伊丹市子ども読書活動推進計画について
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.itami.lg.jp/material/files/group/73/zennpenn.pdf
https://www.city.itami.lg.jp/material/files/group/62/dokushokeikakugaiyouban.pdf
情報端末の普及による子どもたちの読書離れが問題視されている中、伊丹市では子どもたちの読書離れを改善するために「子ども読書活動推進計画」を策定し、積極的に取り組んでいます。
今回は伊丹市の教育体制と読書推進計画について詳しく紹介します。
伊丹市の教育が目指す姿
変化の激しい現代の中で、子どもたちが豊かな人生を切り開き持続可能な社会つくことができるように、伊丹市では「自ら考え、自ら判断し、他者と協働しながら行動できる子ども」の育成を目指します。
伊丹市の教育目標
自ら考え、主体的に行動できる子どもの育成
現状を直視した教育の推進(エビデンス)
教育課題に対して適切な改善策が実行できるように、子どもたちの体力や学力、不登校やいじめなどの現状を客観的に把握します。
縦と横の連携を大切にした教育の推進(協働性)
乳児期から高等学校まで一貫した教育方針のもと、学習指導要領に示されている「育成すべき資質・能力※」を一体的に育むことができるように、学びの連続性を大切にした教育を推進します。
また、学校・家庭・地域が連携しながら子どもたちを健全に育てることができるように、コミュニティ・スクールの充実など「横の連鎖」を重要視した教育を進めます。
育成すべき資質・能力 とは
育成すべき資質・能力には、主に以下が含まれます
- 生きて働くための「知識・技能」
- 未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力など」
- 学びを人生や社会へ活かそうとする「学びに向かう力・人間性など」
積極的な教育情報の発信による教育の推進(透明性)
学校・家庭・地域がそれぞれの役割を理解し、それぞれの役割を果たすことができるよう、学校や子どもの様子、教育方針などの情報を積極的に発信していきます。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
伊丹市の読書活動を推進する施策
読書は、子どもの感性・表現力・言語力・創造力を豊かなものへと変換し、人生をより深く生きていくための力を育てるために大切な活動です。
近年、日本では情報技術の進展や少子高齢化など様々な社会変化が起きています。そのような時代に適応していくには、様々な情報を読み解いて自分の考えを形成して表現する力が必要であり、読書の重要性はますます高まっています。
伊丹市子ども読書活動推進計画策定の背景
読書の重要性が挙げられていますが、スマートフォンやパソコンなどの情報端末が身近な存在となったことで、子どもたちの読書離れや読解力低下が懸念されています。このような背景から、伊丹市では2007年度に「伊丹市子ども読書活動推進計画」を策定し、読書活動の推進活動を開始しました。
「育てよう、豊かな感性、輝く個性、生きる力」を基本目標に、次世代を担う子どもたちが読書の楽しさに触れ、将来にわたって読書に親しむことができるように努めています。
伊丹市子ども読書活動推進計画の方針
伊丹市では、「いつでも・どこでも・誰でも本に親しめる環境づくり」を目指して、読書する子どもが少しでも増えるように、読書のきっかけづくりや読書環境づくりに取り組んでいます。
本に親しみ楽しめる環境づくり(本の杜構想より)
子どもが身近に気軽に本に出会い、触れ合い、読書の楽しさを知るきっかけを創出します。乳・幼児期から本に親しみ楽しめる環境をつくることで、子どもと本を繋げ、日常的な読書活動の定着を図り、さらには生涯にわたる自主的な読書習慣を身に付けることを目指して取り組みます。
読書へ誘う環境づくり(誰もが繋ぎ手)
子どもを読書へ誘うため、図書館や学校、地域が連携・協力するネットワークづくりと、子どもの読書環境を取り巻く人材づくりを推進します。
読書活動の普及・啓発
子どもが自主的に読書に親しめるように、子どもの読書環境を取り巻く大人に対して読書の大切さや子どもの読書活動の重要性を普及・啓発します。
子どもの読書活動推進のための取組
家庭・地域での取組
家庭は、子どもが本と出会う最初の場所であり、子どもの読書習慣を形成していく上で重要な役割を担っています。特に乳幼児期は、ことばに出会い、学び始める大切な時期です。保護者から子どもへの読み聞かせは、子どもが本に親しみを持つきっかけであったり、親からの愛情の再認識や情緒の安定による豊かな感性を育むことができます。
子どもの読書の出発点となる家庭や地域では、子どもの読書の大切さを認識し、絵本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていくことが求められます。図書館を中心に、読書の意義や大切さを普及・啓発していきます。
家庭・地域ができること
家庭内の読みきかせや家読の推進
家庭・地域への読書活動の普及・啓発
本の通帳やブックリストの配布
読み聞かせボランティアへの支援
ブックスタート事業の充実
家庭での読書週間を身につけるには、読み聞かせが大切だとお伝えしました。しかし、お子さんが文字が読めるようになったら、読み聞かせをやめてしまう保護者の方もいらっしゃると思います。
文字を読めるようになったとしても、お子さん一人で集中して本を読み切るのは困難。本を読んでいるときのお子さんを観察してあげてください。そして、もし一人で本を読み切るのが難しそうだと感じたら、読み聞かせを続けてあげましょう。
また、保護者の方が本を読んでいる姿を見せること、家の手に取りやすい所に本を置いておくことも効果的です。
幼稚園・保育園・認定こども園等での取組
幼稚園・保育園・認定こども園等では、絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像をする楽しさを子どもたちが味わう経験が大切です。読み聞かせやわらべうたなどは「ことば」への興味や関心を育てると共に、「ことば」に対する感覚や喜んで話したり聞いたりする心を養います。
幼稚園・保育園・認定こども園などでは、豊かで温かい「ことば」と触れ合えるような取組を積極的に行っていきます。こども未来部が教育委員会に設置により、幼稚園・保育園・認定こども園・児童くらぶ・子育て支援拠点が一体となって取組を実行します。
また、子どもが身近に絵本に触れることができるよう、地域の子育て支援施設等と図書館が連携して、絵本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきます。
幼稚園・保育園・認定こども園ができること
ことばとふれあう取組の実施
幼稚園教諭や保育士等の育成・支援
児童関連施設での読書推進
図書館による各施設への情報発信
図書館の図書搬送サービスの活用
学校での取組
学校は、子どもたちが日常生活の多くの時間を過ごし、教育を通して社会性や豊かな人間性を育む場所です。
新学習指導要領では、国語を要としつつ各教科等の特質に応じて言語活動の充実や学校図書館の計画的利用を行い、児童生徒の自主的で自発的な読書活動を推進することが定められています。
学校図書館には、読書活動や読書指導の場である「読書センター」、学習活動の支援と授業の内容を豊かにする「学習センター」、児童生徒の情報収集・選択・活用能力を育成する「情報センター」としての機能があり、日々子どもの成長を支えています。
子どもたちが本に親しむことができるように、各校に配置された学校図書館教育担当者や司書教諭、学校司書が中心となって学校全体での読書活動の推進に取り組みます。
学校ができること
読書習慣の確立と読書時間の確保
学校司書の充実
効果的な読書活動の推進
サービスの充実
学校司書の連携強化
図書館での取組
家庭は、子どもが本と出会う最初の場所であり、子どもの読書習慣を形成していく上で重要な役割を担っています。特に乳幼児期は、ことばに出会い、学び始める大切な時期です。保護者から子どもへの読み聞かせは、子どもが本に親しみを持つきっかけであったり、親からの愛情の再認識や情緒の安定による豊かな感性を育むことができます。
子どもの読書の出発点となる家庭や地域では、子どもの読書の大切さを認識し、絵本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていくことが求められます。図書館を中心に、読書の意義や大切さを普及・啓発していきます。
図書館ができること
児童図書の充実
レファレンスサービスの充実
ボランティアスタッフの養成
サービスの充実
YA向けサービスの充実
多言語に親しむ読書活動の推進
情報社会に応じた取組の検討
児童サービスのPR
各施設のニーズに沿った事業の充実
司書の資質向上
調べる学習コンクールの推進
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
伊丹市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
今回は伊丹市の教育と読書推進計画の取組について紹介しました。子どもたちの読書離れが深刻化している中、学校・家庭・地域・図書館が一体となっり、子どもたちに本を読む大切さと魅力を伝えようとしているのがよく分かりますね。
家庭教師のやる気アシストは、伊丹市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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