栃木県の不登校支援「適応指導教室」とは?
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.pref.tochigi.lg.jp/m03/education/gakkoukyouiku/seitoshidou/1188968972700.html
https://www.pref.tochigi.lg.jp/m03/education/gakkoukyouiku/seitoshidou/documents/20220418153131.pdf
栃木県は、小・中学校合わせた不登校生徒が年々増加しており、増え続けている不登校生徒への様々な取り組みを展開しています。
その取り組みの一つとして、栃木県では適応指導教室を設置し、不登校になってしまった子どもたちの社会的自立に向けた支援を行っています。では、適応指導教室で受けられる社会的自立に向けた支援とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
栃木県は、年々、小・中学校合わせた不登校児童生徒が、200人以上増加しており、増え続けている不登校児童生徒への様々な取り組みをしております。 栃木県内には、29か所の適応指導教室が設置されていて、不登校児童生徒が通っています。小学生と中学生合わせて約260人の不登校の児童生徒の個々に応じた、個別のカリキュラムを設定したして、児童生徒が社会的に自立できるようきめ細やかな支援を行っております。
本記事では、「適応指導教室(教育支援センター)とは何か?」「適応指導教室は栃木県内のどこにあるのか?」についてご紹介します。保護者さまにとって、お子さんの成長を見守りながらも安心して預けられる場所は非常に重要です。不登校になったお子さんが「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、お子さんが自ら進路を主体的に捉えて、社会的に自立できる道筋の一つの選択肢と考えて読んでいただけたらと思います。
【栃木県】適応指導教室(教育支援センター)について
適応指導教室(教育支援センター)の概要
不登校児童生徒を対象に、学校以外の場所や余裕教室等に設置された「適応指導教室」が不登校対策の1つとして設けられています。
適応指導教室は子どもたちの「第3の居場所」の役割を持っており、学校に行けなくなったお子さんの社会的自立に向けた支援を展開しています。教育支援センターとも呼ばれ、学校との連携のもと、個別カウンセリングや教科書を用いた学習指導などを行っています。
適応指導教室(教育支援センター)を利用する条件
栃木県内において、適応指導教室(教育支援センター)は、現在29カ所あります。適応指導教室(教育支援センター)を利用するためには、いくつかの条件や手続きを理解しておくことが大切になります。適応指導教室(教育支援センター)は、不登校や学習・生活に課題を抱える児童・生徒を支援する施設として運営されており、利用したい方それぞれのニーズに合わせたサポートが提供できるように、利用するにあたり事前の相談や手続きが必要になります。「学校に行けないでいる、もしくは休みがちになっている、学校になじめなくて困っている。」「お子さん、または保護者さまが教育相談を受けている(受ける予定がある)。」「お子さん、または保護者さまが入級を希望し、在籍校の校長からの申請がある。」など利用するにあたり条件がありますので、まずは、在籍している学校に相談していただき、今後の計画を立てていくことをおすすめします。
一人で悩まずに、周りを頼ることがお子さんと保護者様にとって少しでも心に余裕を持ち、客観的に考えることが出来ると思います。
【栃木県内適応指導教室一覧】
とらいあんぐる 〔宇都宮市〕 | まちかどの学校 〔宇都宮市〕 | オアシス 〔上三川町〕 | 鹿沼市適応指導教室アメニティーホーム〔鹿沼市〕 | 日光市不登校適応指導教室若杉学級〔日光市〕 |
真岡市適応指導教室 (もおかライブリー教室)〔真岡市〕 | 益子町学校生活適応指導教室(つばさ教室) 〔益子町〕 | 茂木町児童生徒サポートセンター(もてぎスマイルガーデン)〔茂木町〕 | 市貝町適応指導教室 (アドバンス教室) 〔市貝町〕 | 芳賀町教育支援センター 〔芳賀町〕 |
ひばり教室 〔壬生町〕 | あすなろ教室 〔野木町〕 | アルカディア 〔小山市〕 | 4 コスモス教室 〔栃木市〕 | はばたき教室 〔栃木市〕 |
あじさい教室 〔栃木市〕 | わたらせ教室 〔栃木市〕 | すずかぜ教室 〔栃木市〕 | スマイル教室 〔下野市〕 | 矢板市適応指導教室チャレンジハウス 〔矢板市〕 |
さくら市適応支援教室「つばさ」 〔さくら市〕 | 那須烏山市・那珂川町適応指導教室レインボーハウス 〔那須鳥山市〕 | 3 那須烏山市・那珂川町適応指導教室レインボーハウス 那珂川分教室〔那珂川町〕 | フリースペース「ひよこの家」 〔高根沢町〕 | 大田原市適応指導教室「すばる」 〔大田原市〕 |
那須町教育相談室 〔那須町〕 | 適応指導教室「ふれあい」〔那須塩原市〕 | 適応指導教室「あすなろ」〔那須塩原市〕 | アクティヴ教室 〔佐野市〕 | 足利市学校・家庭教育相談室(センター相談室) 〔足利市〕 |
適応指導教室(教育支援センター)での活動
「適応指導教室(教育支援センター)」は、学習活動を行うとともに、社会的自立に向けた各種活動を行います。
なお、活動内容については、一人ひとりの状況に応じて、児童生徒や保護者と話し合い合意の上で、どのような活動を行うのかを決めます。
【個別活動】
・学習(各教科等) ・読書 ・タブレット学習 ・進路学習 ・制作活動(工作・手芸等)
・農園作業 ・緑化活動 ・自己課題追究活動 ・調理実習 など
【集団活動】
・制作活動(工作・手芸等) ・スポーツ(卓球・バドミントン・ソフトバレーボール等)
・校外学習 ・農園作業 ・緑化活動 ・自己課題追究活動 ・調理実習 など
例えば…終日、個別活動を進めることもできますし。登校時間など相談の中で決めていきます。また、一人ひとりの状況に合わせて、学校への登校を計画していくこともあります。
各市町村に設置されている適応指導教室(教育支援センター)により違いがあるので、一度問い合わせをしてください。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
【栃木県内】 適応指導教室の取り組み
栃木県壬生町の取組 適応指導教室「ひばり教室」
栃木県にある「ひばり教室」は、不登校・引きこもり傾向のある児童生徒に対し、児童生徒宅近くの公民館等を活用して学習支援専門とする施設です。学習支援を行いながら児童生徒の理解を深め、学校担任等と情報を共有しながら児童生徒及び保護者に寄り添った支援ができる様な活動をしています。家庭教育支援員による訪問型の学習支援や、相談員による公民館等を活用しての学習支援を行っている。
家庭において学習支援を行うことができた事例もあり、児童が自信をもち「中学校は行ってみようかな。」との声が聞かれたり大きな成果も出ているようです。また、自宅近くの公民館で学習支援を行った事例もあり、「学校でも適応指導教室でもなく通いやすい」と継続的に学習が出来る環境になるような取り組みを実施している。
「ひばり教室」では、専門的人材等を活用した支援体制の整備にも取り組んでおり、児童生徒の特性や発達障害等について専門的な知識を有するスクールカウンセラーが、各校の教職員に研修を実施して資質向上に努力しています。さらに、不登校未然防止の観点から、困り感を抱える児童生徒及び保護者に対して、カウンセリングや心理検査を実施したり、必要に応じて医療機関と連携を図って支援を進めたりと。児童生徒のニーズにあった運営ができるような取り組みをしております。
栃木県小山市の取組 適応指導教室「アルカディア」
「アルカディア」では、家庭訪問相談員による生徒及び保護者への支援や、タブレット端末を利用した学習支援についての取り組みをしています。
市内各中学校及び義務教育学校後期課程に配置している「心の教室相談員」11名のうち、6名について「家庭訪問相談員」を兼務とし、教員ではない立場で家庭訪問をするなど、不登校生徒やその保護者のニーズに応じて、個別の対応を行っている。じっくりと時間をかけて丁寧な対応をすることにより、生徒や保護者とよりよい関係を構築し、それぞれの形で学校復帰を果たすことができたり、学習に意欲を見せ始めたりと、多くの生徒にプラスの変化が見らるなど結果も出ております。
タブレット端末を活用した学習の取り組みについて、自分のペースで学習に取り組むことができるため、学習内容のさかのぼりができ、基礎・基本をしっかりと定着させることができた。さらにタブレットの利点は、・テストを受けた後で、理解が不十分であった部分について、自分で確認ができる・周囲の目を気にすることなく学習ができる・学習の積み重ねがデータとして蓄積されるため、学習意欲が継続し、自分の取組に自信をもつことができる。・学習意欲が湧かないときでも、何となくタブレット端末を操作しているうちに、いつの間にか夢中で学習に取り組んでいるという生徒の様子も見られたりと、「アルカディア」では、タブレット端末を活用した学習の取り組みで結果をだしております。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
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栃木県で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
栃木県の適応指導教室は、お子さま一人ひとりのペースに合わせた学びの場として29か所の場を提供しております。「ひばり教室」「アルカディア」といった様々な適応指導教室があり、子どもたちの成長を支えるための特色ある支援を行っています。
不登校は誰にでも起こり得ることです。大切なのはお子さまが安心して自分らしく成長できる環境を見つけることです。それぞれの施設が提供する独自の活動を通じて、子どもたちは社会性や自立心を育みながら、安心して成長することができます。保護者さまにとっても、お子さんの特性やニーズに合った施設を選ぶことで、お子さんの健やかな成長をサポートできるでしょう。地域全体で子どもたちの未来を育てるために、これらの施設の活用をぜひご検討ください。
家庭教師のやる気アシストは栃木県の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんの明るい未来を支えるサポートを全力でしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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