【兵庫県】令和5年度/2023年度入学者高校入試選抜試験:国語の解説
兵庫県の2023年3月実施の令和5年度(2023年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
大問1 詩
問題文
次の【会話文】は金子みすずの詩についてグループで話し合っている場面である。【詩Ⅰ】・【詩Ⅱ】、【会話文】を読んで、後の問いに答えなさい。
問1 【詩Ⅰ】の空欄Yに入る言葉として適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア:二月
イ:五月
ウ:九月
エ:十二月
問2 【詩Ⅰ】・【詩Ⅱ】それぞれの特徴として適切なものを、次のア~オから一つずつ選んで、その符号を書きなさい。
ア 興味の対象を指す言葉を最初の部分で反復し、読者にその対象を印象づける。
イ 詩の公判で対句を効果的に用いて、語り手の心情の高まりを読者に印象づける。
ウ 詩の前半部分に隠喩を用いることで、読者に豊かなイメージを思い描かせる。
エ 語調をやわらげる終助詞を全ての連で用いて、やさしい響きを読者に感じさせる。
オ 連ごとに視点を切り替えることで、読者に奥行きのある情景を思い描かせる。
問3 【会話文】の空欄①、②に入ることばを、それぞれ【詩Ⅰ】から抜き出して書きなさい。ただし、①は二字、②は六字の言葉とする。
問4 【会話文】の最初の生徒Aの発言を踏まえると、【詩Ⅰ】の空欄Xにはどのような言葉が入るか。その言葉として適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア すべすべしてゐるの
イ お歌がきこえるの
ウ ふしぎな香がするの
エ とつてもかはいいの
問5 【詩Ⅱ】の空欄Zと【会話文】の空欄③にはいずれも同じことばが入る。そのことばとして適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア きびしいけれど
イ ひとりぼっちで
ウ さびしくなんかないから
エ ひとりだけれど
問6 【会話文】の内容として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア 生徒Aは、【詩Ⅰ】について、読書を含めた本にふれる楽しさを表現した詩であると捉えていたが、生徒Bの意見を聞いて、元の解釈を修正し、最初の発言を撤回した。
イ 【詩Ⅰ】についての生徒Bの発言が、生徒Cや生徒Aに気づきをもたらし、その後の話し合いを通じてグループの【詩Ⅰ】に対する理解が一層深まることとなった。
ウ 生徒Dが、【詩Ⅱ】の語り手は一人遊びで寂しさを紛らわせている、という解釈を示したことにより、生徒Bと生徒Cは【詩Ⅱ】の新しい解釈の可能性に気づいた。
エ 【詩Ⅱ】の表現効果に生徒Cが気づいたことをきっかけに、生徒Dが二つの詩に共通するリズムの特徴に言及したことで、詩を音読する楽しさが話題の中心となった。
解答・解説
問1 イ
若葉とあるので五月だと判断します。
問2 【詩Ⅰ】エ 【詩Ⅱ】ア
【詩Ⅰ】は「の」「なの」「けれど」「なのよ」の話し言葉が使われているのでエが最適。
【詩Ⅱ】は「独楽の実」が何度も使われているのでアが最適。
問3 ①文字 ②人形のように
①「横文字」が模様見たいと行っているが、二字の指定があるので注意。
②大事にしているという表現になるのは「人形のように」である。
問4 ウ
生徒Aの視覚や嗅覚などとあるので、嗅覚が刺激されるウが最適。
問5 エ
生徒Dの発言より、7音が入ると分かり、ウが除外。逆接があるという事なのでイが除外。さらにそのまま意味ではないという事なのでエが最適。
問6 イ
アは「元の解釈を修正し、最初の発言を撤回した」が不適。
ウは「新しい解釈の可能性に気づいた」が不適。
エは「詩を音読する楽しさが話題の中心となった」が不適
大問2 漢文
問題文
次の書き下し文と漢文を読んで、後の問いに答えなさい。
問1 傍線部②の「白」と同じ意味の「白」を用いた熟語を次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア:敬白
イ:白紙
ウ:白昼
エ:空白
問2 書き下し文の読み方になるように、傍線部①に返り点をつけなさい。
問3 点線部a・bの主語として適切なものを、次のア~エからそれぞれ一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア:書を遺る者
イ:燕の相国
ウ:燭を持つ者
エ:燕の王
問4 本文の内容として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア 郢人は、わざと誤った内容の手紙を送って燕国を混乱させようとしたが、燕の相国がその意図を見破り、国を危機から救った。
イ 燕の相国は、手紙の記述が誤りだと気づかず、文字通りに実行するよう燕王に進言してしまったが、偶然にも国は治まった。
ウ 燕の相国は、手紙の中に間違って書き込まれた記述を深読みしたにすぎないが、結果的に国の安定をもたらすこととなった。
エ 郢人は、燕王に送る手紙の重要な言葉を書き間違えたが、燕の相国の機転により、国を治める心構えが燕王に正しく伝わった。
解答・解説
問1 ア
申すという意味になる「敬白」が最適。
問2 回答略
問3 a:ア b:エ
a:「燭を持つ者」に言ったのは「書を遺る者」
b:喜んだのは燕の王
問4 ウ
ア:「わざと誤った内容の手紙を送って」が不適。
イ:「文字通りに実行するよう燕王に進言」が不適。
エ:「書き間違えた」が不適。
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大問3 古文
問題文
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
問1 点線部を現代仮名遣いに改めて、全て平仮名で書きなさい。
問2 傍線部①の意味として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア 関心がない様子で
イ 悲しげな様子で
ウ 面白くない様子で
エ 悔しそうな様子で
問3 傍線部②・③の主語として適切なものを。次のア~オからそれぞれ一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア:筆者
イ:秀吉
ウ:蛍
エ:紹巴
オ:幽斎
問4 傍線部④の意味として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア 秀吉のような連歌に未熟な人を相手に、証歌のささいな誤りをことさらに指摘をするものではない。
イ 秀吉のような教養ある人物に、証歌を明らかにすることの意義を説くなど無礼な振る舞いである。
ウ 秀吉のような気の短い人には、遠回しな言い方をするのではなく証歌をはっきりと示した方がよい。
エ 秀吉のように権勢を誇示する人に対して、証歌の問題を取り上げてことを荒立てるのは得策ではない。
解答・解説
問1 いて
ゐ→い、ゑ→えに直す。
問2 ウ
ここでの「興」は面白いという意味。
問3 ②イ ③オ
②蛍を鳴かせるのは秀吉
③歌を詠んだのは幽斎
問4 エ
ア:「未熟な人」が不適。
イ:「教養ある人物」が不適。
ウ:「気の短い人」が不適。
大問4 小説文
問題文
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
問1 傍線部④・⑦・⑪の漢字の読み方を平仮名で書きなさい。
問2 傍線部①~③について、五段活用動詞の連用形が「た」「て」などに続くとき、活用語尾が「い」「つ」「ん」のように変化することをなんというか。適切なことばを漢字二字で書きなさい。
問3 傍線部⑧の本文中の意味として最も適切なものを。次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア:驚いて
イ:緊張して
ウ:落ち着いて
エ:うろたえて
問4 本文中の空欄に入る言葉を、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア:引く手あまた
イ:付け焼き刃
ウ:筋金入り
エ:札付き
問5 傍線部⑤・⑨における真由とミチルの心情の変化の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア はじめは、自信のなさを隠すことばかりに気を取られていたが、予想以上にうまく歌えたことで、歌う前の自分を恥じるとともに、より大きな舞台に立ちたいという思いがふくらんでいる。
イ はじめは、ステージに立つ心の高ぶりで余裕がなかったが、周囲の人たちの温かい声援を意識したとき、その心配りに感謝の気持ちを抱くとともに、それに気づかずにいた自分を恥じている。
ウ はじめは、気の合わない相手と同じステージに立つことに気まずさを感じていたが、歌い終わるころには、ぎこちなさを残しながらも、二人で力を合わせて歌うことに手ごたえを感じている。
エ はじめは、代役とはいえ本番さながらのステージで歌い踊ることに対する遠慮があったが、周囲からの賞賛の中で歌い終えたとき、想像以上の充実感を得るとともに照れくささを感じている。
問6 傍線部⑥の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア さりげない声かけによって真由とミチルの実力を十分に引き出した、高尾の音楽家としての力量に感嘆している。
イ 高尾の意図を理解して、それぞれ自分に合ったパートで歌い始めた真由とミチルの対応力に感嘆している。
ウ 瞬時に真由とミチルの声域の特性を見抜いた高尾の直感の鋭さに、信じられないという思いを抱いている。
エ 高尾の助言があったとはいえ、おごそかな雰囲気の中で実力を発揮する真由とミチルのことを見直している。
問7 傍線部⑩から伺える、リハーサルでの真由とミチルの様子を見ていた時の桐絵の心情の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア 真由とミチルの実力はよくわかっていたとはいえ、突然実現した大舞台で予想をはるかに上回るパフォーマンスを見せる二人の姿に、二人組歌手としての今後の活躍を想像し、目頭が熱くなっている。
イ 真由とミチルの奇跡的なパフォーマンスを多くの関係者に見せ、二人組歌手としての実力を認めさせたことで、二人を売り込むために積み重ねてきた努力を思い出し、感情がこみ上げてきている。
ウ 真由とミチルがステージ上で存分に実力を発揮する姿をまのあたりにして、二人が葛藤を抱えながらもこの日のために練習してきたことを察し、二人のけなげな努力に思いをはせて感極まっている。
エ 真由とミチルが多くの人を沸かせていることを誇らしく思うとともに、決して交わることがなかったこれまでの二人を知るだけに、心の底から歌うことを楽しむ二人の姿に胸が熱くなっている。
問8 傍線部⑫の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア どれほど仲良くなったとしても、ライバルであることを忘れず、互いに対抗心を持ち続ける関係。
イ 心から打ち解けることがなくても、互いの実力を認め合い、必要なときには協力を惜しまない関係。
ウ 実際は反目していても、人前に出るものとして表向きは仲がよさそうに振る舞うことができる関係。
エ 厳しい世界を生き抜いて行く仲間として、隠し事をせず本音を言い合うことができる関係。
解答・解説
問1 ④:おもも(ち) ⑦:なごり ⑪:ひろう
問2 音便
イ音便、ウ音便、撥音便などがある。
問3 ア
桐絵は高尾の助言から変わった二人を見て驚いている。
問4 ウ
アは多くの人に誘われるという意味。イはその場しのぎのために、一時的に知識を身につけたり間に合わせるという意味、エは悪い評判が世に知れ渡っているという意味。
問5 エ
⑤の緊張の面持ちとはにかむという言葉の意味からエが最適。
問6 ア
桐絵が感心しているのは高尾に対して、さらに声域の特性は見抜いていないため、アが最適。
問7 エ
ア:「二人組歌手としての今後の活躍を想像し」が不適
イ:「二人を売り込むために積み重ねてきた努力を思い出し」が記述なし
ウ:「二人のけなげな努力に思いをはせて」が記述なし
問8 イ
ア:「ライバルであることを忘れず」が不適
ウ:「表向きは仲がよさそう」が不適
エ:「本音を言い合う」が不適
大問5 論説文
問題文
次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
問1 二重傍線部A~Cの漢字と同じ漢字を含むものを、次の各群のア~エからそれぞれ一つ選んで、その符号を書きなさい。
A
ア:地球ギを使って学ぶ。
イ:審ギを行う。
ウ:自己ギ牲の精神。
エ:ギ理と人情。
B
ア:馬の耳にネン仏。
イ:天ネン資源が豊富だ。
ウ:ネン俸制を導入する。
エ:費用をネン出する。
C
ア:一堂にカイする。
イ:一カイの市民にすぎない。
ウ:暗号をカイ読する。
エ:体力の限カイ。
問2 傍線部④はどの文節に係るか。一文節で抜き出して書きなさい。
問3 傍線部①を説明した次の文の( )に入る適切なことばを、本文中から七字で抜き出して書きなさい。
( )に関する議論の場。
問4 傍線部②の理由を説明した次の文の(a)(b)に入る適切なことばを、それぞれ本文中から抜き出して書きなさい。ただし、aは四字、bは八字の言葉とする。
伝達において、伝達される内容は(a)役割を果たすにすぎない、というマクルーハンの考えは、伝達に対する(b)からあまりにもかけ離れているから。
問5 傍線部③が作り出される過程を、次の【図】のように整理した。【図】の(Ⅰ)~(Ⅳ)に入ることばの組み合わせとして適切なものを、あとのア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
【図】
(Ⅰ)→(Ⅱ)→(Ⅲ)→(Ⅳ)→異なる社会が作り出される。
ア (Ⅰ)技術の革新(Ⅱ)新たなメディアの出現(Ⅲ)コミュニケーションの変化(Ⅳ)思考の枠組みの転換
イ (Ⅰ)思考の枠組みの転換(Ⅱ)コミュニケーションの変化(Ⅲ)技術の革新(Ⅳ)新たなメディアの出現
ウ (Ⅰ)技術の革新(Ⅱ)新たなメディアの出現(Ⅲ)思考の枠組みの転換(Ⅳ)コミュニケーションの変化
エ (Ⅰ)思考の枠組みの転換(Ⅱ)技術の革新(Ⅲ)新たなメディアの出現(Ⅳ)コミュニケーションの変化
問6 傍線部⑤の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア 技術性の高いメディアを用いれば、人々はオリジナルのメッセージに触れることで政策を深く理解することができるため、政治に関して自分の意見を持つ人が飛躍的に増えるという。
イ 技術性の高いメディアを用いることにより、短期間に多くの人の意見を集めることができるため、多様な考えを反映させた、極めて実現性の高い政策の立案が可能になるということ。
ウ 技術性の高いメディアを用いれば、多くの人に迫真性のある情報を一斉に伝えることができるので、訴える政策が同じ内容であっても、賛同を得る可能性が飛躍的に高まるということ。
エ 技術性の高いメディアを用いることにより、政策の内容そのものの説得力を高めることができるので、政敵が批判を大量に拡散したとしてもその影響が極めて小さくなるということ。
問7 傍線部⑥の説明として最も適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア インターネットの技術により、それまで政治的な発言をすることがなかった人々が匿名で意見を述べるようになり、政治家は何の資格も持たない一般人の意見を最重要視するようになった。
イ インターネットの技術が人々に広く意見表明の場をもたらし、政治に関する専門的な知識や明確な考えを持つとも言えない人々の意見が、政治家の判断を左右する事態が生じるようになった。
ウ インターネット技術によって、誰もが発信者となり得る社会が実現し、人々は、発言者が誰であるかに関係なく、政治的な主張の妥当性を発言の内容の正しさによって評価するようになった。
エ インターネットの技術は、誰もが発信者となることがなかった人々が、知識人たちの代わりに政治家に対して発言するようになった。
問8 本文に述べられている内容として適切なものを、次のア~エから一つ選んで、その符号を書きなさい。
ア メディアが伝える政治的なメッセージは、それを伝える媒体が何であれ、メッセージを受け取る人々に対して同等の影響力を持つが、このことは、メディアによる伝達全般に当てはまる。
イ 一方的な伝達形式を特徴とするメディアは複数あるが、発信者と受信者の関係のあり方が似たようなものとなるため、メッセージを伝えることによる社会への影響力はどれも大差ない。
ウ 情報が単純か複雑か、また政治的な場面であるかどうかを問わず、メディアによる伝達においては、多くの場合、メッセージの内容そのものよりも、伝達の形態が影響力を持つことになる。
エ 同時かつ双方向的に情報をやりとりする高度な伝達に限れば、情報を発信する行為そのものが人々の考えの形成に影響するため、メディア自体がメッセージの意味合いを持つと言える。
解答・解説
問1 A:エ B:ア C:イ
A:字義 地球儀 審議 自己犠牲 義理
B:念頭 念仏 天然 年俸制 捻出
C:介して 会する 一介 解読 限界
問2 変革を
「このようだ」という形容動詞の連体形なので、名詞にかかる。
問3 メディアと政治
指示語なので、その前に答えがある。
問4 a:副次的な b:一般的なイメージ
マルクハーンは「内容を伝達する媒体そのものがメッセージ」だと思っている。
問5 ア
技術の革新から行われているので、イとエは不適。さらにゴールが思考の枠組みの変化なので、アが最適。
問6 ウ
ア「オリジナルのメッセージ」が不適。
イ「短期間に多くの人の意見を集めることができる」が不適。
エ「政策そのものの説得力」が不適。
問7 イ
ア「一般人の意見を最重要視するようになった」は過剰表現。
ウ「政治的な主張の妥当性」が不適。
エ「知識人たちのかわり」が不適。
問8 ウ
ア「伝える媒体が何であれ」が不適。
イ「発信者と受信者の関係のあり方が似たようなものとなる」が不適。
エ「高度な伝達に限れば」が不適。
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