思春期と不登校

思春期という難しい時期、親はただでさえ子育てについて考えることが多くなります。

素直で何でもよく話す子だったのに、急に何も話さなくなる、小学校までは順調に見えたのに、中学校、あるいは高校で急に行きづまってしまう、という子どもも多くいます。
親は自立と依存のはざまで揺れ動くわが子に翻弄されます。

反抗的になりあまり話をしないけれど思春期だから仕方ないと思っていたら、ある日突然、学校に行きたくないと言い出して・・・ということもあります。
親が正論で説得しても、親の言う矛盾を指摘してくるようになったり、黙り込んだり、不安定になったり・・・冷静に受け止められる親は少ないのではないでしょうか。

思春期の子どもに起こること

思春期は疾風怒濤の時期とよく言われます。心も身体も変わる時期に、将来を考えて進路を決めなければいけません。
努力したいけれど思うようにがんばれない、理想の未來、将来の希望はあるけれど能力に自信がなく、努力もおいつかない、友達関係など色々なことがあって緊張や葛藤が強くなる・・・次から次へと様々な感情が押し寄せてきます。

思春期には「アイデンティティ(自分は自分だ、という確信)」が揺らぎ、他者の目が強烈に意識されるようになります。
鏡ばかり見ていたり、LINEの返信のタイミングや内容を気にしたりと自分の見た目を気にし、他者の評価を気にします。人の目を通して自分を見ているような時期だと言っても過言ではありません。
これは他者の目を通して自分というものを作っているためです。

自分にとって肯定的な他者のイメージがたくさんとりこまれないと、まだ自分に自信がもてず、しっかりとした「自分は自分だというアイデンティティが確立されないのです。

自分の願望と他者の目、社会の目、そこの間に衝突が生じ、葛藤となります。
葛藤に向き合い、解決していくことが成長につながり、大人になっていきます。

自分の問題として受け止める時期ですが、葛藤を強く感じたり、うまく表現できなかったりすると、緊張が高まります。
この時期の葛藤や緊張を、思春期危機ということもあるほど、様々な感情に翻弄されているのです。

気をつけるポイント

①子どもは子どもの人生

子どもが学校を休むようになると、日々、子どもの生活が見えるようになり、親子の距離のとり方が難しくなります。
親はつい学校、勉強、と言うワードを口にします。不登校初期の頃、子どもは学校に行った方がまだ楽だと思い、翌日は学校に行こうと決心し、準備までしているのに朝になると出られない、という八方ふさがりで、本当に大変な状態です。

親は親、子どもは子どもの人生、という親子の距離の取り方を心がけます。
子どもの心配はするけれど、失敗させないようにするのをやめ、子どもを信じて本人に任せて見守る、という姿勢です。子どもは自分で考えて行動するし、失敗しても子どもはその失敗から何かを学び、成長の糧にできる、そういういう力を持っている・・・なかなかすぐにそういう気持ちにはなれないかもしれませんが、なるべく意識するようにします。

②一人の大人として接する

「社会に出ることはもっと大変」「がんばって乗り越えることが大事」などという正論は、子どもの心を白けさせ、益々親子の距離は離れていきます。
正論で説得しても効果はないと意識しておきましょう。
自分の中にある正論は保留にし、そうは言っても…というような変化球や親の失敗談が心に届きます。

現実と理想のギャップに苦しみ、劣等感を感じ、がんばって踏ん張っている心を崩さないようにするためには、これまでと違う接し方をしていきます。
助けを求めてきた会社の後輩、新入社員、若い友人、というくらいの気持ちで接していきましょう。

③過干渉をやめる

そうじをしない、朝起きてこない、お風呂に入らない・・・といったことは子どもの問題です。
子どもが助けを求めてきたらそれに応えればいいというくらいの気持ちでいます。そうは言っても気になるものは気になります。
言う回数は減らし、「そうじしなさい」ではなく「そうじするとすっきりすると思う」という言い方に変えていきます。

子どもの話は途中で遮らず耳を傾けるというのはこれまでの子育ても同様ですが、求められていないアドバイスはしない、ということを思春期には意識しておきます。

④荒れる時は離れる

子どもは自分が親に手を上げたり、暴力を振るったりすることで、罪悪感を深め、落ち込みます。
親はその場を離れられるとよいでしょう。
どんな言葉やどんな出来事がきっかけになるのか、子どもは何を伝えたいのかをきちんと考え、向き合うことも大切です。
子どもは自分を守りたいだけなのです。

大人になってから思春期の頃を思い出してもらうと「中学高校の頃はわけもなくムカついて、イライラして、うっとおしかった」と8割方の方が回想しています。
親もまたそういう時期があったことを思い出してみましょう。

思春期の不登校は、思春期危機にプラスして起こる子どものSOSです。
親はそのSOSを的確にキャッチし、子どもの心を守っていきましょう。

最短0で家庭教師を体験!

 0120-740-100

受付時間:10:00~22:00 /土日祝もOK

LINE問合せ窓口

LINEからもお問合せいただけます!
 

公式Instagram

勉強のお役立ち情報を配信中!
お問い合わせ、ご質問も受付中です!

最短0で家庭教師を体験!

 0120-740-100

受付:10時~22時/土日祝OK

ご質問などお気軽にお問い合わせください。

やる気アシストで行う授業のフォローと勉強の習慣づけ

やる気アシストでは学校へ行くことができていないお子さんを多数任せていただいています。

不登校のお子さんは一人でいる時間がほかのお子さんよりも圧倒的に長くなり、必然的に孤独感を感じやすくなります。

また、お子さんが学校にいけないことで、勉強への不安やストレスを感じることもあるかと思います。高学年になってくると「勉強しなければ」という気持ちが強く、焦りや不安が募ってくるお子さんもいらっしゃいます。

アシストでは、このようなお子さんに寄り添い共感することでお子さんの孤独を回避しながら、お子さん1人ひとりにあった方法で少しずつ生活に勉強を取り入れていくところからスタートしていきます。

お子さんの勉強の習熟度に合わせたカリキュラムで「わかる」を引き出し自信や自己肯定感を高めていけるよう指導を行っていきます。勉強の習慣付けではお子さんの自主性を引き出すためにも、決して指示や過度なアドバイスはしません。

「できるところ」「得意なところ」から伸ばしていく指導で、達成感・充実感を感じてもらいながらお子さんが前に進めるようにそっとサポートをしていきます。

また、家庭教師の勉強法は、学校の授業のようにみんなが同じ内容を学習するというような指導ではなく、お子さんの様子を見ながら、分からない所・苦手・テストに出る箇所などお子さんにとって強化すべきポイントを集中学習することができるので、学校や塾に比べ、効率的に学習を進めていくことが可能です!

不登校の間、学校の勉強を両親が付きっ切りで見てあげたり、お子さんを面と向かって褒めるということはなかなか難しいというご家庭も多いです。家庭教師が間に入り、力になれることがあるかもしれません。不登校でお困りの方はまずはお気軽にご相談ください!

ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得

やる気アシストでは、ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得し、不登校のお子さんをより深く理解し、寄り添い、正しい知識を持って指導に当たれる体制づくりに力を入れています。

認定資格を持つスタッフが中心となり、社内スタッフや家庭教師に向け、不登校の正しい知識をつけるための勉強会や指導を行っています。

また、不登校のお子さんを持つご家族の方に向けても、接し方や声掛けの方法などをお伝えさせて頂いており、ご好評いただいております。

不登校のお子さんは第三者として接することができる家庭教師という存在が大きな役割を果たすことが多いです。私たちアシストは、正しい知識を持った家庭教師が、お子さんの「やる気」や「自信」を引き出しながら、勉強面だけでなく、精神面でもお子さんの良き相談相手になれるよう、お子さんに寄り添いながら指導を行っていきます。

不登校に関するケース別の記事はこちら

体験授業では、同じようなお子さんを教えたことのある経験豊富なスタッフがお伺いして、ご家庭の要望やお子さんの希望をお聞きした上でぴったりの方法を一緒に考えていきます。

また、実際に指導が始まった後も気になることや心配なことがあれば、お電話にて専門スタッフが相談をお受けすることも可能です!

不登校は早期に対応することが大切です。具体的な質問や相談が無くても大丈夫!「不登校になってしまって不安…」といった曖昧なご相談でOK!
まずはお子さんのためにお早めにご相談ください!

無料のパンフレットをお送りいたします。