【大阪府】令和5年度/2023年度入学者高校入試選抜試験:国語の解説

大阪府の2023年3月実施の令和5年度(2023年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。

大阪府の国語の問題は、レベル別にABCの問題が用意されています。受験する学校によりどの問題を採用するかが異なり、難易度は、Aが易、Bがやや難、Cが難となっています。
過去問はABCのすべての問題の解説をしていますので、受験する高校に合わせて、活用してください。

大阪府の公立高校入試情報はこちら

【国語A】大問1

問題文

1.次の(1)~(4)の文中の傍線を付けた漢字の読み方を書きなさい。また、(5)~(8)の文中の傍線を付けたカタカナを漢字になおし、書きなさい。
(1)宿舎に到着する。
(2)勝利の栄冠に輝く。
(3)試合で全力をくす。
(4)友人に本をめる。
(5)毎朝七時にきる。
(6)教室を美しくタモつ。
(7)ウチュウ飛行士が帰還する。
(8)キュウキュウ箱を常備する。

2.次の文中のA~Cの傍線をつけた「の」のうち、一つだけ他とはたらきの異なるものがある。その記号を選びなさい。

今週A土曜日に、駅前Bホールで、私C好きな歌手がコンサートを行う予定だ。

解答・解説

1.
(1)しゅくしゃ
(2)えいかん
(3)つ
(4)すす
(5)起きる
(6)保つ
(7)宇宙
(8)救急

2.C
これのみ所有格を表します。

大問2

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①端的にとあるが、次のうち、このことばの本文中での意味として最も適しているものはどれか。一つ選びなさい。
ア 一時的に
イ 明白に
ウ 詳細に

2.②そんな現象とあるが、本文において、これはそのような現象のことか。その内容についてまとめた次の文の<a>に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、本文中から九字で抜き出しなさい。また、<b>に入る内容を、本文中のことばを使って十字以上、二十字以内で書きなさい。

鍋蓋に<a>を使うと、湯気の当たる蓋の裏側だけが<b>現象。

3.③実に合理的で、良く工夫された構造とあるが、木でできた鍋蓋の構造の工夫とその効果について、本文中で筆者が述べている内容を次のようにまとめた。<a><b><c>に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、<a>は六字、<b>は九字、<c>九字で抜き出すこと。

解答・解説

1.イ
一時的には:しばらくの間だけであるさま。
詳細に:詳しくという意味。

2.
<a>単なる1枚の木の板
<b>(例)膨張することによって板が反りかえる
指示語なので、前段落の内容をまとめればよい。<b>は結論の部分(膨張して反り返る)という部分が書かれていればよい。

3.
<a>末広がりの形
<b>余計な力を受けない
<c>取っ手としての役割
<a><b>は最終段落から二番目、<c>は最終段落の内容を参照すればよい。

大問3

問題文

次の文章をよんで、後の問いに答えなさい。

1.①とほられければを現代仮名遣いになおして、すべてひらがなで書きなさい。

2.②何としたぞとあるが、次のうち、このことばの本文中での意味として最も適しているものはどれか。一つ選びなさい。
ア なぜ句を作ったのか。
イ どのような句を作ったのか。
ウ どのように句を作ればよいのか。

3.次は、Tさんがこの文章を読んだ後に書いた【鑑賞文の一部】中の<a>、<b>に入れるのに最も適しているひとつづきの言葉を、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、<a>は二字、<b>は七字で抜き出すこと。

この文章では、馬子が、かわらの石に雪が積もっている様子をかわらの石が頭巾を<a>というたとえを用いて句を詠み、その句に対して、宗祇法師が下の句を付けた場面が描かれています。宗祇法師は、馬子が詠んだ句のたとえをふまえて、日が照ってかわらの石に積もった雪がとけていく様子を「<b>」と詠んだと考えられます。このように、比喩を用いて句を詠んだところや、馬子が作った句をふまえて、宗祇法師がとっさに句を付けたところに私は面白さを感じました。

解答・解説

1.とおられければ
「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」に直す。

2.イ
そのあとに馬子が句を詠んでいるのでイが最適。

3.
<a>きる
<b>日がてりやぬぐ
それぞれ句の中から抜き出せばよい。

大問4

問題文

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

1.①対極とあるが、次のうち、「対極」という熟語の構成について説明したものとして最も適しているものはどれか。一つ選びなさい。
ア:前の漢字があとの漢字を修飾している。
イ:似た意味をもつ漢字を組み合わせている。
ウ:反対の意味をもつ漢字を組み合わせている。
エ:あとの漢字が前の漢字の目的や対象を示している。

2.本文中には次の一文が入る。入る場所として最も適しているものを本文中のア~エから一つ選びなさい。

けれど、そうした砂の世界に何日か身を置いてみると、やがて砂は私になにごとかをささやきはじめた。

3.②私は、砂漠に自分自身の姿を見に行くのであるとあるが、Aさんたちは授業において、「筆者がこのように述べるのは、砂漠をどのようなところと考えているからか」ということについて、本文の内容をもとに話し合うことになりました。次は、Aさんたちの【話し合いの一部】です。

【話し合いの一部】
Aさん:筆者は、砂漠をどのようなところだと考えているんだろう。まずは本文をもとに、筆者が砂漠でどんなことを考えていたかをふりかえってみよう。
Bさん:筆者ははじめ、砂漠に身を置くと、<a>が当たり前のようになり、なぜ日本の生活にはあんなにもたくさんのものがあるのかということに疑問を感じていたよね。そして、それらのものは、ぜんぶ余計なものなのではないかとまで考えていたよ。
Cさん:そうそう。でも一方では、そういった生きてゆくうえでも必要な物を上回る余分なものこそが文化ではないかとも述べていたよね。
Bさん:確かにそうだね。ただ、余分なものこそ文化であるにちがいないが、そのすべてが文化であるわけでもないと考え直していたよ。そして、もういちど余分なもののなかで、<b>必要があるのではないかと考えていたよね。
Aさん:筆者は砂漠とくらべることで、現代の文明社会に生きる人々の生活を省みて、考えを深めていたということだね。だから筆者は、砂漠のことを、反省を私にもたらす世界であると述べていて、<c>とたとえているんだね。
Cさん:なるほど。そういう意味で、筆者にとって砂漠は、自分自身の姿を見に行くところだったんだね。

(1)【話し合いの一部】中の<a>、<c>に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、<a>は九字、<c>は六字で抜き出すこと。また、<b>に入る内容を、本文中のことばを使って二十字以上、二十五字以内で書きなさい。

(2)次のうち、【話し合いの一部】中の二重傍線部で示した発言を説明したものとして最も適しているものはそれか。一つ選びなさい。
ア:それまでに出た発言のなかで疑問に思ったことを質問している。
イ:それまでに出た発言の誤っている部分を指摘して訂正している。
ウ:それまでに出た発言とは反対の立場から意見を述べている。
エ:それまでに出た発言の内容を整理しながらまとめている。

解答・解説

1.ア
「対の極」となり、アが最適。

2.ウ
「けれど」の逆接から考えると、ウが最適。

3.
(1)<a>何もないということ <b>(例)どれが意味があり、何が無価値であるかを考えなおす <c>一種の鏡の国
<a>は本文中「とうぜん」と設問中「当たり前」をカギとして探せばよい。
<b>は「もう一度考え直す」をカギにすればよい。
<c>は「反省を私にもたらす」をカギにすればよい。

(2)エ

大問5

問題文

あなたの考える、読書の魅力はどのようなことですか。あなたの考えを百八十字以内で書くこと。

解答・解説

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【国語B】大問1

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.本文中のA~Dの傍線をつけた語のうち、一つだけ他と品詞の異なるものがある。その記号を選びなさい。

2.それが、その分野の知識になります とあるが、多くの学問分野における知識の生み出し方について、本文中で筆者が述べている内容を次のようにまとめた。<a>に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、本文中から二十五字で抜き出し、初めの五字を書きなさい。また、<b>に入る内容を、本文中のことばを使って二十字以上、三十字以内で書きなさい。

<a>のものごとを研究対象として、<b>ことによってわかった事実や現実に関する新しいことが知識となる。

3.本文中には次の一文が入る。入る場所として最も適しているものを本文中のア~エから一つえらびなさい。

しかし、研究において想像力を用いることは、すでに他の多くの学問分野で行われていることです。

4.次のうち、本文中の②に入れるのに最も適していることばはどれか。一つ選びなさい。
ア:過去や現在の類推で考えられる部分とまったく未知の部分に共通して適用できる知識を演繹的に応用しながら
イ:過去や現在の類推で考えられる部分には既存の知識を演繹的に応用し、まったく未知の部分には想像力を働かせて
ウ:過去や現在の類推で考えられる部分とまったく未知の部分との相違点を、想像力を駆使して明らかにすることで
エ:過去や現在の類推で考えられる部分には既存の知識を活用し、まったく未知の部分にはそれを演繹的に応用することで

解答・解説

1.A
Aのみ連体詞。それ以外は動詞。

2.<a>過去に存在 <b>観察や実験をして得られた数値や言葉などのデータを分析する
指示語問題なので直前に答えがある。第三段落を参照すればよい。

3.ウ
「しかし」という逆接から文が始まっているので、適する場所はウである。

4.イ
「過去や現在から類推できる部分」=「演繹的に応用」
「未来の分野」=「想像力を活かす」
という論理構造を理解すればよい。

大問2

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①初心のほどとあるが、初心のころの書の読み方について、本文中で述べられている内容を次のようにまとめた。<a>に入れるのに最も適しているひとつづきの言葉を、本文中から三字で抜き出しなさい。また、<b>に入る内容を本文中から読み取って、現代のことばで十字以上、十五字以内で書きなさい。

最初からすべての意味を理解しようとするのではなく、まずは大方を見て、<a>をあれこれと読んではまた前に読んでいた書へ戻りながら、何度も読むうちに、少しずつ、はじめに<b>ようになっていく。

2.②立ちかへりつつを現代仮名遣いに直して、すべて平仮名で書きなさい。

3.③自分の料簡の出で来るものなればとあるが、次のうち、自分の料簡がでてきてからの書の読み方について、本文中で述べられていることがらと内容の合うものはどれか。最も適しているものを一つ選びなさい。

ア:古い書から新しい書まで広く読むだけでなく、それらの内容の本質をしっかりと理解しながら読むことに精一杯力を注ぐのがよい。
イ:自分の心のままに精一杯古い書から新しい書まで広く読むことも、要点をしぼってそれほど広くにわたらず読むこともあってよい。
ウ:古い書から新しい書まで広く読むよりも、自分が心から知りたいと思うことに要点を絞り、それについて書かれたものを読むのがよい。
エ:自分の知りたいことだけを効率よく知ろうとするのではなく、より多くのことを知るために、古い書から新しい書まで広く読むのがよい。

解答・解説

1.
<a>他の書
<b>分からなかった事も分かる
本文中「他の書にうつり」、「始めに聞こえざりし~なりゆくもの也」を参照すればよい。

2.たちかえりつつ
「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」に直す。

3.イ
「自分の料簡」が出てきたあとは、いちいち教えを請わずとも、心の赴くままに、新旧の書を広く読んでもよいし、要点をしぼって読んでもよいと述べている。

大問3

問題文

次の問いに答えなさい。

1.次の(1)~(4)の文中の傍線を付けた漢字の読み方を書きなさい。また、(5)~(8)の文中の傍線を付けたカタカナを漢字になおし、書きなさい。ただし、漢字は楷書で、大きくていねいに書くこと。
(1)栄誉をたたえる。
(2)話が佳境に入る。
(3)大会への参加者をる。
(4)本をえて旅に出る。
(5)教室を美しくタモつ。
(6)屋根をササえる柱。
(7)キュウキュウ箱を常備する。
(8)専門リョウイキを広げる。

2.次のうち、返り点にしたがって読むと「其の一を識つて、其の二を知らず。」の読み方になる漢文はどれか。一つ選びなさい。

解答・解説

1.
(1)えいよ
「誉(ほま)れ」という読みもチェック。
(2)かきょう
(3)つの(る)
「募集(ぼしゅう)」という読みもチェック。
(4)たずさ(えて)
「携帯(けいたい)」という読みもチェック。
(5)保(つ)
「保険(ほけん)」という読みもチェック。
(6)支(える)
「支柱(しちゅう)」という読みもチェック。
(7)救急
「救(すく)う」という読みもチェック。
(8)領域

2.ア

大問4

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.次のうち、本文中の①に入れるのに最も適していることばはどれか。一つ選びなさい。
ア:まさか
イ:どうして
ウ:まるで
エ:たとえ

2.②そのとき手にしていた本とあるが、次のうち、この本を読んでいるときの筆者について、本文中で述べられていることがらと内容の合うものはどれか。最も適しているものを一つ選びなさい。
ア:本の間にはさみこまれている色褪せた一葉を見つけて、自分がその葉をはさみこんだときのかすかな記憶がふと思い出された。
イ:本に葉がはさみこまれていることは珍しいことではないが、古い木版本が葉のはさみこまれた状態で残っていたことに驚きを感じた。
ウ:本の間から次々と葉が見つかり、名勝の地を訪れたおりや落葉の時季など、何かのよすがとしてはさまれたものではないと思えてきた。
エ:行間や上部の欄外に書き入れをしながら読んでいくうちに、学問の道筋と心構えや古人の精神を理解することができ、粛然とした気持ちになった。

3.③にわかに惜しむような気持ちになったとあるが、筆者がこのような気持ちになった理由として、本文中で述べられている内容を次のようにまとめた。<a>に入る内容を、本文中のことばを使って二十字以上、三十字以内で書きなさい。また、<b><c>に入れるのに最も適しているひとつづきの言葉を、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、<b>は九字、<c>は六字で抜き出すこと。

「枯葉の記」の一節にいたったとき、かつて筆者が手にしていた『童子問』の間に<a>ということがわかり、<b>と思えて風に飛ばしてしまった枯葉は、はるか昔の人物が今よりもずっと貴重であった本をいとおしんだ<c>であったと思ったから。

解答・解説

1.ウ
比喩を表す「まるで」が適当

2.ウ
ア:「自分がその葉をはさみこんだ」が不適
イ:「古い木版本が葉のはさみこまれた状態で残っていたことに驚きを感じた。」記述がないため不適
エ:「行間や上部の欄外に書き入れをしながら読んでいく」が不適

3.
<a>はさまれていた葉は、紙魚を防ぐためのものだった
<b>何かいとわしいもの
<c>かすかな痕跡
筆者の心情の変化を読み解いていけばよい。

大問5

問題文

次の【資料】は、日常の言葉遣いや話し方、あるいは文章の書き方などといった国語に関する意識や理解の調査における「国語は乱れていると思うか」という質問に対する回答結果をまとめたものです。【資料】の内容にもふれながら、「国語は乱れていると思うか」という質問に対するあなたの考えを二百六十字以内で書きなさい。

解答・解説

解答 略

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【国語C】大問1

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大問2

問題文

次は、白居易という唐の詩人の「三五夜中新月色 二千里外故人心」という詩句についての筆者(篤好)の考えが述べられた文章である。これを読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①一儒生に問ひしかばとあるが、次のうち、ある儒生に対して問うたことの内容として、本文中で述べられているものはどれか。最も適しているものを一つ選びなさい。
ア:三五夜に出ている月を新月というのはなぜかということ。
イ:三五夜に出ている新月はどのような様子であったかということ。
ウ:三五夜中新月色という詩句の新月はどのような月かということ。
エ:三五夜中新月色という詩句の新月はどこから出る月かということ。

2.②此の次句二千里外故人心とあるが、本文中で筆者は、この句にどのような気持ちが表れていると述べているか。次のうち、最も適しているものを一つ選びなさい。
ア:月が大空に照り渡り、少しの雲もなく澄み渡った夜の様子に感じ入り、遠方にいる友人にもこの月を見せてあげたかったと思う気持ち。
イ:月が大空に照り渡り、少しの雲もなく澄み渡った夜の様子に感じ入り、遠方にいる友人もこの月を見ているのであろうと思い出された気持ち。
ウ:月が大空に照り渡り、少しの雲もなく澄み渡った夜の様子に感じ入りながらも、遠方にいる友人とかつて一緒に見た月には及ばないと思う気持ち。
エ:月が大空に照り渡り、少しの雲もなく澄み渡った夜の様子に感じ入りながら、遠方にいる友人とかつて一緒に月を見たことが思い出された気持ち。

3.本文中で述べられている、「新月」ということばについての筆者の考えを次のようにまとめた。<a>に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、本文中から四字で抜き出しなさい。また、<b>に入る内容を本文中から読み取って、現代のことばで二十字以上、三十字以内で書きなさい。
今夜の月の様子は、「明るく澄んだ」など表現すると、<a>になり、その月の様子を言い表しきれないことから、「新月」と表現したことが非常に優れており、今夜の月の様子が他に並ぶものがないほどすばらしく、<b>と思う気持ちが感じられる。

解答・解説

1.ウ
「いかなる」とは「どういう」という意味。

2.イ
本文中の「月大空に照り渡りて…思ひ出でられたる情に聞こゆる也。」に合致するのはイである。

3.
<a>尋常の事
<b>(例)昨日まで見ていた月ではなくて、今夜新たに出て来た月である。
本文中より筆者は「昨日まで見し月にはあらで、今夜新たに出で来たる月なり」と述べている。さらに「清し」や「さやけし」などの言葉は「尋常の事」に過ぎなくなってしまうと考えている。

大問3

問題文

次の問いに答えなさい。

1.次の(1)~(3)の文中の傍線を付けた漢字の読み方を書きなさい。また、(4)~(6)の文中の傍線を付けたカタカナを漢字に直し、書きなさい。ただし、漢字は楷書で、大きくていねいに書くこと。
(1)高い目標をげる。
(2)含蓄のある文章。
(3)珠玉の短編。
(4)専門リョウイキを広げる。
(5)タントウ直入に質問する。
(6)チームのカナメとなる選手。

2.次のうち、返り点にしたがって読むと「見る所期する所は、遠くまた大ならざるべからず。」の読み方になる漢字はどれか。一つ選びなさい。

解答・解説

1.
(1)かか(げる)
「掲示(けいじ)」という読み方もチェック。
(2)がんちく
「含(ふく)む、蓄(たくわ)える」という読み方もチェック。
(3)しゅぎょく
「珠(たま)」という読み方もチェック。
(4)領域
(5)短刀
単刀直入とは前置きや遠回りな事をせず、直接に要点にはいること。
(6)要
「要点(ようてん)」という読み方もチェック。

2.イ
レ点は一文字下の場所から、一二点はその順番で読んでいく。

大問4

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.次のうち、①対象と熟語の構成が同じものはどれか。一つ選びなさい。
ア:経緯
イ:造幣
ウ:過程
エ:痕跡

2.②この時代の都市や建築の空間を、ほとんど失っているとあるが、本文中で筆者がこのように述べる理由を次のようにまとめた。空欄に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、本文中から十二字で抜き出し、初めの五字を書きなさい。
平城京の物理的な空間構造はある程度推察されており、法隆寺や東大寺などの寺院建築は昔の面影を伝えているが、( )から。

3.③ある空間に対する人間の感覚を、言葉を介して他者に伝えようとするとあるが、本文中で筆者は、文学の中の都市と建築の空間表現において、言葉はどのようなものであると説明しているか。その内容についてまとめた次の文の空欄に入る内容を、言葉が具体的に何を伝えようとするかを明らかにして、本文中のことばを使って、八十字以上、九十五字以内で書きなさい。
言葉は、( )ものである。

4.次のうち、本文中で述べられていることがらと内容の合うものはどれか。最も適しているものを一つ選びなさい。
ア:文学の中の都市と建築の空間についての研究で用いるデータは、文学に現れる空間表現を工学的に抽出したものであり、その価値は、『万葉集』のような名文から抽出したものであれば高くなる。
イ:文学の中の都市と建築の空間についての研究は、文学に現れる都市と建築にかかわる空間表現を建築論的、文学論的、文化論的に分類した上でコンピューターに入力し、考察を進めていくという方法をとる。
ウ:文学の中から姿を現す空間は、その時代を生きた人間の心象空間であるという意味では人間の空間の関係の真実が表れていると言えるが、虚構の空間であるため、物理的な都市や建築の命脈には及ばない。
エ:文学の中から姿を現す空間は虚構の空間であるが、ある文化の中で一つの世界を構築し歴史の流れを形成するものであり、現実と相互に絡まりあいながら、人間の真実としての都市と建築の文化史を織りなしていく。

解答・解説

1.ウ
「対象」は上の文字が下の文字を修飾している熟語。

2.惜日の姿そ
「つまり」の表現に注目する。

3.(例)空間の具体的なディテールと物理的な構造を切り捨てる一方で、その連続によって、空間と人間の精神的関係のディテールや、都市や建築とその時代の文化総体との関係の構造を伝えようとする。
言葉の本文中で述べられている2つの働きをまとめればよい。

4.エ
ア:「その価値は、『万葉集』のような名文から抽出したものであれば高くなる。」が不適。
イ:「建築論的、文学論的、文化論的に分類した上で」が不適。
ウ:「物理的な都市や建築の命脈には及ばない」が不適。

大問5

問題文

次の【資料】は、「あなたにとって『美しい日本語』とはどのような言葉か」という質問に対する回答結果を示したものです。【資料】からわかることにもふれながら、「美しさを感じる言葉」とはどのようなものかということについてあなたの考えを、原稿用紙に三百字以内で書きなさい。

解答・解説

解答 略

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