この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.iwaki.lg.jp/www/index.html
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/genre/1000100000416/index.html

不登校は、全国的に深刻化している問題であり、地域ごとに支援の方法やアプローチが異なります。しかし、不登校は単に学校に通えないという事態にとどまらず、お子さんの心身の健康や未来に長期的な影響を及ぼす可能性があります。いわき市では、お子さんの状態に合わせた学習支援や安全な居場所の提供、保護者さまへの支援など、きめ細やかな取り組みが進められています。

本記事では、いわき市における不登校支援の具体的な取り組みをご紹介します。保護者さまが抱える悩みに少しでも寄り添えるような情報をお届けできたら幸いです。

いわき市の教育

いわき市では、「一貫した方針の下、子どもたちの発達段階に応じて適切に対応できる環境の構築」を基本理念に掲げ、いわき市のすべてのお子さんの心と人間性を育むための「豊かな土壌づくり」を進めることが重要であると位置づけ、お子さんの発達段階に応じて適切に対応できる教育環境の構築を目指しています。

取り組みの基本的姿勢は以下の形で取りまとめられています。

①子どもたちが主役

「教育の主役は子どもたち」を基本に。より良い教育環境の持続的な提供を図っています。

②住民意向の尊重

地域のコミュニケーションを重視し、住民の意向を尊重しています。

③協働・連携の促進

地域や家庭をはじめ、様々な主体との協働・連携を深めています。

いわき市の不登校対策

近年、不登校の原因や背景は複雑・多様化しており、不登校のお子さんに対する社会的自立に向けて、様々な教育機会を確保することが大切です。「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、お子さん自らが進路を主体的に捉えて、社会的に自立する必要があります。いわき市では、状況に応じて様々な支援を行っています。

学校での相談・支援

スクールカウンセラー（SC）

スクールカウンセラーは、学校で困っていることや悩んでいることがあるお子さんたちの話を聞いて、アドバイスをしてくれる専門の人です。友だちとのトラブルや勉強のことで困っているときや、心の中で不安や悩みがあるときに相談することができます。

スクールソーシャルワーカー（SSW）

スクールソーシャルワーカーは、家庭や学校、地域の人たちと協力して、お子さんたちが安心して学校生活を送れるように支援する専門の人です。友だちや家庭など、自分の周りのことで色々な悩みを持つお子さんたちに寄りそって、解決のお手伝いをします。

不登校相談窓口

すこやか教育相談

悩み・困りごとの相談全般を受け持ってくれる電話相談の窓口です。お子さん本人や、保護者さまが対象です。匿名でも対応してくれます。月～金曜日の9:00～18:00と休・祝日9:00～17:00で受け付けています。

子ども健康教育相談

不登校・学習・行動面に関する相談全般を受け持ってくれる窓口です。こちらは面談での相談窓口です。お子さん本人や、保護者さま、教職員を対象に相談を行っています。月～金曜日の9:00～18:00で受け付けています。

校外の学びの場・居場所

様々な事情で不登校になっている小・中学生を対象とする「チャレンジホーム」や、　総合図書館の一室を、小・中学生が利用できるよう開放した「学習支援ルーム」など、学校への復帰を目指して、多様な学びの実現と支援を行っています。また、フリースクールなどの民間施設も支援を行っており、学校以外での新たな学びの場はますます広がっています。

ここからは、教育支援「チャレンジホーム」について詳しくご紹介します。

いわき市の教育支援「チャレンジホーム」について

いわき市では「学校に行きたくても行けない」「人と会うのは緊張する」と悩んでいるお子さんが学校に復帰できるように、「チャレンジホーム」を運営しています。不登校のお子さんに対して、学校とは異なった雰囲気の中で、学習や集団活動を体験させることにより、集団生活への適応を促し学校への復帰を支援します。

いわき市の教育支援「チャレンジホーム」の概要

いわき市内の小・中学校に在籍するお子さんで、不登校の状態にあり、お子さん本人や保護者さまが入級を希望する者が対象です。学校の許可のもと入級となるため、学校と十分な話し合いを行った上で、学校を通して入級手続きを行います。

月・水・金曜日の10:00～15:00で開室しています。お子さん一人ひとりの状況に応じた内容や方法による指導を行います。お子さんが自立し、自主的に学校へ復帰することを目指して、自主的・創造的な活動ができるよう支援しています。チャレンジホームに出席した日数は、指導要録上出席扱いになります。

「チャレンジホーム」の1日の流れ

「チャレンジホーム」では、以下の流れで一日を過ごします。

時間帯	活動内容
10:00～10:20	フリータイムです。 健康観察や相談活動等を行っています。
10:30～12:00	個別学習や共同学習を行います。 1コマ40分で、途中10分の休憩をはさみます。
12:00～13:00	お昼休みです。 お弁当や飲み物は持参です。
13:00～13:40	読書活動やスポーツ活動などを行います。
13:50～14:40	個別学習や共同学習を行います。
14:40～15:00	帰りの会を行います。 一日の振り返りや、次回の予告などを行っています。

＼小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ／

いわき市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

いわき市では、The暖会や子ども・子育て支援ポータルサイトなどの相談窓口等も多数設置されています。お子さんに必要な支援を届け、社会的自立を促すためも、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

家庭教師のやる気アシストはいわき市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。