小学生のうちから塾って行かせるべき?
小学校も高学年ともなるとどんどんと勉強が難しくなっていく。周りの子たちを見て、我が子が学業においてどのくらいの立ち位置にあるかも分かってくるでしょう。となると気になるのが「いつ頃から塾に行かせるか」ではないですか。何しろ今後、中学・高校とまだまだ先は長いのです。塾代も高く、途中で金銭的に続かず力尽きてしまうようでは困ります。その子だけではなく下に弟や妹がいるなら、彼らの分のお金も残しておかなければなりません。
判断するのは小学4年生
小学校時代にすでに塾に通わせるべきか。4年生くらいから特に我が子の様子を見てみるようにしましょう。4年生くらいからが勉強が難しくなる区切りめなのです。ちゃんと授業についていくことできているでしょうか。「どんな勉強をしたのか」「理科はどんな実験をしたのか」など、夕食の時とかにさりげなく質問を投げかけてみるのです。くれぐれも「ちゃんと勉強分かってるのか」「ついていけてるのか」なんて聞かない事です。問題なく付いていけてるのであれば良いのですが、そうでなくすでに苦手になってきてる場合は親からの嫌な質問に反発心や劣等感を覚えてしまうのです。「なんだかこの教科に関してはさっさと会話を終わらせてるようだぞ」、そんな違和感を感じたら要注意です。特にその教科に関してテストやプリントをよく確認してみてどれだけ分かっているかを探ってみることです。
小学生と言えばまだまだ親の言うことを素直に受け止め聞く時代。とはいえ、大嫌いな勉強に関してもちゃんと聞く子はそうはいません。塾に無理やり行かせようとしても、難しいでしょう。子どもが塾に興味を持ち始めた段階で、通わせるかどうかを改めて具体的に検討して見ることです。自分から言った以上は一定以上のやる気はあります。もちろん、「友達が通っているから」といった勉強とは違った理由がある場合が大半ですが、一応自分から塾に行ってみたいという想いを抱いたことに違いはないのです。そこで親子でしっかり検討して、子どもが強い想いを持っているならちょっと早いかなと思っても考えてみて良いのではないでしょうか。
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保護者さまがみてあげるのも一つの手です
実は、小学校程度の勉強であれば親が見てやれば伸びます。親だってまだ教科書ガイドとかの力を借りれば十分に教えることのできるレベルでしょう。ただ、小学校に子供が行っているその親というとすでに両親共にバリバリ働いてる・あるいは下の子の世話で忙しい。つまり見てやることが物理的に不可能だったりするのです。自分ができないのであれば他人の力を借りましょう。まだ小学校とはいえ、特に数学とかは積み重ねの科目です。小学校時代に躓いたら、そのまま中学・高校と分からないままとなってしまいます。
親が時間に余裕があれば、現在と昔で教育内容が違うことにも気づくことができるでしょう。パソコンなど習ってもない分野を我が子たちは習っています。歴史だって見解が変わってます。漢字の書き順も昔と違うものはあります。算数の公式だって簡略化されてる部分もあって。親が昔の知識をそのまま教えていると、先生が言っていたことと違う。子供だって戸惑います。ほとんど時間が取れないのであればすっぱり諦めて現在の知識を持ったプロの先生にお任せする。その方がむしろ成績が上がっていくかもしれません。
とはいえ、お金がない・暇がないのに無理をする必要はないのです。塾代は高いです。他にも習い事をしていた場合、学校から帰ったら家でのんびりする暇もなくうろうろ。子供がどうしてもやりたいというならともかく、無理に引きまわして精神的に参ってしまうのならやめましょう。子供だけでなく親もです。小学生時代だと、親が送迎するケースは多いです。他の兄弟もいて、それぞれに送り迎えしていると常に綱渡り状態となることもあるでしょう。塾をやる代わりにこれまでやっていた習い事はやめるとか、あれもこれもと詰めこむのは止めておきましょうね。1週間のうち、少なくとも2日くらいはのんびりできる日を設けてあげてください。
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性格面からも判断しましょう
小学校ですでに塾に行かせるべきか。子供の性格もあるでしょう。集団学習が苦手で、自分でマイペースに勉強したい。学習意欲が十分にあって言わなくてもちゃんと宿題や予習をやっているという子を、わざわざ塾に行かせる必要はないのです。すでに他の習い事に忙しい場合も、その習い事を辞めないのであればプラスするのは止めておいてあげましょう。小学校の頃からそれだと中学・高校と進む中でいつか爆発して燃え尽きてしまいます。
他のお友達が行っているからといって必ずしも小学校の頃から塾に行かせなくてもいい。何より、我が子を見ましょう。兄弟が行っていても同じ親から生まれたとはいえ性格はそれぞれ異なることはよく分かるはずです。その子を見てあげてください。我が子を塾に行かせるかどうか。本人も含めて家族でよく話し合ってから結論を出すようにしましょう。もちろん、行かせていまいちだったと思ったら辞めさせる勇気も必要です。