






この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.pref.oita.jp/
不登校は全国的に深刻な問題となっており、その支援方法は地域によって異なります。不登校は単に学校に通わないということだけにとどまらず、お子さんの心身の健康や将来に大きな影響を及ぼす可能性があります。延岡市では、お子さん一人ひとりの状況に合わせた学習支援や居場所の提供、さらには保護者さまへのサポートなど、多様な支援策が実施されています。
本記事では、延岡市における不登校支援の取り組みについて詳しくご紹介します。不登校のお子さんを支える保護者さまにとって、少しでもお役に立てる情報をお届けできれば幸いです。
延岡市では、「幸動~自他の幸せのために学び行動する子ども~」を掲げ、延岡市のすべてのお子さんが、「ふるさと延岡の優れた自然や文化、伝統、人との絆を通して身に付け豊かな心や自己肯定感を土台として、自他の幸せのために、自ら問いを立て、課題の解決に向け、仲間と協働して粘り強く学び行動する力」を身に付けられるような教育を目指しています。
また、基本目標として、「お子さん一人ひとりの個性や能力を育む教育の推進」「幼児教育及び義務教育諸学校における教育力の向上」「学校・家庭・地域の連携による教育コミュニティづくりの推進」の3つを掲示し、ふるさと延岡への愛着と誇り・豊かな心と自己肯定感を土台とした学びの姿をお子さんたちが育めるように努めています。
近年、不登校の原因や背景は複雑・多様化しています。不登校のお子さんに対する社会的自立に向けて、様々な教育機会を確保することが大切です。
延岡市では、お子さんの状況に応じた新たな学びの場として、
を設置しています。
これらはお子さんのそれぞれの状況に応じた学びを継続できるようにするために準備された「学びの入口」です。ここからは、上記3つの学びの場について詳しくご紹介します。
学びの多様化学校とは、学習指導要領の内容などにとらわれずに、不登校の状態にある児童生徒の実態に配慮した特別な教育課程を編成している学校のことです。「熊野江教室」は分教室型として、文部科学省から指定を受けています。
在籍する学校に登校することができないお子さんに対して、熊野江教室ならではの教育を展開しています。
家から出て学校で学ぶことはできるが、在籍校に登校できないお子さんが、南浦中学校に在籍を移して通学します。南浦中学校の校区外から通学する場合は、校区外通学の申請が必要です。
延岡市立南浦中学校の授業日に準じて開室しています。年間授業時数は770時間で、1日4コマの授業を基本としています。その日の状況に応じて、オンライン学習(熊野江教室の授業をオンライン配信)を選択することも可能です。
学びの多様化学校分教室「熊野江教室」では、以下の流れで一日を過ごします。
時間帯 | 活動内容 |
9:00~9:10 | セルフマネジメントの時間です。 朝の会の時間に位置付けてあり、道徳と特別活動の合科の時間です。 「感情のコントロール」「ストレスマネジメント」「認知の歪みの修正」等について学びます。 |
9:15~12:05 | 午前中は1コマ50分、休憩10分の3時間授業です。 時間割に合わせてそれぞれの授業が行われます。 |
12:15~12:55 | 昼食とお昼休みです。 お弁当や飲み物は持参です。 |
13:00~13:50 | 4時間目の授業です。時間割に合わせて行われます。 |
13:55~14:05 | 個別学習を行います。 |
定期テストはありませんが、単元ごとに理解度を把握しています。実力テストはお子さんの希望により実施します。
家から出て学ぶことはできるが、在籍校に登校できないお子さんが利用しています。市内中心部のアウトリーチ・オアシス教室の他、北部地区・南部地区にサテライト教室を設けています。
月~金曜日の8:30~15:20開室しています。主に、学校で使用しているワークやプリント等を使用して学習を行います。延岡市内に在住の小・中・義務教育学校に在籍する不登校及び不登校傾向の状態にあるお子さんが対象です。
時間割に合わせて授業を行います。1日6限授業で、水曜日のみ5限授業です。
時間割の中には「課題」の時間と「オアシス」の時間が存在し、「課題」の時間では教科や内容を自分で設定し学習しています。「オアシス」の時間ではレクリエーションを行い、ふれあいを大切にしています。
また、お子さんの状況や送迎の都合などに合わせて、それぞれが学習時間を決定しています。
学校にも延岡市アウトリーチ・オアシス教室(教育支援センター)等にも通うことができないお子さんが、自宅から専任の支援員(オンライン学習支援員)が配信する学習プログラム等に参加し、オンラインで学びます。
延岡市立小・中・義務教育学校に在籍する不登校及び不登校傾向の状態にあるお子さん(中学生は全学年。小学生は基本5、6年生。4年生は要相談)が対象です。中学生は週3回(月曜日・水曜日・金曜日)9:40~12:00、小学生は週2回(火曜日・木曜日)9:40~12:00に配信があります。
学校から1人1台貸与されている端末(Chromebook)を利用し、Google Classroom、Google Meetを使って、オンライン学習支援員が配信する学習プログラムで学びます。学校内の教室以外の場所などから参加することも可能です。
小学生の場合
時間帯 | 活動内容 |
9:30 | クラスルームに入室します。 |
9:40~9:55 | 健康観察や日程の確認、短いお話などを行います。 |
9:55~10:20 | 国語・算数・社会・理科などの学習を行います。 主にNHK for Schoolなどの動画コンテンツを視聴して学習します。 |
10:20~10:45 | 学習ソフト「Qubena」などを用いて、自分の状況に応じた自主学習をします。 |
10:45~11:50(途中休憩の時間あり) | ふるさと学習(延岡の生活・文化・歴史に関する学習)、さらに日本・世界にも目を向けた学習、また、キャリア教育に関する学習をします。 また、あるテーマについて、動画を視聴したり講師の話を聞いたりして考えます。 |
11:50~12:00 | 振り返りや連絡をします。 |
中学生の場合
時間帯 | 活動内容 |
9:30 | クラスルームに入室します。 |
9:40~9:55 | 心身の健康観察やその日の支援内容の確認を行います。 |
9:55~10:25 | 学習ソフト「Qubena」などを使用し、自主学習を行います。 お子さんの状況に合わせた学習内容を選択し、取り組むことができます。 |
10:25~10:55 | オンライン学習指導員が様々な学習内容を配信したり、学習方法についてアドバイスしたりします。国・数・社・理・英・その他をローテーションで配信しています。 |
10:55~11:50(途中休憩の時間あり) | 進路情報や地域の出来事、外部講師による講座や、時事などを学びます。 テーマを決めてチャットで対話したり、探求してりして、オンライン上で意見交換することも可能です。 |
11:50~12:00 | その日の振り返りや翌日の時間割を確認します。 |
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
延岡市では、宮崎地方法務局子どもの人権110番や延岡市青少年育成センターなやみ相談フリーダイヤルなど相談窓口も多数設置されています。お子さんに必要な支援を届け、社会的自立を促すためも、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
家庭教師のやる気アシストは延岡市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。