伊勢原市の不登校・ひきこもり支援事業

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.isehara.kanagawa.jp/docs/2024020600055/
https://www.city.isehara.kanagawa.jp/docs/2019112700041/file_contents/futoukou.pdf
https://www.city.isehara.kanagawa.jp/docs/2015042400198/file_contents/kowaka.pdf

近年の教育現場は、核家族化や情報化などの影響を受けて、子ども・若者を育成する教育力の低下が指摘され、 不登校、ひきこもり・いじめなどの深刻な問題を抱えています。

このような状況を改善すべく、伊勢原市では「伊勢原市子ども・若者育成支援指針」を策定し、不登校のお子さんやひきこもりのお子さんの早期支援を目標とする取組を行っています。

本記事では、伊勢原市が独自に取り組んでいる具体的な支援事業についてをご紹介していきます。

目次

伊勢原市の基本理念と施策

伊勢原市の基本理念は「子ども・若者が夢に向かって自立しながら成長するまち いせはら」です。
この理念の達成に向けて取り組むことは、子ども・若者が人とのつながりの中で絆を深め、自分自身で夢や目標を持ち、掲げたゴールに向かって自己を高めることにつながっていくと考えているのです。

そこで、基本理念を実現するための伊勢原市の具体的な施策についてをご紹介していきます。

伊勢原市の不登校生徒の現状と課題

伊勢原市の不登校児童生徒数は、ここ数年増減を繰り返している状況です。
まずは次に掲載している不登校児童数を示すデータをご覧ください。

引用:伊勢原市の不登校児童の現状

学年別データからもわかるように、伊勢原市では小学校5年生をきっかけとし不登校児童数が増加傾向にあります。小学校6年生から中学進学時にかけての増加は、中学校進学に伴う生活リズム や人間関係、学習内容などの変化や生徒自身の 心身の変化に伴う不適応などが理由として考えられます。

このようなことからも、中学校生活への円滑な適応には、小中学校の連携した取組が大切であると理解できます。

基本理念達成に向けての3つの基本目標

伊勢原市では基本理念の達成のために、次の3つの基本目標と施策を掲げています。
基本目標①全ての子ども・若者の健やかな成長を支援する

具体的施策は、次の主な3つです。
・社会的自立に向けた日常生活能力と学力の育成
・情緒豊かな人間性を育む多様な体験機会の提供
・子ども・若者の社会参加の促進
基本目標②困難を有する子ども・若者やその家族を支援する

具体的施策は、次の主な2つです。
・ニートやひきこもりなどの困難を抱えるお子さんや・若者・ご家族様への支援
・いじめ、不登校などの学校における課題への対応や非行防止策の推進

基本目標③社会全体で支えるための環境を整備する

具体的施策は次の主な2つです。
・子ども・若者相談支援の関係機関を強化する
・青少年の成長を支えるコミュニティづくり

以上のように、基本目標それぞれに具体的施策が立てられていることがわかります。
特に不登校問題に関しては、家庭・学校・地域などの関係機関が一体となって啓発活動を推進し、スクールカウンセラーなどを活用した支援体制の充実を図っています。

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不登校の未然防止への取組

伊勢原市では、不登校児童の未然防止策として、次の5つの取組みを行っています。

  • わかる授業、魅力ある授業づくり
  • 自分の居場所がある安心して生活できる集団づくり
  • 校内支援体制の強化
  • 小中学校連携による継続的な支援
  • 家庭や関係機関との連携支援

不登校の未然防止に必要なのは、全ての子どもたちが学校に来ることが楽しいと感じる「魅力ある学校づくり」です

魅力ある学校づくりのためにも、前述した5つの取組は重要であると言えます。
他には、保護者様と学校との良好な関係づくりのために、不登校チェックリストも導入しています。このリストを通して、お子さんの小さな変化などをお互いに相談できるような環境を構築しているのです。

若者のひきこもり支援事業

伊勢原市が取組んでいる事業の一つに「若者のひきこもり支援事業」があります。
活動名称は「アオハルルーム」&「午後カフェ」です。

参加対象となるのは、伊勢原市内在住・在学・在勤で概ね30歳までの方、学校に行くことや外出することが苦手な人、生きづらさを抱えている人です。また、対象者の保護者様の「居場所」とも言えます。
申し込みも不要ですし、時間内は出入りが自由なのも気軽に利用できます。
各会場には青少年相談員がいますが、必要が無い限り、名前や連絡先は聞かれないので安心して利用できると言えるでしょう。
それぞれの、具体的な内容についてをご紹介します。

「アオハルルーム」は、中学生・高校生を含む10〜20代の方が対象です。
好きな本や漫画・ゲームも持参可能で、ゆっくり過ごすのも良いですし、何も話さなくてもいい場所を作り居場所を提供している取組です。
「午後カフェ」は、不登校やひきこもりのお子さんを持つ保護者様を対象としています。こちらは、日頃の思いや気になることなどを気ままにおしゃべるできる場所です。
どちらの活動も公民館などを利用して活動していますから、開催日時なども事前に確認し使用することができます。

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神奈川県伊勢原市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

本記事では、伊勢原市の不登校・ひきこもりの支援事業や取組についてをご紹介しました。伊勢原市の取組は前述してきたように、子ども・若者の最善の利益を尊重した取組が多いです。
不登校やひきこもりの環境から抜けだし、再度自立した生活が送れるきっかけづくりに取組んでいます。
若者やその保護者様の居場所づくりにも積極的に取り組んでいる自治体でもあります。
ですので、一人で抱え込まずに、新しく自分の居場所を見つけるきっかけの場を作る機会と捉えて積極的に利用すると良いでしょう。
伊勢原市の取組のように、自己肯定感を高める教育を行なっていくことが全国的に推進されることを期待したいです。

家庭教師のやる気アシストは伊勢原市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:カメラ

学習アドバイザー 早川

これまで学習アドバイザーとして沢山のお子さんのお悩みを解決してきました。そのノウハウや勉強のコツなどをこの記事を通して発信していきます。
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