長浜市の「誰一人取り残さない教育の実現」に向けた取り組み
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.nagahama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000013/13613/manabinosusume.pdf
https://www.city.nagahama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000013/13607/gakucho-result.pdf
https://qubena.com/cases/eventreport08
https://edu.qubena.com/l/968643/2023-08-06/pts5pr/968643/1691372397rhOBlfZB/Nagahama_230725_Qubena_Knowledge_8.pdf
長浜市は、すべての子どもたちが「真の学力」を身につけ、「誰一人取り残さない長浜の教育の実現」を目標に掲げています。
この目標を達成するために、長浜市教育委員会はさまざまな施策を展開しています。今回はそんな長浜市の教育に関する施策をご紹介していきます。
長浜市について
滋賀県長浜市は琵琶湖東北部に位置し、歴史的な城下町としての風格を持ち、現在約11万人の人口を有します。市内には小学校17校と中学校7校があり、約9,000人の児童生徒が学んでいます。
長浜市では、令和5年度の全国学力・学習状況調査の結果、小学校の国語と算数で全国平均を下回る結果が出ました。また、将来の夢や目標を持っている児童生徒の割合も全国平均より5~7%低く、基礎・基本の定着には課題が見られました。さらに、授業時間外の勉強時間も滋賀県平均・全国平均を下回っています。
これらの課題に対処するため、長浜市は「子どもが自ら学ぼうとする授業」の実践を徹底し、「学びに向かう力」の育成に力を入れています。具体的な取り組みとしては、縦の連携を深めることで「生きる力」の育成を図り、子どもたちの自主学習を重視しています。例えば、算数チャレンジ「めざせ!マス・マスター!」や、タブレットを用いた補充学習タイム「キュビナ」、土曜チャレンジ、学習参観など、子どもが学びを楽しみながら主体的に取り組めるよう工夫されています。
また、「長浜こどものちかい」と「子育て憲章」を通じて、子どもたちが夢や目標を持ち、思いやりのある心を育むことを目指しています。具体的には、「元気にあいさつをする」「困っている人に言葉をかける」といった基本的な生活習慣を育てるための取り組みが行われています。
長浜こどものちかいと子育て憲章
長浜市では、「長浜こどものちかい」と「子育て憲章」を通じて、子どもたちの成長を支える取り組みを行っています。これらの取り組みは、子どもたちが夢や目標を持ち、思いやりのある心を育み、地域社会に貢献できる人材となることを目指しています。
めざす子ども像
夢や目標を持ち、
それに向かって努力する子
思いやりのある
心のやさしい子
ふるさとを愛し、
誇りを持って生きる子
長浜子どものちかい
- 元気にあいさつをする
- 名前を呼ばれたら「はい」と返事をする
- 「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言う
- 困っている人に言葉をかける
- 人の話をしっかり聞く
長浜子育て憲章
- 子どもに誠実に生きる姿を見せる
- 見守るまなざし、叱る勇気を大事にする
- ルールとマナーを教え、奉仕の心を育む
- 自然や人々に感謝の心で触れ合う子どもを育てる
- 長浜に誇りを持ち、地域に貢献する子どもを育てる
これらの取り組みで、子どもたちが健やかに成長し、地域に貢献できる人材となることを目指しています。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
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長浜市の学び方マニュアル「学びのすすめ」
長浜市は「学びのすすめ」というマニュアルを通じて、子どもたちが効果的な学習習慣を身につけるためのガイドラインを提供しています。ここでは、子どもたちだけでなく、保護者さま向けのコラムも含まれており、親子で一緒に学習に取り組むことが推奨されています。
生活のリズムを整える
- 早寝・早起き:成長ホルモンの分泌を促し、体内時計を整えます。
- 朝ごはん:脳や体にエネルギーを補給し、集中力を高めます。
正しい姿勢で学習する
- 座り方:腰と膝が90度になるように深く座り、机との間に適度な距離を保つことで、長時間座っても疲れにくくなります。
- 鉛筆の持ち方:指に負担がかからず、きれいな字を書けるようにします。
学習環境の整備
机の上を整頓:学習に必要なものだけを出し、気が散らない環境を作ります。
学校での授業で大切にすること
- 学習の目標を持つ:今日何を学ぶのか、どんなことができるようになるのかを明確にします。
- 自分で考える:自分の考えを持ち、間違いを恐れずに表現します。
- みんなで話し合う:自分の意見を伝え、他人の意見を聞き、比較します。
- 成果を確かめる:問題を解き、できるようになったことを確認します。
- 学習を振り返る:何を学んだか、どう感じたかをノートに記録します。
家庭での学習習慣
- 宿題をする:学校で学んだことを定着させるため、宿題は必ず行います。
- 読書をする:好きな本を読んで、興味関心を広げます。
- 学校でのことを話す:学校での出来事や学びを家庭で共有します。
このマニュアルは、子どもたちが学ぶ力を身につけるための基本的な習慣を育てることを目的としています。保護者さまも子どもの学習を支えるための重要な役割を果たしており、一緒に学ぶことで家庭学習の効果を高めることができます。
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長浜市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
長浜市の教育改革は、全ての子どもたちが「真の学力」を身につけ、「誰一人取り残さない」教育を実現するための重要な取り組みです。現状の課題を克服するために、長浜市は自主的な学びを促進する授業の実践、学びに向かう力の育成、縦の連携と系統的な教育、そして自主学習の推進といった具体的な施策を展開しています。
また、「長浜こどものちかい」と「子育て憲章」を通じて、子どもたちの心の成長と地域社会への貢献を目指しています。さらに、「学びのすすめ」マニュアルを活用することで、家庭と学校が一体となって子どもたちの学習習慣を確立し、学びの効果を高めています。
これらの取り組みを通じて、長浜市は子どもたちが健やかに成長し、将来にわたって社会に貢献できる人材となることを目指しています。長浜市の教育改革は、今後も地域全体で支え、発展させていくことが期待されます。
家庭教師のやる気アシストは、長浜市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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