福岡県の不登校支援策「学びの多様化学校」とは?
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/manabijujitu.html
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/717892_62045651_misc.pdf
学校教育の中で挙げられる課題の一つに、「不登校」があります。福岡県でも、公立の小・中学校の長期欠席率や不登校の子どもたちは増え続けています。そのような状況を受け、福岡県でも様々な不登校支援策を考案しています。令和7年には、不登校になったお子さんのための新たな学び場も設置予定とされています。
本記事では、福岡県の不登校支援策について掘り下げていきます。福岡県で不登校のお子さんを支える保護者さまにとって、少しでも有益な情報となれば幸いです。
福岡県が作成した「不登校児童生徒支援リーフレット」について
福岡県では、不登校になったお子さんが学校内・学校外で適切な支援を受けることが出来ていないことが課題であると考えています。
福岡県教育委員会は令和3年に福岡県不登校児童生徒支援グランドデザインを策定し、「不登校を生まない取組」と「不登校のお子さんへの支援」をより強化していくとし、その取組の一つとして、「福岡県不登校児童生徒支援リーフレット」を作成しました。
ここからは、「福岡県不登校児童生徒支援リーフレット」にある、学校内と学校外の支援内容について触れていきます。
福岡県の学校内における支援
学校内の支援としては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによるカウンセリング、不登校対策委員会のケース会議があります。具体的な支援内容としては、マンツーマンでの対応、教室以外の居場所づくり、ICTを活用した自宅学習などが挙げられます。
福岡県の学校外における支援
どうしても学校に行くことが出来ないお子さんについては、学校外での支援を受けることが出来ます。
例えば、福岡県にある教育支援センターでは「適応指導教室」を運営しています。適応指導教室は、不登校のお子さんの社会的自立を目指すための施設で、各市町に設置されています。学習サポートだけではなく、体験活動やカウンセリングなど、幅広い支援を受けることが出来ます。
また、福岡県では民間団体が運営する「フリースクール」も点在しています。フリースクールは個々に合わせた学習支援や体験活動を通じて、自己肯定感、主体性、社会性を育てる施設です。フリースクールによって教育方針は異なるため、お子さんに合う場所を選ぶことが大切です。
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福岡県にある不登校経験のあるお子さんのための学び場
福岡県内の中学校では、年々不登校になってしまうお子さんが増えています。
こうした背景を踏まえ、福岡県では不登校のお子さんの悩みに合わせて進路を選べるように、令和7年度に「学びの多様化学校」という新たな学びの場を設置すると発表しています。ここからは、「学びの多様化学校」について詳しく解説します。
「学びの多様化学校」と「学校」は何が違うの?
「学びの多様化学校」とは、不登校になったお子さんのための新たな学び場です。
通常の学校との違いは、授業内容や授業のペースです。通常の学校では、授業時間や内容が決まっています。しかし、学びの多様化学校は特色ある教科の導入や総授業時間を減らすなど、お子さんの状況に合わせてカリキュラムを編成します。
通常の学校と同じく卒業資格を貰えるため、不登校になってしまったけど学校で学びたいと思うお子さんにとって有益な場所になるでしょう。
「学びの多様化学校」はどこに設置される?
「学びの多様化学校」は、福岡県小郡市三沢にある「福岡県立小郡高等学校」に設置予定です。
様々な要因によって不登校になってしまったお子さんが、個々に応じたカリキュラムでの支援を受けることで良い未来を選択できるように、という意味を込めて「普通科未来創造コース」という名称になりました。
「学びの多様化学校」のコースの特徴
「学びの多様化学校」では、通常の学校とは違う点が多数あります。
例えば、少人数での学級編成は、個別指導や子どもたちの交流に繋がります。安心して学校に通えるように、「普通科未来創造コース」の子どもたち専用の昇降口も設置されています。
また、ICTを活用したオンライン学習の導入は、現代のデジタル社会に適応する力を育み、お子さんの自主学習を促進します。登校時の服装に規定がないのもポイントです。
「学びの多様化学校」の特色あるカリキュラム
福岡県の「学びの多様化学校」は、通常の学校とは違いお子さんの現状に合わせたカリキュラムを選択することが出来ます。
例えば、「中学校で習う内容を学び直す」「コミュニケーションやソーシャルスキルを磨く」など、様々な科目が用意されています。また、コース独自の学校行事もあるため、お子さんの学習能力だけではなく社会性やコミュニケーション力を育みます。
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福岡県で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
福岡県では、増加する不登校の子どもたちへの支援策として、「学びの多様化学校」を設置する取り組みを進めています。この学校は、通常の学校と異なり、不登校の子どもたちが安心して学べる環境を提供する新たな学び場です。
保護者さまは、不登校になったお子さんに最適な教育環境を検討する際、学びの多様化学校やフリースクール、適応指導教室の役割や特長を理解し、その選択肢を視野に入れることで、お子さんがより良い未来を築く手助けとなるでしょう。
家庭教師のやる気アシストは福岡県の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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