宮城県の不登校児童生徒への支援の在り方について

この記事は以下のサイトを参考にしています。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.pref.miyagi.jp/documents/1275/867837.pdf

宮城県では、近年不登校児童生徒が増加傾向であるということが「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
「宮城県長期欠席情況調査」の結果から分かります。

そのような背景を受け、宮城県では、不登校になったお子さんが社会的に自立に向けて歩めるよう、「3つのステップ」に取組んでいます。

本記事では宮城県の不登校支援への施策を紹介するとともに、家庭教師のやる気アシストが行える不登校のお子さんへのサポート内容まで紹介していきたいと思います。

目次

宮城県の不登校生徒の現状

宮城県の不登校の要因と背景

小学校に於ける不登校のきっかけは「不安などの情緒的混乱」、「無気力」、「親子関係をめぐる問題」が多いことが分かっています。
それに比べ中学校では「無気力」、「いじめを除く人間関係」、「学業の不振」が多い状況です。

それを踏まえ、下記では小学校と中学校における不登校継続の要因についてご紹介します。

小学生

小学校における不登校継続の要因は主に3つあります。

1つ目は「保護者意識」2つ目は「登校に不安」3つ目は「無気力」が多くなっており、この傾向は平成28年度調査から続いています。

中学生

中学生における不登校継続の要因は主に3つあります。

1つ目は「登校に不安」2つ目は「無気力」3つ目は「生活習慣の乱れ」が多くなっており、この傾向は平成28年度調査から続いています。

宮城県が取組む「3つのステップ」

不登校を減らすためには,事が起きてから対応するという発想では,間に合わないこともあります。
そこで宮城県は、「未然防止」「初期対応」の2つに分け予防教育的な不登校への対応を行っています。

未然防止」とは、すべての児童生徒を対象に日々の授業や学校生活の中で「学校に来ることが楽しい」と感じられるような
「魅力的な学校づくり」を進めることを意味しています。
初期対応」とは、前年度まで休みがちであった児童生徒を中心に,安易に休ませないための対応のことを意味しています。

上記の「未然防止」「初期対応」を行っても欠席が30日を超える児童生徒には、学びの場を確保するとともに「自立支援」を行います。

下記ではこれらの「3つのステップ」について詳しく紹介していきます。

「未然防止」について

宮城県は不登校になるきっかけを生まないために「魅力的な学校づくり」を進めることで不登校だけではなくいじめ等の問題行動等の対策にも効果的です。
宮城県が行っている「魅力的な学校づくり」は5つの視点に分けられます。下記に5つの視点をまとめました。

温かな学級作り
・先生が児童生徒を認め,ほめること
・自己有用感や自己存在感を育む活動(係活動や委員会活動,職場体験活動 等)を行う
子供同士や先生と子供の絆づくり
・日々の授業や行事等で,全ての児童生徒が活躍し,仲間意識を育てる活動の設定
分かる授業づくり
・ねらいや課題の明確化
・学習形態や指導体制の工夫
・成功体験の創出 等
小学校・中学校の連携
・情報交換会
・体験入学 等
家庭との連携
・電話連絡や各種おたより,家庭訪問 等

「初期対応」について

宮城県では、初期対応として事前アクションと欠席したときのアクションにわけて不登校を生まないための取組を行っています。

事前アクションとは

まず初めに①「配慮すべき子ども」を把握することが重要です。
過去3年間の欠席・遅刻・早退の状況を確認し、特別な配慮が必要な子どもを事前にピックアップしておきます。

次に②学級編制においては、子どもたちの個性やニーズに応じた工夫を施し、最適な環境を作ることが求められます。
また、③学級開きでは、ゲームなども取り入れた自己紹介を行うことで、子どもたちがリラックスしてコミュニケーションを取れる機会を作りましょう。
さらに、④教育相談体制を充実させることも大切です。個々の子どもの悩みや困りごとに対応できる環境を整え、必要に応じてサポートを行える体制を構築します。

欠席したときのアクション

次に①情報の共有を行います。対応チームを早期に編成し、例として累積欠席数が3日になった時点で、対応チームを発足させます。
次に、②早期対応を実施します。具体的な対応方法として、欠席1日目にはすぐに電話連絡を行い、欠席2日目には再度電話連絡もしくは手紙を送ります欠席3日目には家庭訪問を行い、状況を確認します。
また、本人や保護者との対応内容やその反応などを記録した個人記録票を作成し、対応を詳細に記録します。

「自立支援」について

不登校(傾向を含む)のお子さまへの効果的な支援を行うために、学校内外のコーディネーター的な役割を果たす不登校支援担当を明確に位置付け、「連携」「記録・評価」「環境整備」と3つに分け対応しています。

連携」「記録・評価」「環境整備」の主な役割として、校内での連絡調整や個人記録票の管理児童生徒の状況に関する情報収集、さらには学校外の関係機関との連携・協力が挙げられます。

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やる気アシストが宮城県で行うことができるフォロー

家庭教師のやる気アシストでは、これまでに1,000名以上の不登校のお子さんの指導実績があります。
専門の知識を有する講師やスタッフの体制を整え、勉強の遅れや進学・受験の不安を持つお子さん一人ひとりに向き合い、これまでの経験や実績を生かしながら解決しています。
また、不登校のお子さんは勉強面だけではなく、メンタルや生活面のサポートも大切になります。
不登校でお悩みのお子さんや保護者さまのお悩みを解消し、一人ひとりがやる気と自信を持って前に進めるように全力でサポートしていきますので、まずはお気軽にご相談ください。

不登校に関する有資格者を中心に、お子さんのサポートに取り組んでいます

ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得

近年、不登校のお子さんが増加の一途をたどる中、アシストでももっとお子さんやご家族に安心していただきたい、お役に立ちたいという思いから 「不登校訪問専門員」「ひきこもり支援士」の資格を取得しました。
第三者としてお子さんやご家族に寄り添い、正しい知識をもってサポートしていける資格です。

アシストでは、専門知識を有する不登校のお子さん支援のスペシャリストが中心となり、担当の家庭教師やスタッフにも不登校の正しい知識をつけるための勉強会や指導を行い、これまで以上にお子さんとご家族に寄り添った支援を行っていけるよう努力を重ねています。

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宮城県で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

宮城県では、不登校になったお子さんが社会的に自立に向けて歩めるよう、「3つのステップ」に取組んでいます。

また、家庭教師のやる気アシストでも、宮城県の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこちらのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:お城巡り

学習アドバイザー 広田

関西大学大学院を卒業後、小6・中3・高3の受験生を主に指導をしてきました。学生の悩み相談を受けているうちに勉強に悩む子を救ってあげたいという気持ちが強まり学習アドバイザーとなりました。勉強に悩む保護者さまやお子さんにお役に立てる記事を配信していければと思います。
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