できますね。

家庭教師のやる気アシストは、芦屋市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人

家庭教師のやる気アシスト編集部

家庭教師のやる気アシスト編集部は小・中・高校生のお子さんを持つスタッフばかり。わが子の勉強に悩む当事者として、勉強のコツや不安など当事者の目線で記事にしています。
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