交野市小中一貫教育 – 子どもが輝く未来をめざして –
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2015062500021/file_contents/taikou20202024.pdf
https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2019111900053/file_contents/4-3-2.pdf
現代の日本の教育現場は、子どもに関する課題が多様化・複雑化しています。 少子化が進み多くの学校が廃統合になったり、複数の学校間で連携し問題解決に当たることがさらに求められている状況です。
このような課題解決策の一つとして、小中一貫教育校が増えてきています。 今回は、小中一貫教育を進める交野市の具体的な取組や活動について紹介していきます。
交野市が掲げる教育理念
交野市の教育理念は「教育百年の森」の実現です。
この教育理念は交野市の豊かな自然を由来としており、多様性溢れる人材育成を目指す森です。豊かな森の成長には、主に「家族への愛・地域との絆・周囲への感謝・郷土への誇り・未来への夢」が必要であるとされていて、教育現場や周囲からの支援を受け、お互いを尊重し支え合いながら成長する教育を目指しています。
交野市の6つの基本方針と活動内容
基本方針 | 取組・活動について |
良質な教育環境の整備 | 認定こども園・幼稚園・小・中学校の交流の推進 |
安心安全な教育環境の創出 | 学びのセーフティネット※の構築 |
こころを育み、確かな学びの実感 | 小中一貫教育の充実、プログラミングやICTを活用による教育スタイルの推進 |
地域一体の教育環境 | 地域学校協働活動の充実・児童虐待への対応の実施 |
自然と歴史を通じたまちの発見 | 文化遺産の適切な維持保全の実施 |
生涯を通じたスポーツ・文化の振興 | 市民スポーツデー・生涯学習フェスフェスティバルの開催 |
「教育百年の森」を目指すための基本方針の一つに、小中一貫教育の取組があります。これは、義務教育の質を変え「子どもたちの生きる力」の育成が目的です。 変化の激しいこれからのグローバル社会を生きるためには、学力・豊かな人間性・健康・体力と いった「知・徳・体」をバランスよく育てることが重視されているためです。
従来の6・3制にこだわらない、9年間を通した小中一貫教育の推進は、幅広い年齢の子どもたちが多様な交流の中で触発される機会を増やし、新しい発見や独自の考えを育んでくれることでしょう。
とは
学校教育と福祉との連携を深め、複雑化する家庭環境を踏まえた支援や心のケア、いじめ根絶に向けた取り組み
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
交野市の「学交育プラン」とは?
義務教育のゴールを9年間と定める交野市では、 学校カリキュラムの編成も9年間を見通して行われています。そこで、カリキュラム編成で柱となるのが「学・交・育」プランです。 ここでは、実際に行われているプランの詳細を紹介します。
交野市の「学交育プラン」の詳細
「学」のプラン
「学」のプランでは、各教科において、9年間を見通した連続性・系統性の強い教育カリキュラムの実施を行います。カリキュラムは「言語活用力の向上・英語教育充実・プログラミング言語教育」の3本柱を重視しており、グローバル化や情報化が進む社会で生き抜くための力を養います。また、5・6年生で定期テストを実施することで、子どもたちの学びの現状把握と中学校進学における不安解消へつなげます。
「交」のプラン
「交」のプランは主に「小学校間の交流」「小中学校間の交流」「教員同士の交流」の3つがあります。
小学校間の交流では、小学校の指導内容の統一や中学校への円滑な接続を目的にしています。
小中学校間の交流では、中学校の授業・部活動体験・学校行事見学などを行い、小学生には「憧れの先輩像」のイメージをつけること、中学生には自尊感情の向上を目指しています。
教員間の交流では、研修や連絡会などを行い、学習指導や生徒指導における課題発見と解決に取り組むことを目的としています。
「育」のプラン
「育」のプランでは、中学校教員が小学校で授業を行う「教科担任制」を実施しています。これは、小・中学校の教員がお互いの指導方法について共有し、9年間のカリキュラムをより精選されたものにすることを目的としています。専門性の高い指導により、子どもたちの学習意欲向上につながることもメリットです。地域人材も活用し、縦(9年間)と横(教科間)のつながりを大切にした特色あるカリキュラム作成を目指します。
交野市の4-3-2制による教育体制
交野市は、義務教育9年間を「4-3-2」制で区切っています。 この「4-3-2」制の区切りは、現代の子どもたちの発達段階に応じています。
ここで、「4-3-2」制の区切り方についてご紹介します。
ステージ | 各区切りによる活動内容 |
1stステージ(小学1~4年生) | 基礎・基本の習得学習規律 生活習慣を確立を目指す |
2ndステージ(小学5・6年生) | 基礎・基本の定着と活用 自ら課題解決する力の育成を目指す |
3rdステージ(中学2・3年生) | 自ら課題解決する力の育成 将来を展望した思考力・実践 力の向上を目指す |
現代の子どもたちにおけるいじめや暴力行為といった問題行動の兆しは、小学校高学年で生じているケースが多く見られます。
「4-3-2」制を推進するのは、このような実態が存在するためです。 また、この「4-3-2」制は中学校生活に馴染めず不登校になってしまう「中1ギャップ※」を避けることにもつながっています。
そのため、各学年の区切りごとに指導の重点を設置する「4-3-2制」は効率的とされているのです。
中1ギャップ とは
中学校に入学した子どもたちが、学校環境の変化や学習内容にうまく対応できず、不登校やいじめなどの問題が生じてしまうこと
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
交野市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
今回は交野市の小中一貫教育について紹介しました。
小中一貫教育は継続的な指導ができる環境のため、教育において最も理想的な形です。 何よりも子どもたちがより安心して学校生活を送ることへもつながっていくので、子どもを預ける保護者の立場においても魅力的な内容ですね。 今後はもっと、交野市のような教育活動が全国各自治体に広まれば、子どもたちとってより良い教育体制が整うことでしょう。
家庭教師のやる気アシストは、交野市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
関連記事
-
地域教育情報
川崎市の不登校や発達障害への支援や取り組み
神奈川県川崎市は、不登校や発達障害を抱える子どもたちに対して、多岐にわたる支援と取り組みを行っています。これにより、彼らの学習環境を整え、社会参加を促進することを目指しています。 以下では、川崎市の具体的な支援策とその効果について詳しくご… -
地域教育情報
堺市西区西図書館 – 学びと交流の広場で未来を拓く –
この記事は以下のサイトを参考にしています。 https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/manabitokouryuunohirobaopen.htmlhttps://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/shisetu/s_nishi.htmlhttps://www.lib-sakai.jp/yuduriha/yudurih…