大東市の不登校支援-学びへのアクセス100%-
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.daito.lg.jp/soshiki/85/41027.html
https://www.city.daito.lg.jp/soshiki/85/48605.html
大東市では、全国や大阪府と同様、不登校児童生徒への支援が大きな課題になっています。この記事では、大東市教育委員会が取り組んでいる「学びへのアクセス100%」について紹介します。
大東市の課題:不登校の現状
文部科学省の令和2年度『児童生徒の問題行動・不登校(※1)生徒指導上の諸課題に関する結果』調査では、過去最大数の196,127人(前年度181,272人)となりました。
時代とともに多様化する不登校に対して、時代に応じた考え方や支援法をアップデートすることが求められています。また、平成28年度には『教育機会確保法』の中で国の不登校対応指針が大きく見直され、「社会的自立」のために必ずしも復学を目的とせずに不登校の児童生徒に多様な教育機会を確保することが重要であると確認されました。
また、コロナ渦において加速したGIGAスクール構想(※2)による一人一台の端末整備やオンラインでの授業配信などで、不登校の支援にICTを活用することが現実的になり、2023年の2学期には「高性能パソコン」および「桃太郎電鉄(教育版)」を大東市教育センター「ボイス」(※3)に導入し、ハード・ソフト両面でのICT環境の充実を図りました。
※1 不登校の定義とは
年間30日以上欠席した者のうち、何らかの心理的・情緒的・身体的・あるいは社会的要因・背景により、「登校しない」あるいは「したくともできない」状況にある者(「病気」や「経済的な理由」による者を除く)
※2 GIGAスクール構想とは
Society5.0(超スマート社会)に求められる能力の育成に向け、お子さん一人ひとりがインターネットにつながったパソコンを活用することで、それぞれの学習ニーズに合った学びを進め、「生きる力」を確実に育成できる教育ICT環境を整備するための計画のことをいいます。
この「GIGAスクール構想の実現」により、小・中学校の教育は大きな転換点を迎えます。これからの新しい未来を生きる子どもたちにとって、コンピュータ端末は、鉛筆やノートと並ぶ必要不可欠な道具となり、今後は、より一層学校教育と家庭学習(家庭教育)を連動させた教育を進められるようになります。
※3 大東市教育支援センター「ボイス」とは
不登校状態にある大東市立小学校及び中学校に在籍している児童生徒を対象に、学校と家庭の橋渡し的な役割(中間的存在)を担う。子どもたちに対する学習・生活・遊び等の場と機会を提供することで、学校への復帰や将来的な社会的自立をめざし、支援している。
大東市の不登校支援教育がめざすもの
~学校へ行く、行かないに関わらず、だれひとり取り残さない教育の実現へ~
常に支援の在り方を問い直し、児童生徒が前向きに「学びにアクセス」しているかどうかを大切にします。
不登校児童生徒のうち、どこにもつながっていない・学びの機械に接続できない状態が継続している児童生徒がゼロになることを目指します。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
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大東不登校支援モデル
多層に選べる不登校支援として、学校・教育委員会・民間施設等の連携を進め、様々な支援策を幾重にも重ねて対応していくことで漏れの無い教育支援を行います。
- 魅力的な学校づくり
- ICT等を活用した学習支援
- 家庭教育支援チーム「つぼみ」(※1)による支援
- 大東市教育支援センター「ボイス」
- 民間フリースクールとの連携(ガイドライン(※2)を策定)
※1 家庭教育支援チーム「つぼみ」とは
平成28年発足。活動内容は以下の通り。
- 家庭教育に関する状況把握調査の実施
- 公立小学校1年生のアウトリーチ活動の実施
- 気軽に集うことができる「いくカフェ」を全小学校区で開催
- 家庭教育講演会等の開催
- 家庭教育応援企業等登録制度
※2「不登校児童を支援する民間事業者についてのガイドライン」とは
令和4年5月に設けられました。このガイドラインは、下記の法令や通知を受けて設けられたものです。
不登校児童生徒については当該児童生徒が社会的に自立できるように様々な努力や支援が行われていますが、市内の不登校児童生徒数は依然として高水準で推移しており、喫緊の課題となっています。 こうした中で、「義務教育段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」(平成28年12月14日公布)や同法7条に基づく基本方針が文部科学省より示されました。 また、「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日付け文部科学省初等中等教育局長通知)では、「不登校児童生徒の中には、学校外の施設において相談・指導を受け、社会的な自立に向け懸命な努力を続けている者もおり、このような児童生徒の努力を学校として評価し支援するため、我が国の義務教育制度を前提としつつ、一定の要件を満たす場合に、これら施設において相談・指導を受けた日数を指導要録上出席扱いとすることができることとする。」と示されています。
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大東市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
大東市は、学校・教育委員会・民間施設等の連携を進めることで、学校へ行く、行かないに関わらず、すべてのお子さんたちのあふれる笑顔を「学びへのアクセス100%」で実現を目指しています。
家庭教師のやる気アシストは大阪市大東市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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