福岡市が取り組む不登校のお子さんのための居場所づくり
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kyoikusodan/child/documents/r6hamakaze-jidouseito.pdf
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kyoikusodan/child/soudan02.html
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kyoikusodan/child/documents/slide.pdf
学校教育の中で挙げられる課題の一つに、「不登校」があります。福岡市でも、年々不登校になってしまうお子さんが増え続けており、そのような状況を受け、福岡市では不登校のお子さんのための居場所づくりに努めています。
本記事では、福岡市が取り組む不登校支援策を詳しく紹介します。福岡市で不登校のお子さんを支える保護者さまにとって、少しでも有益な情報となれば幸いです。
福岡市にある「学びの多様化学校」について
学びの多様化学校とは、「学校に行きにくい」「不登校になってしまった」というお子さんのための新たな学び屋で、通常の学校とは違い、授業時間や学習内容が柔軟に設定されているのが特徴です。
令和7年には「福岡市立百道松原中学校」が開校予定で、昨年には開校に向けた説明会なども実施されていました。
ここからは、学びの多様化学校「福岡市立百道松原中学校」について紹介していきます。
福岡市立百道松原中学校の転入学対象者
福岡市立百道松原中学校は福岡市教育センターの新刊2階と本館3階に設置予定です。
この学校に転入できる対象者は、福岡市内に住民登録がある新中学1年生~中学3年生で、不登校や不登校の傾向があるお子さんです。40人から60人程度の生徒数を想定しており、「人との繋がりを育み、自分の可能性を見出すこと、そして新たな一歩を踏み出すことのできる学校」を目指しています。
福岡市立百道松原中学校の3つの特色について
福岡市立百道松原中学校は、以下の3つを重点とした教育を行います。
お子さんのチャレンジを後押し
福岡市立百道松原中学校は通常の学校と比べて、授業の時間が少ないです。朝は9時30分から開始し、授業は1日4時限までとなっているため、お子さんは朝と放課後の時間を自由に過ごすことが出来ます。
また、教室以外のリラックス空間の設置や相談体制の充実など、お子さんの状況に合わせてサポートしてくれます。
個々に合わせた学習支援
福岡市立百道松原中学校は、お子さんの個性を大切にした学びの充実を目指しています。
基礎的な学習の支援をはじめ、お子さんの好きなものを深めることのできる芸術関連の学習支援、体験学習などを様々な学びを用意しています。これらは、お子さんの創造力や表現力を高めるほか、学習能力や自主性、社会性を育むことにも繋がるでしょう。
社会との繋がりを育むカリキュラム
社会で生きていくためには、ソーシャルスキルが必要不可欠です。福岡市立百道松原中学校では、人間関係を上手に築くためのスキルやストレスと上手に付き合うためのスキルを学ぶこともできます。
また、学校での学びや体験活動を通して自身のキャリアについて考える時間も設けています。
福岡市立百道松原中学校に通学するには?
福岡市立百道松原中学校は独立した学校です。そのため、この学校に通うには転入学の手続きが必要になります。
転入学の流れとして、まずは福岡市子ども総合相談センター「笑顔館」か教育センター「まつ風教室」で面談を行います。その後、1週間ほど授業体験を行い、お子さんがこの学校で頑張りたいとなれば転入学希望届を提出します。
書類提出後、転入学検討委員会で入学の検討を行います。検討後、正式に転入学が決まれば、必要書類を在籍校に提出、4月から正式に通学開始となります。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
福岡市にある適応指導教室「はまかぜ学級」の紹介
福岡市教育支援センターでは、不登校になってしまったお子さんのための居場所づくりとして、適応指導教室「はまかぜ学級」を運営しています。「はまかぜ学級」はお子さんの状況に合わせて通級出来ます。
ここからは、福岡市の適応指導教室「はまかぜ学級」の活動内容について詳しく解説していきます。
福岡市の適応指導教室「はまかぜ学級」とはどんな場所?
適応指導教室「はまかぜ学級」は、福岡市教育支援センターが運営する不登校のお子さんのための居場所です。二つのクラスが設けられており、1組は「集団活動クラス」、2組は「小集団活動クラス」となっています。
「はまかぜ学級」に入級するには、以下の流れが必要です。
- 福岡市教育支援センターのカウンセラーとの面接
- はまかぜ学級の見学、体験
- はまかぜ学級に入級するための面接
- 入級
「はまかぜ学級」1組の活動内容
「はまかぜ学級」の1組は、集団での活動がメインです。活動日は月曜日から金曜日の10時から14時(火・木は10時から13時)となっています。
時間割の中には読書の時間や個別課題などの学習の時間と、創作やスポーツなどの遊びの時間が満遍なく組み込まれており、お子さんの心と体の成長を促します。
「はまかぜ学級」2組の活動内容
「はまかぜ学級」の2組は、少人数での活動がメインです。活動日は火曜日と木曜日の10時30分から12時となっています。
2組の時間割は1組と大きく異なり、ウォーミングアップや創作が主な活動です。時間も短めなので、お子さんが無理なく自分のペースで活動できるような時間割になっています。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
福岡市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
福岡市では、「学びの多様化学校」「適応指導教室」など、不登校になったお子さんの居場所づくりを進めています。これらはお子さんのペースに合わせて学んだり、集団生活に慣れることが出来るため、不登校のお子さんにとってきっといい刺激になるでしょう。
保護者さまは、不登校になったお子さんに最適な教育環境を検討する際、学びの多様化学校や適応指導教室の役割や特長を理解し、その選択肢を視野に入れることで、お子さんがより良い未来を築く手助けとなるでしょう。
家庭教師のやる気アシストは福岡市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
関連記事
-
地域教育情報
堺市西区西図書館 – 学びと交流の広場で未来を拓く –
この記事は以下のサイトを参考にしています。 https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/manabitokouryuunohirobaopen.htmlhttps://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/shisetu/s_nishi.htmlhttps://www.lib-sakai.jp/yuduriha/yudurih… -
地域教育情報
東京都目黒区の発達障害・不登校支援の取り組み
この記事は以下のサイトを参考にしています。 https://www.city.meguro.tokyo.jp/kyouikushien/kosodatekyouiku/gakkoukyouiku/tokushigakkyuuitiran.htmlhttps://www.city.meguro.tokyo.jp/kyouikushien/kosodatekyouiku/gakkoukyouiku/tokubetusienkyous…