不登校からの回復にはどんな段階がある?親が気をつけたいポイント

不登校の子どもを持つ親にとって、子どもの心配事は尽きないですよね。
「いつ学校に行ってくれるのか」「このまま引きこもってしまうのではないか」といった悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。

早く不登校から回復させなければと焦ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、不登校の子どもに対して焦りは禁物です。昨今の不登校支援のスタンスは「復学」だけが目的ではないです。
この記事では、不登校から回復する過程と子どもとの関わり方や気をつけておきたいポイントを解説していきます。

最終目標は社会的自立

かつて、不登校は問題行動という見解がありました。
しかし、2019年に発表された「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」では「不登校児童生徒への支援は、『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要がある」という通知を出しました。
学校復帰だけにこだわらず、子どもの意見を尊重して柔軟に対応することが大切です。

しかし、通知にはこのようにも記されています。

「児童生徒によっては、不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意する」(文部科学省)

つまり、不登校には休養期間・自分を見つめ直すなどの積極的な意味があるものの、社会的な自立のリスクがあることも事実であるということです。
焦りは禁物ですが、タイミングを見はからい、子どもが将来に向けて一歩を踏み出せるように支援することが大切です。
では、不登校からの回復段階に親はどう子どもと関われば良いのでしょうか。

不登校の回復段階

一般的に、不登校からの回復までの期間は3ヵ月〜1年程度と言われています。
3ヵ月もしないうちに動き出す子もいれば1年経っても回復の兆しが見られない子もいます。

しかし、あくまでもこれは目安であり、子どもによって個人差があります。
休養中に段階を踏みながらエネルギーが蓄えられていくのを見守ることが重要です。

また、不登校の子の中には敏感な子も多く、その場合「早く学校に行ってほしい」という周囲の期待に応えようと無理をしてしまい、プレッシャーに感じてしまうこともあります。

では、不登校からの回復までにどのような段階を踏むのでしょうか。

混乱期

登校しぶりや学校に行けなくなり始めた時期に当たります。
朝起きられない・頭痛・腹痛など身体症状が見られたり、感情のコントロールができないといった症状が出てきます。

支援のポイント

この時期は、これまで我慢していた辛さが限界に達し、身体の不調に現れています。

まず家にいて安心感を与えること、子どもの気持ちに共感的になることが大切です。

この時期は、子どもの自己肯定感は低下しているため、学校に行くことや勉強することを強制しない、子どもの気持ちを否定しないことが重要です。

停滞期

部屋から出てこない・会話が少なくなる・今まで打ち込んでいたものに手をつけなくなる・昼夜逆転の生活などが挙げられます。

支援のポイント

この時期は、エネルギーを蓄えている充電の時期と言えます。無気力状態に見えるため、親にとっては根気が必要な時期でもあります。

しかし、見守る・わずかな成長も褒めることが大切です。強制するのは良くないですが、放置するのもよくないため、日常生活の中で前向きな言葉が出た時に、それを肯定してあげると良いでしょう。

試行期

試行期に入ると表情に笑顔が出てきたり、コミュニケーションの頻度が増えていきます。

昼間に起きて活動的になる・好きなことを始めるようになります。蓄えていたエネルギーが溜まってきている時期、これまで活動していなかった分、過活動になることも見られます。

支援のポイント

試行期も子どもの言葉に共感的になるという点では変わりません。共感されると自分の考え方に自信を持つようになる、積極的に意思を表明するようになるからです。

過活動になっていると感じたら、色々やりたい気持ちは大切であることを受容しつつも、疲れている時は無理しないことを促すことが大切です。

この時期に親ができることは、学校との情報共有を密にすること、進路に関する情報収集をすることです。

今後どのようにしたいかを子どもが自発的に話してきたとき、すぐに動けるように準備することが大切です。

自発期

この時期になると外出の頻度が増え、好きな科目に取り組むようになり、昼間から登校したり、保健室や適応指導教室に通えるようになります。子どもの主体的な活動を見守ることが大切です。

ここまでで、不登校の子どもの回復段階について見てきましたが、これらの回復段階、必要な期間は個人差があり全ての人が同じ段階を経ていくわけでありません。

まとめ

不登校は休養や自分を見つめ直すのに必要な期間です。不登校になった背景や子どもの状態によっても回復までの期間は様々です。
学校に戻ることだけが正しいというわけではないことは理解しておきたいポイントです。
子どもの気持ちを丁寧に聞き取りながら見守ることが大切です。

親だけが抱え込むのではなく、学校や専門家の力を得ることも手段です。
やる気アシストでは不登校の子どもへの指導経験豊富な教師がお子さん一人ひとりにあった方法でサポートします。
不登校でお困りの方はまずはご相談ください。

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やる気アシストで行う授業のフォローと勉強の習慣づけ

やる気アシストでは学校へ行くことができていないお子さんを多数任せていただいています。

不登校のお子さんは一人でいる時間がほかのお子さんよりも圧倒的に長くなり、必然的に孤独感を感じやすくなります。

また、お子さんが学校にいけないことで、勉強への不安やストレスを感じることもあるかと思います。高学年になってくると「勉強しなければ」という気持ちが強く、焦りや不安が募ってくるお子さんもいらっしゃいます。

アシストでは、このようなお子さんに寄り添い共感することでお子さんの孤独を回避しながら、お子さん1人ひとりにあった方法で少しずつ生活に勉強を取り入れていくところからスタートしていきます。

お子さんの勉強の習熟度に合わせたカリキュラムで「わかる」を引き出し自信や自己肯定感を高めていけるよう指導を行っていきます。勉強の習慣付けではお子さんの自主性を引き出すためにも、決して指示や過度なアドバイスはしません。

「できるところ」「得意なところ」から伸ばしていく指導で、達成感・充実感を感じてもらいながらお子さんが前に進めるようにそっとサポートをしていきます。

また、家庭教師の勉強法は、学校の授業のようにみんなが同じ内容を学習するというような指導ではなく、お子さんの様子を見ながら、分からない所・苦手・テストに出る箇所などお子さんにとって強化すべきポイントを集中学習することができるので、学校や塾に比べ、効率的に学習を進めていくことが可能です!

不登校の間、学校の勉強を両親が付きっ切りで見てあげたり、お子さんを面と向かって褒めるということはなかなか難しいというご家庭も多いです。家庭教師が間に入り、力になれることがあるかもしれません。不登校でお困りの方はまずはお気軽にご相談ください!

ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得

やる気アシストでは、ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得し、不登校のお子さんをより深く理解し、寄り添い、正しい知識を持って指導に当たれる体制づくりに力を入れています。

認定資格を持つスタッフが中心となり、社内スタッフや家庭教師に向け、不登校の正しい知識をつけるための勉強会や指導を行っています。

また、不登校のお子さんを持つご家族の方に向けても、接し方や声掛けの方法などをお伝えさせて頂いており、ご好評いただいております。

不登校のお子さんは第三者として接することができる家庭教師という存在が大きな役割を果たすことが多いです。私たちアシストは、正しい知識を持った家庭教師が、お子さんの「やる気」や「自信」を引き出しながら、勉強面だけでなく、精神面でもお子さんの良き相談相手になれるよう、お子さんに寄り添いながら指導を行っていきます。

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体験授業では、同じようなお子さんを教えたことのある経験豊富なスタッフがお伺いして、ご家庭の要望やお子さんの希望をお聞きした上でぴったりの方法を一緒に考えていきます。

また、実際に指導が始まった後も気になることや心配なことがあれば、お電話にて専門スタッフが相談をお受けすることも可能です!

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