勉強嫌いのやる気スイッチの押し方 3選
「勉強しないといけないと分かっているけどやる気がでない・・・。」
「疲れていてダラダラすごしてしまう・・・。」
勉強せずにゲームやスマホに夢中になっているお子さんをみると心配になってしまいますよね。
そんなお子さんが勉強にやる気を出すための方法3選を紹介していきます。
はじめに「やる気ってなんだろう?」
勉強に取り組めないお子さんに「なぜ勉強しないの?」と聞くと、大抵のお子さんが「やる気がでないんだもん。」と答えます。
ではそもそも「やる気」とは何なのでしょうか。「やる気」とは本来、行動を起こした後に気分が乗ってきて「もっとやろう!」という気持ちになっている状態を指します。子供たちは勉強する前の気分が乗っていない状態を「やる気が出ない」と表現しますが、それは間違っています。「やる気」とは行動の後についてくるものなのです。少々気が乗らなくても、勉強を始めさえすれば案外集中して取り組めます。勉強に前向きになれないお子さんには、まずこの心の仕組みを理解してもらいましょう。
やる気を出すための方法 3選
1:勉強に必要なものを先に用意しておく
勉強を始めれば集中できるけど、始めるまでが長いというお子さんの場合、保護者さまが勉強に必要なものを用意してあげるというのが効果的な場合があります。例えば、えんぴつや消しゴムを机に出しておく、下敷きや宿題になっている問題集のページを開いておく、などお子さんが座ったらすぐ勉強に取り掛かれるように準備してあげます。小学校低学年のお子さんなどは特に効果的です。中学生でも自分から机に向かうようになるまでは、準備してあげても良いと思います。
「今日は何の教科をやろう。」「準備するのがめんどうだな。」と考えるうちに、どんどん勉強から気持ちが遠ざかってしまうものです。全く勉強習慣のないお子さんには、最初のうちは保護者さまのサポートが必要です。
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2:簡単な問題から取り組む
「やる気がある状態」とは、勉強を始めてから気分が乗ってきて「もっとやろう!」という気持ちになっている時のことを指します。そのため、簡単な計算問題や単語練習などから取り組む事をおススメします。問題を解いて正解したり、課題を達成することで気分が上がって集中力が高まります。逆に、最初から難しい問題や、苦手教科の問題に取り組むと気分が乗ってこず集中力が高まりません。
例えば1時間勉強するうちの最初の10分は計算問題を解く、英語の勉強に入る前に単語練習を10分して自分で単語テストをするなどがお勧めです。社会や理科であれば、家族で問題を出し合ったりして、間違えたところをその後復習するなどでもいいと思います。
集中力が上がった状態でなら、苦手教科の学習にも根気強く取り組めます。最初はハードルを低めに設定し、お子さんの気持ちを高めることが重要です。
3:どうしても勉強をしたくない日にすることを決めておく
勉強にしっかり向き合えるようにするためには、とにかく毎日机に向かい勉強することが大切です。歯磨きをめんどくさいと思わないように、勉強も毎日の習慣になればめんどくさいと思う気持ちは小さくなってきます。
しかし、保護者さまがいかに準備し声掛けをしても、お子さんがどうしても勉強に取り組めない日もあると思います。そんな時のために「どうしても勉強したくない日に何をするか」を決めておきましょう。お子さんが勉強にしっかり取り組めた日や、保護者さまと穏やかな雰囲気でお話できている日などに話し合っておくと良いと思います。
例えば「どうしても勉強したくない日は理科の一問一答を10問だけやる。」「英単語の練習を10回ずつ10個の単語をやる。」「数学(算数)のドリルから10問だけやる。」など簡単に取り組める内容がおススメです。ほんの少しでも、毎日勉強することで習慣を継続することができます。また、意外と「10問だけ・・・。」と思っていても、やりはじめると気分が乗っていつも通り勉強する場合もあります。
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さいごに「気長に見守るのも大切!」
子供たちは案外自分のテストの点数を気にしていません。もちろん点数が高ければ喜びますし、低ければ落ち込みます。しかし、子供たちが一番気にしているのは自分の点数を保護者さまがどう思うかです。「怒られるかな・・・。」「褒められるかな!?」子供たちにとって重要なのはそこです。子供は保護者さまに見ていてほしい、認めてほしいという気持ちを強くもっています。
だからこそ、勉強のあとにお茶を入れてあげたり、「お疲れ様!」「頑張っていたね。」と一言声をかけてあげたりすると、とても喜びます。勉強へのモチベーションも上がります。保護者さまがお子さんの頑張りを認めていることが伝わると、細々と世話をやかずとも少しずつ自立し、自分で勉強に取り組めるようになります。
「お子さんが勉強しなくて困っている。」という保護者さまは、この記事を参考にお子さんをサポートしてあげてください。