青森県の特別支援教育と特別支援学校について

この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-gakyo/tokushi_shiryou.html

青森県には、何らかの特性を抱えており特別な支援が必要なお子さんのための学び舎「特別支援学校」が点在しています。

特別支援学校は子どもたちの社会的自立や社会参加に向けて、学習支援や日常生活のスキルを身につけるための支援を行っています。基本的に少人数制での学級編成なので、通常の学校よりもきめ細やかなサポートを受けることができます。

今回は、青森県の特別支援教育の現状と課題について、青森県内にある特別支援学校の特徴について紹介していきます。お子さんの発達が気になり、特別支援学校への入学を検討されている保護者さまへ、この記事が参考になれば幸いです。

青森県における特別支援教育の現状と課題

青森県では、お子さん一人ひとりのニーズに合わせた教育を届けるため、特別支援教育に力を入れています。ここでは、青森県における特別支援教育の現状と課題について、分かりやすく紹介します。

青森県内の特別支援学校の現状と課題について

特別支援学校の現状

青森県の特別支援学校は、センター的機能を有しています。小中学校や医療福祉機関に対して、特別支援教育巡回相談を通して、特別なサポートが必要な子どもたちへの指導方法や、学校全体のサポート体制の整備のアドバイスを行っています。

また、近年は様々な困難を抱える子どもたちが増えています。多種多様な相談に対応できるように、青森県内の特別支援学校では、各校の専門性を活かして教育相談の拡充や関係機関への支援を行っています。

特別支援学校の課題

青森県内の特別支援学校の課題としては、高等学校での特別支援教育巡回相談の利用が小中学校に比べて低く、まだ十分に活用されているとは言えません。また、複雑な課題を抱える子どもたちが増えている一方で、先生たちの専門知識の習得や、スムーズに相談できる体制づくりが追いついていないという現状もあります。

青森県内の学校における校内支援の現状と課題について

校内支援の現状

近年、支援が必要な子どもたちは増加傾向にあります。それに伴い、青森県の小中学校では特別支援学級や通級による指導を受ける子どもたちが増えています。

各学校では、校内委員会が設置されており、子どもたち一人ひとりの状況を把握し、適切なサポートを検討しています。また、教育支援ファイルの活用により、お子さん一人ひとりの教育支援計画や指導計画の作成率も向上しています。

高等学校においては、特別支援教育の専門的な知識を持った 特別支援教育コーディネーター を配置し、先生たちへの研修や、保護者からの相談対応などを行っています。さらに、一部の高校では、 スクールライフサポーター と呼ばれる専門スタッフを配置し、学習面や生活面でのサポートをより手厚く行う取り組みも始まっています。

校内支援の課題

子どもたち一人ひとりに最適なサポートを提供するためには、課題も多く残されています。

例えば、個別の教育支援計画や指導計画の作成率をもっと高めることが求められています。特別支援教育コーディネーターと教員が密な連携を取り、子どもたちへの支援をより充実させる必要があります。

また、小学校から中学校、中学校から高等学校へと進学する際にも、切れ目なく連続した支援が出来るように、学校間での連携を深めていくことも重要です。

＼小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ／

家庭教師のやる気アシストなら最短0日で家庭教師を体験！無料の体験授業を実施中です！

＼小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ／

青森県にある特別支援学校の紹介

青森県には、特別な支援が必要なお子さんのための学び場、「特別支援学校」が点在しています。ここからは、青森県内の特別支援学校を3つほど、学校の特徴や教育方針を交えながら紹介していきます。

青森県立青森聾学校の特徴

青森県青森市にある「青森県立青森聾学校」は、「誠（すなおな心まじめな気持ち）・和（みんな仲良く助け合い）・朗（明るく楽しい学校生活）」を教訓としており、聴覚に何らかの障害を抱える子どもたちの為の学び舎です。

子どもたち一人ひとりが様々なことを理解し、挑戦できるように、「チーム青聾」として学校づくりに励んでいます。「幼稚部」「小学部」「中学部」「高等部」が設置されており、連続した学びを提供しています。

この学校では、「日本語や手話」を用いて自分の思考を表現し、相手の思考をくみ取る言語力、自己肯定や他者を尊重する心を持ち、より良く生きていくための力、基礎学力、社会の一員として活躍するための自己管理能力の育成を図っており、キャリア教育や一貫性のある教育を実施しています。

青森県立八戸聾学校の特徴

青森県八戸市にある「青森県立八戸聾学校」は、「わくわくする学校」を目指した取組を進めています。「幼稚部」「小学部」「中学部」が密な連携を取り、連続した教育の実現を図っています。ICTを活用した指導や体験活動を充実させるとともに、社会的自立を促進するための学びも充実させています。

また、八戸聾学校は他行と協働で「サテライト教室」を開設しています。ここでは、視覚・聴覚・言葉・発達などの相談支援を行っており、小さいお子さんから大人まで幅広い世代を支援対象としています。

青森県立弘前第二養護学校の特徴

青森県弘前市にある「青森県立弘前第二養護学校」は、身体に何らかの不自由を抱えている子どもたちが通う特別支援学校です。「小学部」「中学部」「高等部」で構成されており、一人ひとりのニーズに沿った指導計画を立てて、この計画に基づいた学びを提供しています。

弘前第二養護学校が目指すのは、子どもたち一人ひとりの「可能性」を最大限に引き出すことです。一人ひとりの障がいの状態に合わせた教育を提供し、自立と社会参加を促します。また、障がいの有無に関わらず、誰もが安心して学べる社会の実現を目指して、地域社会との連携を大切にし共に支え合う心を育んでいます。

＼小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ／