






この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.pref.yamagata.jp/documents/16978/futokohandbookgaiyoban.pdf
https://www.ymgt.ed.jp/soudan/soudan.htm
近年、全国的に小学校・中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合が増加しており、不登校児童生徒の半数を超える児童生徒が90日以上欠席しています。山形県の調査結果においては2023年度、不登校の児童生徒が2983人となっています。
増え続けている不登校の児童生徒に対する支援のため、山形県では様々なアプローチが図られています。
今回はそんな山形県の不登校支援の中でも、適応教室について詳しくご紹介していきたいと思います。山形県で不登校のお子さんをお持ちの保護者さまのお役に立てれば幸いです。
冒頭で述べたように、山形県の不登校児童・生徒数は近年増加傾向にあります。2023年度山形県内で不登校だった児童生徒は小学生で785人、中学生で1554人、高校生で644人となっており、過去最多でした。
この現状の中で、山形県は不登校支援の充実と改善に向け、「不登校児童生徒の支援ハンドブック」を発行しています。
山形県の不登校支援では「チーム学校」として、学校全体で組織的に不登校児童生徒を支援する体制が築かれています。
具体的には、以下のような取り組みが行われます。
これにより、学校内外のリソースを活用し、児童生徒の個別の状況に応じた支援を行うことが目指されています。
教育支援センター(適応指導教室)とは市町村教育委員会が、学校以外の場所等において学校生活への復帰を含めた社会的自立に向けて支援するために設置したものです。 山形県内では24市町に設置されています。
山形県内には、不登校やひきこもりをはじめとしたお子さんを支援する民間の団体があり、本人への自立支援や家族への支援を行っています。山形県内のフリースクール等民間支援団体で実際に行われている具体的な支援は以下の3つです。
医師による外来診察だけでなく、精神保健福祉士、公認心理師、臨床心理士等によるお子さんとのカウンセリング、心理検査等を行い、学校復帰や生活の自立に向けたアドバイスを受けることができます。家族もサポートを受けられる機関もあります。
不登校の背景に児童虐待や生活困難などの問題を抱えている場合、積極的に連携を行い、支援を開始する必要があります。
山形県の適応教室「風」では、不登校状態のお子さんに対し、学習習慣づくり・集団生活への適応指導・体験的な活動などお子さんに合わせて実施することによって自立を図りながら、学校生活への復帰(再登校)を支援・援助します。
住所(所在地) | 山形市城西町2-2-15 |
電話番号(連絡先) | 023-645-6182 |
電話による連絡可能時間 | 平日の10時から15時30分まで |
開所日・時間 | 毎週月曜日から金曜日の9時15分から14時15分まで(祝日、長期休業中を除く) |
対象 | 小学校4年生から中学校3年生まで |
「心の居場所づくり」と「自分づくり」、
学校復帰(再登校)に向けた活動の実践
集団生活や個に応じた登校、自主的な活動などへの援助
個別相談による、不安や悩みを自己解決するための支援
体験活動の充実による生活経験の拡大を通した「生きる力」の育成
教科学習、スポーツ、保健、生産、制作、調理、科学、ふれあい等を通して、身体や五感の「揺さぶり」と自他の認め合いをするのが活動のねらいです。
陶芸体験や美術鑑賞教室、進路学習などを通して、人間関係づくりや「社会的スキル」の育成を目指します。
1泊2日の合宿教室やスケート・スキー教室を通して、主体的総合体験による自己有用感の再発見をねらいます。
定期的な面談や研修会を通し、保護者さまの不安や悩みの解消も図っています。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
山形県では、不登校児童生徒が増え続ける現状に対応するため、学校や教育支援センター、適応教室「風」などの多様な機関が連携しながら、一人ひとりに合った支援を行っています。学習面に限らず、心の居場所づくりや体験活動の充実、保護者同士の情報交換の機会を大切にし、家庭や地域社会と協力して子どもたちの社会的自立を見守っているのが大きな特徴です。
家庭教師のやる気アシストでも山形県で不登校のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。