中学美術の勉強内容

家庭教師のやる気アシストへの教科別勉強内容紹介。今回は中学生の美術についてです。
美術の大きな目標は

表現及び鑑賞の幅広い活動を通して,美術の創造活動の喜びを味わい美術を愛好する心情を育てるとともに,感性を豊かにし,美術の基礎的な能力を伸ばし,美術文化についての理解を深め,豊かな情操を養う。

ことです。

文部科学省『生きる力』

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/

中学校1年生の美術の勉強内容

目標

中学校1年生で学ぶ美術の目標は3つ定められています。

  1. 楽しく美術の活動に取り組み美術を愛好する心情を培い,心豊かな生活を創造していく意欲と態度を育てる。
  2. 対象を見つめ感じ取る力や想像力を高め,豊かに発想し構想する能力や形や色彩などによる表現の技能を身に付け,意図に応じて創意工夫し美しく表現する能力を育てる。
  3. 自然の造形や美術作品などについての基礎的な理解や見方を広げ,美術文化に対する関心を高め,よさや美しさなどを味わう鑑賞の能力を育てる。

内容

美術は「表現」と「鑑賞」に2分されます。

表現

  1. 感じ取ったことや考えたことなどを基に,絵や彫刻などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。
    ア 対象を見つめ感じ取った形や色彩の特徴や美しさ,想像したことなどを基に主題を生み出すこと。
    イ 主題などを基に,全体と部分との関係などを考えて創造的な構成を工夫し,心豊かに表現する構想を練ること。
  2. 伝える,使うなどの目的や機能を考え,デザインや工芸などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。
    ア 目的や条件などを基に,美的感覚を働かせて,構成や装飾を考え,表現の構想を練ること。
    イ 他者の立場に立って,伝えたい内容について分かりやすさや美しさなどを考え,表現の構想を練ること。
    ウ 用途や機能,使用する者の気持ち,材料などから美しさなどを考え,表現の構想を練ること。
  3. 発想や構想をしたことなどを基に表現する活動を通して,技能に関する次の事項を指導する。
    ア 形や色彩などの表し方を身に付け,意図に応じて材料や用具の生かし方などを考え,創意工夫して表現すること。
    イ 材料や用具の特性などから制作の順序などを考えながら,見通しをもって表現すること。

鑑賞

  1. 美術作品などのよさや美しさを感じ取り味わう活動を通して,鑑賞に関する次の事項を指導する。
    ア 造形的なよさや美しさ,作者の心情や意図と表現の工夫,美と機能性の調和,生活における美術の働きなどを感じ取り,作品などに対する思いや考えを説明し合うなどして,対象の見方や感じ方を広げること。
    イ 身近な地域や日本及び諸外国の美術の文化遺産などを鑑賞し,そのよさや美しさなどを感じ取り,美術文化に対する関心を高めること。

中学校2・3年生の美術の勉強内容

目標

中学校2・3年生で学ぶ美術の目標は3つ定められています。

  1. 主体的に美術の活動に取り組み美術を愛好する心情を深め,心豊かな生活を創造していく意欲と態度を高める。
  2. 対象を深く見つめ感じ取る力や想像力を一層高め,独創的・総合的な見方や考え方を培い,豊かに発想し構想する能力や自分の表現方法を創意工夫し,創造的に表現する能力を伸ばす。
  3. 自然の造形,美術作品や文化遺産などについての理解や見方を深め,心豊かに生きることと美術とのかかわりに関心をもち,よさや美しさなどを味わう鑑賞の能力を高める。

内容

美術は「表現」と「鑑賞」に2分されます。

表現

  1. 感じ取ったことや考えたことなどを基に,絵や彫刻などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。
    ア 対象を深く見つめ感じ取ったこと,考えたこと,夢,想像や感情などの心の世界などを基に,主題を生み出すこと。
    イ 主題などを基に想像力を働かせ,単純化や省略,強調,材料の組合せなどを考え,創造的な構成を工夫し,心豊かな表現の構想を練ること。
  2. 伝える,使うなどの目的や機能を考え,デザインや工芸などに表現する活動を通して,発想や構想に関する次の事項を指導する。
    ア 目的や条件などを基に,美的感覚を働かせて形や色彩,図柄,材料,光などの組合せを簡潔にしたり総合化したりするなどして構成や装飾を考え,表現の構想を練ること。
    イ 伝えたい内容を多くの人々に伝えるために,形や色彩などの効果を生かして分かりやすさや美しさなどを考え,表現の構想を練ること。
    ウ 使用する者の気持ちや機能,夢や想像,造形的な美しさなどを総合的に考え,表現の構想を練ること。
  3. 発想や構想をしたことなどを基に表現する活動を通して,技能に関する次の事項を指導する。
    ア 材料や用具の特性を生かし,自分の表現意図に合う新たな表現方法を工夫するなどして創造的に表現すること。
    イ 材料や用具,表現方法の特性などから制作の順序などを総合的に考えながら,見通しをもって表現すること。

鑑賞

  1. 美術作品などのよさや美しさを感じ取り味わう活動を通して,鑑賞に関する次の事項を指導する。
    ア 造形的なよさや美しさ,作者の心情や意図と創造的な表現の工夫,目的や機能との調和のとれた洗練された美しさなどを感じ取り見方を深め,作品などに対する自分の価値意識をもって批評し合うなどして,美意識を高め幅広く味わうこと。
    イ 美術作品などに取り入れられている自然のよさや,自然や身近な環境の中に見られる造形的な美しさなどを感じ取り,安らぎや自然との共生などの視点から,生活を美しく豊かにする美術の働きについて理解すること。
    ウ 日本の美術の概括的な変遷や作品の特質を調べたり,それらの作品を鑑賞したりして,日本の美術や伝統と文化に対する理解と愛情を深めるとともに,諸外国の美術や文化との相違と共通性に気付き,それぞれのよさや美しさなどを味わい,美術を通した国際理解を深め,美術文化の継承と創造への関心を高めること。
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