川崎市多摩区での発達障害・不登校支援の取組

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.kawasaki.jp/tama/category/307-2-3-0-0-0-0-0-0-0.html
https://www.city.kawasaki.jp/170/cmsfiles/contents/0000116/116233/02kaigisiryou03.pdf
https://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000132/132901/kidssupourt(minami).pdf

全国的に増加している問題の一つに不登校問題の増加が挙げられます。
川崎市多摩区内の学校でも、不登校問題に悩む子どもたちが増えているのが現状です。
いじめや学校への不安感、発達障害もその要因の一つと言えます。
本記事では、不登校問題に対して積極的に取り組んでいる川崎市多摩区の具体的取組について詳しく紹介していきます。

目次

川崎市が考える不登校問題に取り組む上での5つの柱とは

川崎市の不登校問題の取組は、学校・教育委員会・民間団体など各団体が連携し合いながら行っています。
各団体が子どもたちをサポートすることで、さまざまな支援が可能となるのです。
具体的な主な取組は次の5つです。

  • 未然防止への取組
  • 早期対応の取組
  • 居場所づくりの取組
  • 家庭への支援の取組
  • 中学卒業後の取組

未然防止への取組「かわさき共生・教育プログラム」

未然防止の取組事例として「かわさき共生・教育プログラム」があります。
このプログラムの目標は次の3つです。

  • 子どもの実態や発達段階に応じて人間関係をつくるスキルを身につけられるような指導を行うこと
  • 子どもたちの自尊感情の向上に効果がみられること
  • 日々の教育活動を通じて繰り返し指導すること

以上のような内容をもとに取組を行なっています。他には、担任による丁寧な指導力も求められています。
丁寧な指導とは、日頃からの学級運営やわかりやすい授業づくりを行うことで、子どもたちとの信頼関係を構築し安心して学校生活を送る基礎を作ることです。
信頼関係の構築は、家庭環境や発達障害など子どもたちの生活背景を知る上でも大切なことと言えるでしょう。
家庭環境や発達障害など子どもたちの背景は様々あり、担任のみでは対応が難しいケースも考えられるので、やはり他機関との連携が大切と言えます。

早期対応の取組「児童支援コーディネーター」が必要な理由

早期対応の取組には専門職の配置が不可欠です。
専門職は大きく分けて次の4種類があります。
支援教育コーディネーター、︎児童支援コーディネーター、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、学校巡回カウンセラーです。

中でも重要視されているのは、児童支援コーディネーターで校内巡回や教育相談を通じて、不登校の早期発見・早期対応を図るだけでなく、分かりやすい授業づくりができるように担任を支援する役割も担っているのです。子どもたちの状況に応じてSSWなどの専門職や外部機関との連携も行うキーパーソンと言えるでしょう。

居場所づくりの取組「ゆうゆう広場」の設置

川崎市には「ゆうゆう広場」が設置されています。
「ゆうゆう広場」とは学校以外の場所において、不登校児童生徒の集団生活への適応・情緒の安定・基礎学力の補充を図り、学校や社会への復帰を支援する施設です。
市内6箇所に設置されていて、少人数での体験活動や社会的自立に向けて様々な経験ができる施設です。

家庭への支援の取組

川崎市では家に閉じこもり気味の子どもたちに対して、直接家庭を訪ねる家庭訪問での相談を積極的に取り入れています。
直接家庭や地域を訪ねることで、子どもたちの様子を把握できるとともに、本人や保護者様との関係づくりが可能となるからです。
訪問しているのは担任はじめ、児童支援コーディネーターや家庭訪問相談員などです。
担任の訪問となると、授業時間外となりどうしても教員の負担が大きくなってしまうため、負担を減らすべく、ICTを活用した学習支援にも取組んでいます。
登校が難しい子どもたちに、学習のためのアプリを提供することで家庭学習の支援を行なっています。

中学卒業後の取組

中学校卒業後の取組としては、高等学校定時制自立支援事業が挙げられます。
一部の高校や定時制高校にカフェ形式の居場所を作ることで、登校のきっかけづくりを行なっています。
このような活動は、登校することへの意欲を高めることで学校とのつながりを保つことができるので、不登校や退学の未然防止につながっていると言えるでしょう。

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川崎市多摩区が行っている発達相談センターキッズサポート

キッズサポートは、発達に心配のある子どもたちについての相談ができる場所です。
多摩区を含んだ5区に住む18才未満の子どもたちと保護者が対象です。
具体的な相談支援センターの取組をご紹介します。

子ども発達相談支援センター「かもみーる」

かもみーるは、川崎市にあるキッズサポートです。
子どもたちの発達に関する話を聞いてくれるだけでなく、保護者さまと一緒に必要な対応方法や福祉サービスを考えてくれます。
未就学児に関しては、必要に応じて併設する児童発達支援事業所を活用しながら支援を行なってくれるので安心です。
保育所や幼稚園、学校などと連携して助言やサポートを行ってくれるのが心強い点と言ええるでしょう。

かもみーるの取組「指定児童事業発達支援事業」

前述した「かもみーる」は指定児童発達支援事業所です。
グループ活動の中で、子どもたちの発達や特性に合わせたサポートを考え、保護者さまや所属先に提案を行なっています。
主な活動としては、未就学児を対象とした子育てサロンや学齢児グループが挙げられます。
いずれも保護者さまや子どもたちを含めての取組なので、現状を踏まえての具体的なサポートを提案してくれます。また多摩区には、放課後等デイサービス・児童発達支援施設も多く存在しているので、子育てで気になることなど相談しやすい環境であると言えるでしょう。

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川崎市多摩区で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は、川崎市多摩区における発達障害・不登校支援の具体的取組についてを紹介いたしました。川崎市多摩区は、前述してきたように不登校問題・発達支援の取組を積極的に取組んでいる自治体です。同時に心理カウンセリングや相談窓口の設置、メンタルヘルスの教育の充実など心のケアにも力を入れています。地域の施設や団体との連携も重視している自治体ですから、子どもたちが学習活動や地域行事への参加を通じ、健やかに成長していくことが期待できるでしょう。

家庭教師のやる気アシストは、川崎市多摩区で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人

家庭教師のやる気アシスト編集部

家庭教師のやる気アシスト編集部は小・中・高校生のお子さんを持つスタッフばかり。わが子の勉強に悩む当事者として、勉強のコツや不安など当事者の目線で記事にしています。
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