阪南市の教育 – はんなんの教育と海洋教育科 –
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.hannan.lg.jp/material/files/group/29/r6kihonnhousin.pdf
https://www.city.hannan.lg.jp/kakuka/syogai/gakko/1615283243604.html
https://3710lab.com/contents/1338/
阪南市では、「誰一人取り残さず誰もが輝くことができる協働・共創社会のひと・まちづくり」を基本理念とし、学校園や家庭・地域等との協働を充実させることを重点にしています。また、特別教育課程「海洋教育科」では、海とふれあい、海を学ぶことで地域の環境に関心を持 つとともに、地域の人と共に活動を行い、地域の一員としての自覚を育むことを目的としています。
今回は、阪南市で行われている「海洋教育科」について具体的に紹介します。
阪南市教育の基本方針
阪南市は海・山に囲まれた市で、非常に自然環境に恵まれています。そのため、学校教育において身近な環境課題を取り上げ、解決に取り組むことで海洋教育を通した海洋リテラシーの育成をはじめとする環境教育を推進しています。教育活動全体を通じて、子どもたちの自己肯定感・自己有用感を高められるよう、子どもが自主的・主体的に取り組む活動を実施することで「はんなんの教育」に沿った取り組みがされています。
はんなん教育の基本方針
- すべての個性を輝かせ、「一人ひとりの自己実現をはかる教育」を推進する
- 人がつながり支え合い「ともに学び・ともに育つ共生の教育」を推進する
- まなぶ・はぐくむ・つなぐ「生涯学習のひと・まちづくり」を推進する
- はんなんのうみ・さと・やまをフィールドに「未来に向かって生きる力」を育む
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
阪南市の特別教育「海洋教育科」
海洋教育とは
私たちは海からたくさんの恩恵を受けている一方で、海にたくさんの悪影響を与えてしまっていることから、海洋と人間の共生は非常に重要な課題であると言えます。これらの背景から、海の保全と持続を目指すための知識や技能、思考、判断、表現のの力を持つ人材の育成が必要であると考えられており、この課題を解決するために海洋に関する学習を推進しています。
海洋教育とは「海洋と人類の共生」という大きな課題に向かい、その実現に向けて必要な知識や技能を身につけ、行動できるような人材の育成を目指したものです。海と密接する阪南市では、この海洋教育に積極的に取り組んでいるのです。
阪南市内の小学校での取組
阪南市では、令和5年度より本格的に海洋教育を進めており、市内小学校8校で実施しています。その中で、阪南市立西鳥取小学校の取組を紹介します。
小学1~2年生の取組目標「海に親しむ」
ビーチコーミング、石ころアート、チリメンモンスター探し等を通して近くに自然豊かな海があることを知り、海の楽しさに触れてもらう。
小学校3年生の取組目標「海を知る」
海藻おしば、アマモ苗床づくり・播種、海苔漉き体験等を通して海の楽しさや海の大切さを知る。
小学4年生の取組目標「海を守る」
理科や社会科と連携しながら、生きもののすみかの重要性や環境保全について学ぶとともに、海苔漉き体験を通じて漁業について考えるきっかけにする。
小学5年生の取組目標「海と漁業の関わりを知る」
漁港見学、稚魚放流、ワカメ種糸付け・収穫、田植え、稲刈り体験などを通じて社会科の漁業の学習とリンクさせ、海と漁業の関わりを知り、海の利用について学ぶ。
小学6年生の取組目標「海を伝える」
地域の歴史や文化について学ぶことで、6年間の集大成として海の活動から地域や社会について理解を深める。
これらの活動に取り組むことにより、「自分から進んで課題に向きあう」「仲間と協力し ながら取り組む」「自信をもって自分の考えを発信する」などの効果が顕著となり、特例校の教育目標である「清く・正しく・まるく・明るく・そして強く、共に伸びゆく子の育成」に近づくことができます。また、海洋教育での活動や学習を自らの生き方や社会の担い手として成長するための 経験とし、地域の海や地域の人々とのつながる活動を通じて地域に対する愛着を深めることができます。
阪南市海洋教育の今後の課題
海洋教育の今後の課題として、海洋に関する教育内容の明確化、海洋教育を普及させるための学習環境の整備、海洋教育を広げ深める外部支援体制の充実、海洋教育の担い手となる人材の育成、 海洋教育に関する研究の積極的推進等が上げられています。
阪南市では、海洋教育に取り組んでいる学校と阪南市教育委員会で作成した、海洋教育副読本 「はんなんのうみ」が活用されています。また、教員の専門的な知識・技能の習得を積極的に行い、博物館等の学芸員が専門を活かした外部講師として出張授業を行うことで、理科教育の補助に併せて教育課題の海洋教育、キャリア教育、 環境教育に応える教育効果を生み出すことが出来るでしょう。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
阪南市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
今回は阪南市の教育方針と海洋教育について紹介しました。
阪南市では地域の特性に応じた多様な取り組みを通じて、すべての子どもたちに質の高い教育を提供することを目指しています。海洋教育は、子どもたちの学びの幅を広げるとともに、地域の資源守るために何ができるのか、それらの環境問題について考える機会に繋がります。子どもたちが未来に向けて必要なスキルを身につけ、豊かな成長を遂げられる環境が整備されることが期待されます。
家庭教師のやる気アシストは阪南市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
関連記事
-
地域教育情報
姫路市の進める小中一貫教育
この記事は以下のサイトを参考にしています。 https://www.city.himeji.lg.jp/bousai/cmsfiles/contents/0000003/3853/20195913353.pdf 姫路市は姫路市教育振興基本計画に基づいて、お子さんを取り巻く生活環境の変化や、身体の発達の加速傾向などから生じ… -
地域教育情報
城陽市の古墳紹介 – 地域の歴史を学ぶ –
この記事は以下のサイトを参考にしています。 https://www.city.joyo.kyoto.jp/0000006270.html https://www.city.joyo.kyoto.jp/0000006159.html ビスマルク宰相の「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という歴史的な言葉があります。 歴史は、私たち…