【千葉県】2025年度(令和7年度)公立高校入試情報

千葉県教育委員会から発表された情報をもとに千葉県の公立高校の高校受験情報や過去問を参考にした出題傾向をご紹介しています。

また、やる気アシストで勉強をした先輩の合格体験記など、志望校選びや受験対策にお役に立てる情報もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

千葉県教育委員会のサイトこちら

千葉県の公立高校の入試日程

千葉県の公立高校の2025年度の入試日程です。

一般入学者選抜

■出願受付期間 :令和7年2月4日(火曜日)から2月6日(木曜日)
■志願又は希望の変更 :令和7年2月12日(水曜日)から2月13日(木曜日)
■学力検査日 :令和7年2月18日(火曜日)・2月19日(水曜日)
■合格発表日 :令和7年3月4日(火曜日)

千葉県の選抜方法と合否判定

一般入学者選抜

出願資格

⑴ 中学校若しくはこれに準ずる学校若しくは義務教育学校(以下「中学校」という。)を卒業した者又は令和7年3月卒業見込みの者
⑵ 中等教育学校の前期課程(以下「中学校」に含める。)を修了した者又は令和7年3月修了見込みの者
⑶ 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第95条各号のいずれか一つに該当する者

学力検査

第1日及び第2日の学力検査は、次に示す事項により、県下一斉に同一条件で行う。
 なお、定時制の課程においては、学力検査を3教科(国語・数学・英語)と定めることができる。
第2日の学校設定検査は、各高等学校において別に定めて実施する。
 なお、定時制の課程において学力検査を3教科(国語・数学・英語)と定めた高等学校にあっては、
学校設定検査を第1日の学力検査終了後に行うことができる。

第1日(2月18日(火))第2日(2月19日(水))
教科国語・数学・英語理科・社会
時間国語・数学は各50分、英語は60分各教科50分
配点各教科100点各教科100点

選抜方法

1 中学校の校長から送付された調査書等の書類の審査、学力検査の成績及び学校設定検査の結果を選抜の資料とし、各高等学校の教育を受けるに足る能力、適性等を総合的に判定して入学者の選抜を行うものとする。選抜の資料のいずれかにおいて、各高等学校が審議の対象とすると定めた評価等を有する者については、特に慎重に審議する。
2 調査書の必修教科の評定の全学年の合計値及びその他の記載事項、学力検査の成績、学校設定検査の結果等の選抜の資料は原則として得点(数値)化するものとし、選抜のための各資料の得点を合計した「総得点」に基づき総合的に判定する。選抜の資料の配点は各高等学校において別に定める。
3 埼玉県及び茨城県の本県隣接学区内に居住する者が隣接県から入学できる生徒数は、隣接県公立高等学校入学志願者取扱協定第5条の規定に基づく細部協定書によるものとする。
4 調査書、学力検査の成績及び学校設定検査の結果については、次の⑴、⑵及び⑶によるものとする。ただし、市立高等学校にあっては、当該市教育委員会が定めるところによる。
  ⑴ 調査書については、次のア及びイにより得点(数値)化する。
   ア 調査書の教科の学習の記録における、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭及び外国語(外国語については、必修及び全ての生徒が共通に履修するもの。)の評定の全学年の合計値について、各高等学校の定めるKの数値を乗じ、「調査書の得点」とする。
     Kの数値は、原則として1とし、各高等学校において学校の特色に応じて0.5以上2以下の範囲内で別に定める。
      なお、調査書の教科の学習の記録に評定の記載のない教科がある場合等については、他の選抜の資料と併せて、他の者の資料と比較検討した上で、総合的に判定する。
      また、外国において、学校教育における9年の課程を修了した者等で、所定の調査書が提出できない者については、総合的に判定する。
   イ 調査書の記載事項について、各高等学校は学校の特色に応じて50点を上限として、上記アに定める「調査書の得点」に加点することができる。
  ⑵ 学力検査の成績については、次のア及びイにより得点(数値)化する。
    ア 学力検査を実施した各教科の得点を合計し、「学力検査の得点」とする。
    イ 次の(ア)、(イ)及び(ウ)の場合は、各高等学校が定めた倍率を用いて得点を算出することができる。
     (ア) 理数に関する学科(くくり募集を行う理数に関する学科は除く。)を志願する者については、学力検査の数学及び理科の得点を1.5倍し、又は2倍した値をそれぞれ数学及び理科の得点とみなすことができる。
     (イ) 国際関係に関する学科を志願する者については、学力検査の英語の得点を1.5倍し、又は2倍した値を英語の得点とみなすことができる。
     (ウ) 三部制の定時制の課程の学力検査を実施する教科を5教科(国語・社会・数学・理科・英語)と定めた高等学校を志願する者については、5教科のうち、志願者が出願時に申告した3教科の得点を、1~3倍した値をそれぞれの教科の得点とみなすものとする。
  ⑶ 学校設定検査の結果については、次のア及びイにより得点(数値)化する。
    ア 「学校設定検査の得点」の配点は、各高等学校が学校の特色に応じて10点以上100点以下の範囲内で定める。ただし、その他の検査のうちの県が作成する「思考力を問う問題」の配点は、100点とする。
    イ 学校設定検査を2つ以上実施する場合には、学校設定検査の合計得点は150点を上限とする。なお、専門学科において適性検査を2つ以上実施する高等学校が、さらに面接を実施する場合には、面接の配点は50点を上限とし、学校設定検査の合計得点は200点を超えないものと
 する。
5 高等学校が、学科ごとに、志願者に志願理由書の提出を求めた場合には、これを選抜の資料に加えるものとする。
6 欠席が多い理由又は障害があることによって生ずる事柄等について説明するために、志願者から自己申告書が提出された場合は、これを選抜の資料に加えることができる。なお、提出されたことにより、不利益な取扱いをすることのないよう十分に留意する。
7 高等学校の校長は、必要のある場合には、出願書類等(自己申告書を除く。)の内容について、中学校の校長に照会することができる。
8 入学者の選抜方法は、上記1から7までに定めるほか、次の⑴及び⑵により学校の特色を重視した、2段階の選抜を行うことができる。ただし、市立高等学校にあっては、当該市教育委員会が定めるところによる。
  ⑴ 2段階の選抜を行う場合、2段階目で選抜する入学者の人数は、募集人員の20%以下とする。
  ⑵ 1段階目の選抜は上記1から7までに定めるとおりとする。2段階目の選抜では、1段階目で得点(数値)化した「調査書の得点」、「学校設定検査の得点」及び「学力検査の得点」に、次のk1、k2、k3及びk4の数値を乗じた得点を、選抜の資料とすることができる。
    k1…調査書の評定の全学年の合計値にKを乗じた数値に乗じる係数
    k2…調査書の記載事項の加点に乗じる係数
    k3…学校設定検査の得点に乗じる係数
    k4…学力検査の成績について、上記4⑵のア及びイによる得点(数値)に乗じる係数
    なお、k1、k2及びk3の数値は、それぞれ1以上、k4の数値は、1以上1.5以下とし、各高等学校が定める。
    ただし、k1、k2及びk3を乗じた後の配点は、上記4の⑴及び⑶に定める配点の上限を超えないものとする。
9 各高等学校は、選抜の手順、選抜のための各資料の項目及び配点等を定めた「選抜・評価方法」を作成し、公表する。各高等学校の「Ⅰ 一般入学者選抜」の「選抜・評価方法」は、令和5年10月19日(木)から令和7年度千葉県公立高等学校入学者選抜の「選抜・評価方法」が公表されるまで、各高等学校のウェブページに掲載する。詳細は、別に定める。

過去問から読み解く、千葉県の高校入試のチェックポイント!

国語

国語の傾向と対策

千葉県の国語は、7つの大問で構成されています。
聞き取り検査(著作権等の配慮から省略しています)、漢字の読み書きが2つ、論説文、小説文、古文、条件作文の構成です。

文法や漢文などの知識問題だけでなく、自分の言葉で記述する問題や複数の文章や話し合いと関連づけて読む問題など、幅広い範囲から出題されます。

前述のとおり出題の幅が広いため、日ごろから文章の要旨を丁寧に読み取り、きちんと根拠を押さえたうえで適切なかたちで答えをまとめる訓練を行っておくと良いです。

数学

数学の傾向と対策

千葉県の数学は、4つの大問で構成されています。
大問1が小問集合、大問2が二次関数の問題、大問3が平面図形、大問4が一次関数の問題の構成です。

二次関数では座標利用の問題が、平面図形では証明が、一次関数では会話形式で問題が出てくることが特徴として挙げられます。

具体的な対策としては配点が半分以上ある小問集合を確実に点数を取ることが第一です。小問集合に作図が出てくることなども傾向の一つなのでしっかりと対策をしておくと良いです。

英語

英語の傾向と対策

千葉県の英語はリスニングを含めて9つの大問で構成されます。
リスニング4つ、語彙・文法・整序英作文1つ、条件英作文1つ、資料を使った2種の読解問題1つ、長文読解1つ、対話文読解1つという構成です。

読解は長めの説明文と対話文を読み解く練習に加えて、グラフや英語の案内から情報をすばやく検索する訓練が必要です。ただし、英作文は10語程度なので難易度も高くはなく、傾向に変化がないので過去問題を解いておけば十分に対策ができるかと思います。

理科

理科の傾向と対策

千葉県の理科は9つの大問で構成されます。
小問集合が1つと物理・化学・生物・地学の分野から各2つずつと非常にバランスの良い構成です。

実験・観察を中心に、基本的な事項を問う問題がほとんどですが、数問科学的思考力が必要な問題も出題されます。選択式の解答が多いですが、字数制限のある文章記述問題やグラフ作成が出題されることが特徴です。

対策としては、教科書の実験・観察を中心に基本事項を押さえておき、様々な問題に触れて、実践力をつけておくことが大切です。

社会

社会の傾向と対策

千葉県の社会は8つの大問から構成されています。
総合問題が1つ、地理から2つ、歴史から2つ、公民から3つという構成です。

複数の資料を解読し判断する記号選択、語句指定の短文記述などが出題されます。

資料解読による記号選択は難易度こそ高くはないですが、解くのに時間を要します。そのため、知識問題を瞬発的に解けるようにして時間の短縮につなげることが大切です。

過去問で入試対策!千葉県の公立高校入試問題の解答と解説

令和5年度(2023年度)の公立高校入試の過去問題

令和5年度 千葉県公立高校入試(国語)>
令和5年度 千葉県公立高校入試(数学)>
令和5年度 千葉県公立高校入試(英語)>
令和5年度 千葉県公立高校入試(理科)>
令和5年度 千葉県公立高校入試(社会)>

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