横浜市瀬谷区での子育て・せやっこ体験と青少年指導員

この記事は下記を参照しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kosodate_kyoiku/ikusei/tiiki19.html
https://seya-kurenkai.jp/files/support/Katuyousiito-seisi.pdf
https://digital.city.yokohama.lg.jp/numbers/event1/
https://www.townnews.co.jp/0106/2022/06/02/627603.html

横浜市瀬谷区では、地域全体で子育てをサポートする取り組みが活発に行われています。特に「せやっこ体験」と「青少年指導員」の活動を通じて、子どもたちの未来を支え、地域の絆を深めることを目指しています。この記事では、瀬谷区の具体的な子育て支援活動やその成果について詳しく紹介します。

目次

横浜市瀬谷区のせやっこ体験の取り組み

せやっこ体験の概要と目的

「せやっこ体験」は、瀬谷区が実施する子どもたちの未来につながる体験プログラムです。地域の産業を生かした職業体験や、国際交流を通じて子どもたちが新しい視点や経験を得ることを目的としています。これにより、将来の選択肢を広げ、学習意欲を育むことを目指しています。

具体的な活動内容

工業コース:プログラミング体験

工業コースでは、「瀬谷のスゴ技企業が先生に!」をテーマに、地域の企業である株式会社芙蓉ビデオエイジェンシーが協力し、小学5~6年生を対象にプログラミング体験を提供しています。子どもたちは、実際に工場見学を行い、映像機器の開発現場を見学しました。ケーブルの多さに驚きつつ、プロの仕事場の雰囲気を肌で感じ、実際に機器を触れてみました。

プログラミング体験では、学習用マイコン「micro」を使用し、明るさや音、揺れに反応する様々な機能を体験しました。最初は慣れない操作に苦戦しながらも、徐々に「もし□□ならば△△」のように複雑な操作へと進んでいきました。子どもたちは、40分後には自分で考えながら試行錯誤し、プログラミングの魅力に触れることができました。

農業コース:農業体験

農業コースでは、地域の農家が協力し、さつまいもや里芋の植え付けと収穫、酪農体験を提供しています。春から秋にかけて行われるこのコースでは、子どもたちが農業の魅力を学びます。例えば、生産農家の岩崎さんは、ジャガイモやトウモロコシを栽培し、横浜ウィートの小麦を生産しています。講話では、農家の大変さや苦労、生育状況が気温や天候に左右されること、機械や設備の費用などについて詳しく説明しました。

また、自分が作った野菜を身近な人々が買ってくれることの喜びや、人々の食生活を支える仕事の重要性を子どもたちに伝えました。質疑応答では、大根の値段が高くなっている理由について、夏の酷暑や雨が少なかった点などを説明し、子どもたちに農業の現実を理解してもらいました。

商業コース:物流の仕組みを学ぶ

商業コースでは、横浜中央卸売市場での体験を通じて、子どもたちが物流の仕組みを学びます。このコースでは、商品が消費者に届くまでの流れを理解するために、区役所での講座やイトーヨーカドー食品館瀬谷店での商品陳列やレジ体験会などが行われました。

小学5~6年生の子どもたちが市場を見学し、物流の起点となる市場の役割や水産品の流通について学びました。実際の競り台での競り体験や、海苔を取り扱う店舗でのクイズに挑戦するなど、子どもたちは市場の仕事の魅力に触れました。参加者からは「市場についてもっと知りたくなった」「魚が食べたくなった」といった声が挙がり、物流の重要性を実感しました。

オンライン国際交流の取り組み

横浜市瀬谷区でのオンライン国際交流の概要と目的

瀬谷区では、子どもたちが異文化に触れ、国際的な視野を広げることを目的としたオンライン国際交流イベントを実施しています。このプログラムでは、日本語を通じて海外の同世代と気軽におしゃべりしながら異文化交流を行い、世界とのつながりを感じることができます。

具体的な活動内容

瀬谷区とリヨン市の絹の縁

リヨン市は、フランスの第二の都市であり、絹織物産業で知られています。19世紀に欧州でカイコの病気が広まった際、日本の生糸が横浜港から輸出され、リヨン市の絹産業を支えました。この歴史的背景を基に、瀬谷区とリヨン市は姉妹都市として友好関係を築いてきました。

フランス文化講座

オンライン交流に先立ち、フランス政府の公式文化教育機関「横浜日仏学院」によるフランス入門講座や、市内フレンチレストラン「リパイユ」のオーナーによるリヨンの食文化講座が開催されました。この事前研修では、フランスの文化や魅力、食文化について学び、交流への意欲を高めました。具体的には、館長がフランスの文化を紹介し、リヨンの特長や食文化を学びながら伝統料理「セルヴェル・ド・カニュ」を試食しました。

オンライン交流

リヨン市のジルベール・シャブルー中学校の日本語クラスとオンラインでつながり、お互いの街や学校生活を紹介し合いました。最初は控えめだった瀬谷の学生たちも、2回目の交流では自分から発言するようになり、国際交流を通じて自分を発信することの重要性を学びました。

具体的な交流内容としては、リヨンの学生がヨーヨーの特技を披露したり、瀬谷区の学生が横浜の開港記念日について紹介したりしました。また、日本の防災についても紹介し、フランスの学生たちに新たな知識を提供しました。瀬谷区のマスコットキャラクター「せやまるくん」を紹介するなど、楽しく充実した交流となりました。

瀬谷区の青少年指導員の役割と成果

青少年指導員の概要と役割

横浜市瀬谷区の青少年指導員は、次世代を担う青少年が地域で心豊かに成長できるよう、様々な活動を通じてサポートしています。青少年指導員は、自治会や町内会からの推薦を受けて市長と県知事から委嘱を受けて活動しています。主な活動内容は、子どもたちの交流・体験活動イベントの開催や、見守り活動など、青少年が安心して過ごせる環境を整えることです。任期は2年で、市内で約2,500名が活動しています(令和5年4月現在)。

具体的な活動内容とその成果

青少年指導員は、企画から運営までを担い、子どもたちの成長をサポートする活動を行っています。例えば、「せやっこ体験」では、各コースの体験講座やオンライン国際交流の運営を支援し、子どもたちが新しい経験を通じて成長する機会を提供しています。これらの活動を通じて、地域の大人たちが子どもたちにとってのロールモデルとなり、将来の選択肢を広げる手助けをしています。

地域全体での子育て支援の重要性

横浜市瀬谷区の子育て支援活動は、地域全体で子育てをサポートする制度を構築し、行政が中心となってサポートが必要な方とサポートができる方をつなぎ合わせる役割を果たしています。青少年指導員の活動をはじめとする地域の取り組みは、子どもたちだけでなく、その家族や地域全体にとっても大きな意味を持っています。

地域全体で子どもたちを育てるためには、家庭だけでなく、地域で働く方々や企業、農家など、直接子どもとは関わりのない大人たちも巻き込んでいくことが重要です。行政が中心となってこれらの関係者をつなぎ、支援体制を整えることで、真の意味での、地域全体で子どもを育てる環境が整います。瀬谷区の取り組みは、その好例と言えるでしょう。

瀬谷区の「せやっこ体験」や「青少年指導員」の活動を通じて、子どもたちは多様な経験を積み、将来の可能性を広げています。これからも地域全体で子どもたちを見守り、支え続けることが求められます。

家庭教師のやる気アシストは横浜市瀬谷区の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人

家庭教師のやる気アシスト編集部

家庭教師のやる気アシスト編集部は小・中・高校生のお子さんを持つスタッフばかり。わが子の勉強に悩む当事者として、勉強のコツや不安など当事者の目線で記事にしています。
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