神奈川県が行う不登校問題への取組
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.pref.kanagawa.jp/menu/3/12/69/index.html
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/hk2/cnt/f6722/index.html
全国的に増加している問題の一つに不登校問題の増加が挙げられます。
神奈川県においても、公立の小・中学校の長期欠席率や不登校の子どもたちは増加傾向にあります。
実際に令和4年度の神奈川県の長期欠席者数は29,017人で前年度より減少していますが、そのうちの不登校の児童・生徒数は20,323人と前年度より3,667人増加しているのが現状です。
本記事では、神奈川県が取組む不登校問題への取組について詳しくご紹介していきます。
不登校の子どもたちに必要な取組
不登校問題が増加している現代ですが、その相談を学校以外の機関を利用する子どもたちが増加してきています。
以下に、学校外の機関を利用している子どもたちの相談件数表をご覧ください。
このようなことからも、フリースクールなどを含む民間団体・民間施設での相談は、令和2年度から令和4年度にかけて約37%増加していることがわかります。ですので、今後はさらに学校外の相談機関や相談窓口の需要性が高まると言えるでしょう。
多様な学びの場の確保とキミイロの取組
不登校にある子どもたちには、学校以外の学びの場の確保が必要です。
不登校の子どもたちの中には、登校できても教室に入れない子どもたちも一定数存在しているのです。
具体的には、様々な事情を抱える子どもたちと学校や地域の学びを応援する団体「キミイロ」の存在があります。
キミイロは、学校外での学びを望む子どもたちの特性を活かして学習する機会を提供し、県域ネットワークと連携を図りながら社会的自立をサポートする活動を行なっています。
以上のような取組からも、神奈川県は学びの場の確保に積極的に携わっているのです。
ICTなどによる支援
神奈川県では、不登校の子どもたちに向けにICTなどを活用した学習活動に力を入れています。
なぜならば、自宅におけるICTなどを活用した学習活動を出席扱いとした子どもたちは増加傾向にあるからです。
実際にその推移を示すグラフをご覧ください。
このようにオンラインを活用したコミュニケーションや交流の場、学習活動の場は様々な理由で学校に通うことのできない子どもたちの社会的自立や学びを支える手立てとして有効なのです。
神奈川県での魅力ある学校づくり
神奈川県の不登校の子どもたちを減少させた取組が「魅力ある学校づくり」です。
魅力ある学校づくりとは、不登校の未然防止に向けて子どもたちの声を教育活動に活かすために意識調査を実施し、その結果をすべての教職員が子どもたちの目線に立って意見を出し合い問題を改善する取組を行うものです。
実際にこの取組を行なった中学校では、3年間を通して不登校の生徒が減少していく傾向が見られています。
魅力ある学校づくりの特徴は、生徒アンケートを実施することで、全教職員が生徒の声と教職員の思いの相違に気づくことができる点です。そして子どもたちの声を活かし行事などの取組を見直すことで、子どもたちの活躍の場や認められる場を設定しながら学校運営に取り組むことができるのです。また、不登校は小学校から中学校への進級のタイミングに増加しやすいので、学区の小学校との定期的な情報共有を行い引き継ぎをしっかりと行なっていくことも重要です。
このようなことからも、魅力ある学校づくりとは、子どもたちが学校生活をどのように捉えているのか実態を把握し、教職員全体でプランを立て、居場所づくりと絆づくりに取組、そして教職員全体で見直しを図る、子どもたちが主体の取組であると言えるでしょう。
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家庭でのコミュニケーションを高めるための取組
神奈川県では、家庭でのコミュニケーションを大切にし、子どもたちが自分の気持ちを率直に表現する力や相手を思いやる気持ちを育む取組を推進しています。
その具体的な取組がファミリーコミュニケーション運動です。
神奈川県では、家庭でのコミュニケーションを大切にし、子どもたちが自分の気持ちを素直に表現する力や相手を思いやる気持ちを育む運動を推進しています。
近年は少子化、核家族化といった社会の変化や携帯電話・ゲームなどの影響を受けて家庭でのコミュニケーション不足が指摘されています。
具体的には、毎月第一日曜日を「ファミリー・コミュニケーションの日」として、イベントや施設優待など家族のコミュニケーションが深まる環境づくりを行なっています。
このようにいつも決まった日時を定め取組むことで、意識的に家族との時間を作ることができるので家庭環境改善を図る良い機会であると言えるでしょう。
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神奈川県で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
本記事では、神奈川県の不登校問題への取組についてご紹介してきました。
神奈川県は、魅力ある学校づくりの取組を実施することで不登校の子どもたちの人数の削減に成功しています。
不登校の削減を達成できたのは、実際に子どもたちの声を聞き、その声を教職員が受け止め改善に取組むという、子どもたちと教職員の連携により得られた結果でした。
学校だけでなく、家庭でのコミュニケーション不足にも着目することで、様々な角度から不登校問題について取り組んでいる自治体と言えます。
ファミリーコミュニケーション運動により家庭環境が改善されること、そして魅力ある学校づくりが今後も継続されることで、より一層不登校の子どもたちが減少することが期待されます。
家庭教師のやる気アシストは神奈川県の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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