堺市北区の総合的な学力の育成に向けての取り組み

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/gakko/gakuryoku/sogogakuryoku.html
https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/gakko/gakuryoku/sogogakuryoku.files/sakaishinosyouchuikkankyouiku.pdf
https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/torikumi/plan/houkokusho/74774720210824110458095.files/R2plan.pdf

近年、長引く不況・少子高齢化・情報化・国際化など社会状況は急激に変化しています。必要な情報が瞬時に得られるようになり、利便性が高まるにつれて人間関係の希薄化が問題視されています。
現代の教育現場において求められているのは、さまざまな事態に柔軟な対応ができる能力(総合的な学力)を高めていくことです。
今回は「総合的な学力育成」に向けて取り組んでいる、堺市北区の取り組みと活動を紹介していきます。

目次

堺市の教育理念

堺市の教育理念は大きく分けて次の3種類で構成されています。

豊かな心の人づくり

自分の良さや可能性を知り、多様な価値観を認め相手の立場を思いやり大切にできる豊かな心、社会性を身につけるための規範意識の育成を進める

確かな学びの形成

社会の中で生きていく上で必要となる自ら問題を発見し解決する力・自ら学び他者と協働しながら学んだことを社会で生かすことのできる幅広い学力形成を図る

ゆめをはぐくむ教育の推進

自分の良さや個性・可能性を発揮し、ゆめの実現に向けて多様な選択ができる誰一人取り残すことのない教育の推進

堺市が総合的な学力育成に力を入れているのは、現代の変化の激しい社会に対応していくために、自ら学ぶそして学ぶことを楽しむ子どもへ育成していくことを目標にしているからである。総合的な学力育成は、今後ますます重要な役割を果たすものです。

堺市北区が行う総合的な学力育成に向けての取り組み

堺市ではすべての中学校区において小中一貫教育を取り入れ、子ども一人ひとりの総合的な学力の向上を図っています。
以下の5つの推進事業を柱とし、総合的な学力育成に取り組んでいます。義務教育9年間をかけて、子どもたちの個性や能力を伸ばし、未来を 切り拓くための資質・能力を育成することで「自分で考え行動する人財の育成」に繋げているのです。

小中一貫教育の推進

すべての中学校区で授業改善・小中一貫した教科指導や学習規律・学習習慣の確立に向けた取り組みを推進する。

英語教育推進事業

ネイティブスピーカーと接する機会を増やすことで英語によるコミュニケーションを図る。全小・中学校にネイティブスピーカーを派遣し、英語による実践的コミュニケーション能力の基礎を育成し国際教育を推進する。

読書活動の推進

「朝の読書活動」を推進する。
学校図書館に、児童生徒の豊かな読書活動を推進するための読書センター機能と、児童生徒の自発的・主体的な学習活動を支援する学習情報センター機能の構築を図る。

キャリア教育推進事業

社会的・職業的自立に向けて、基礎的・汎用的能力や態度を育成する。夢や希望を見つけられるきっかけとなる支援を行う。

環境教育推進事業

SDGsの意識を子どもたちにはぐくみ、課題解決のために主体的に実践できるような環境教育を推進する。夢や希望を見つけられるきっかけとなる支援を行う。

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堺市北区の小中一貫教育の取り組み

堺市北区は「縦につながる教育」を目標に小中一貫教育に取り組んでいます。縦につながる教育とは、子ども達は義務教育の9年間をかけて様々な経験を積み重ねて成長すると考えるためです。
堺市北区では小中一貫教育の取り組みを、主に「導入期」と「充実期」の2つに分けています。堺市北区では「導入期」から「充実期」への転換を意識して、小中一貫教育の取り組みを行なっているのです。

以下の取組の基で堺市北区の小中一貫教育は推進されています。特に相互授業参観では、小中一貫グランドデザインの「めざす子どもの姿」を基に授業を参観し合うことで、校種などが異なっても、参観している子どもの姿や取組内容を共通の視点で見取ることが可能となるのです。

堺市北区の小中一貫教育の流れ

小中一貫教育【導入期】

推進リーダーの取組による小中一貫教育の土代づくりを行うことを目標としています。これらは小中の相互理解が深まるとともに、授業改善による学力の向上と不登校児童生徒の割足の減少などに結びつきました。

小中一貫教育【充実期】

導入期で作り上げた小中一貫教育の土代とし、今後はさらに小中一貫グランドデザインに基づく小中一貫教育の充実を図ります。
小中グランドデザイン(全体構想)とは、義務教育9年間を通し、子ども達にどのような資質・能力を育成するかを中学校区単位で示したものです。グランドデザインを活用することで、全ての教職員が中学校卒業時の姿を意識した指導を行います。

小中一貫教育の充実に向けた3つの取り組み

小中一貫グランドデザインの取り組みは、主に3つあります。それぞれの取り組みは、中心となって取り組む人もそれぞれ定まっています。
具体的な取り組みは次のような内容です。

目標の設定と検証改善サイクルの構築(管理職中心に行う)

中学校区で総合的な学力向上のための共通の教育目標を設定します。その目標の達成に向け、小・中学校の全教職員が「小中一貫教育グランドデザイン」を共有し、目指す子ども像の実現に向けた取り組みを推進していきます。
また、「小中グランドデザイン」を「学校力向上プラン」に位置付け、縦横につながる教育を実施し検証と改善を行います。

小中一貫教育を推進する組織づくり(担当者中心に行う)

小中一貫教育担当が、継続的・安定的に小中一貫教育を推進できる体制を構築します。全教職員が目指す子ども像の実現に向けて何ができるのかを考え、意識して取り組むことができるように具体的な取り組みの企画・運営を行っていきます。

中学校区でめざす子ども像の育成に向け取り組む(全教職員が行う)

義務教育9年間を見通して学力の向上と生徒指導などの充実を図ります。「堺版授業スタンダード※」を基に授業改善の推進を行い、中学校区で家庭学習習慣や学習規律を確立させます。また、中学校区の教職員が連携し、異校種・異学年・他教科での取り組みや「子ども姿」の理解を深めることが必要です。中学校区で学期に1回以上、研修会や会議・相互授業参観等を開催することで学習指導や生徒指導等について情報共有の場を設けるほか、小中一貫教グランドデザインを活用し、各学校の子どもの理解を深め目指す子ども像の実現に向けた取組を推進していきます。

授業スタンダード とは

教員の行う授業の流れや授業内での発問や板書の仕方など授業の展開を中心に、授業や授業づくりにかかわる基本的な事項を簡潔に示したもの。

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堺市北区で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

堺市北区では、子ども達が自主的に課題を見つけ自ら学び・考え・行動できる力を身につける力をつけられるように「総合的な学習の育成」に力を入れていることがわかりました。
縦の教育を通して他者との関わりを持つ中で身につけた力は、家庭や社会だけでなくあらゆる困難に直面しても、対応できる力にもなります。そして総合的な学習の育成は、小中一貫教育のカリキュラムの改善や教員の授業改善などが整った上で成り立つものでもあります。目まぐるしく変化する現代において「総合的な学習の育成」へ取組むことは意義があることと言えるでしょう。

家庭教師のやる気アシストは府中市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:サイクリング

学習アドバイザー 後藤

家庭教師のやる気アシストで、学習アドバイザーとして年間600人以上のお子さんの勉強のお悩みを解決!たくさんのお悩みを解決してきた学習アドバイザーの目線から、勉強に関する様々なことを記事にしています。
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