【滋賀県】令和5年度/2023年度入学者高校入試選抜試験:国語の解説
滋賀県の2023年3月実施の令和5年度(2023年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
大問1
問題文
次の【本の一部】と【資料】を読んで、後の1から5までの各問いに答えなさい。
1 【本の一部】の空欄<Ⅰ>にあてはまるものとして、最も適切なものを、次のアからエまでの中から一つ選び、記号で答えなさい。
ア:しっとり
イ:じっくり
ウ:しっかり
エ:しっくり
2 【本の一部】の傍線部①について、これはそのようなことですか。最も適切なものを、次のアからエまでの中から一つ選び、記号で答えなさい。
ア:これまで、都市計画においては遠距離感覚ばかりが重要視され、触覚は問題にされてこなかったということ。
イ:従来の都市計画では景観の問題ばかりが注目され、人と人との触れ合いの意義は忘れられてきたということ。
ウ:景観や騒音などの問題が特に重要視される都市計画では、視覚と聴覚以外は考慮する必要がないということ。
エ:都市計画では視覚と聴覚への関心が高いため、触覚も遠距離感覚だという事実は無視されてきたということ。
3 【本の一部】の傍線部②について、筆者がこのように述べているのはなぜですか。その理由として最も適切なものを、次のアからエまでの中から一つ選び、記号で答えなさい。
ア:「目ざわり」では五感それぞれが持つ性質を表せないから。
イ:「目ざわり」では「手段・方法」の意味を表せないから。
ウ:「目ざわり」では「邪魔」という意味になってしまうから。
エ:「目ざわり」では「遠距離感覚」を示すことになるから。
4 【本の一部】の傍線部③について、筆者が「幸い」というのはなぜですか。その理由を【資料】を参考にしながら、五十字以内で書きなさい。
5 【本の一部】の傍線部④について、これはどのようなことですか。「われわれは、」という書き出しに続けて、五十字以内で書きなさい。
解答・解説
1 エ
語彙の問題。
アはしめりけを帯びたさま。
イは時間をかけ念を入れて行うさま。
ウは堅固なさま。
2 ア
イ、ウ、エは内容が本文の記述にない。雰囲気は似ているが本文では断定していないので注意が必要。
3 ウ
「意味がちがってしまう」より、「目ざわり」だと全く他の意味の日本語になってしまうということ。
4 (例)神山は、常緑樹のスギばかりの山ではないため、四季ごとに訪れる変化を目にすることができるから。
【資料】よりスギ=常緑樹=四季による変化がない、雑木林=落葉樹=四季によって景色が変わるという対立構造を読みよけていれば正解。
5 (例)(われわれは、)ものの見た目だけでなく、手で触った時に感じるようなことまで、目で見て感じ取ることができるということ。
本文の主題である「触覚にも遠距離触覚というものがあり得る」を押さえていれば正解。
大問2
問題文
はるなさんたちは、国語の時間に、「ことばの働き」について理解を深めています。次は、その時に読んだ【本の一部】と、その時の【話し合いの一部】です。これらを読んで、後の1から4までの各問いに答えなさい。
1 【本の一部】の傍線部について、これはどのようなことですか。【本の一部】から、説明にあたる一文を探し、はじめの五字を書きなさい。
2 【話し合いの一部】の空欄<Ⅰ>にあてはまる適切な内容を、【本の一部】の言葉を用いて、三十五字以内で書きなさい。
3 【話し合いの一部】の空欄<Ⅱ>にあてはまる適切な内容を、【本の一部】から、十五字以内で抜き出して書きなさい。
4 【本の一部】の二重傍線部について、ことば(言葉)には、「他の人とコミュニケーションをはかる」以外に、どのような働きがあるとあなたは考えますか。百字以上、百四十字以内で書きなさい。
解答・解説
1 どういう視
前段落の結論部分に注目する。
2 (例)ことばできめ細やかに表現することによって、感覚が豊かになっていく
最初の段落の「ことば=言語によって~かもしれません」に注目する。
3 適切な「言いかた」が選択できる
最終段落【本の一部】「その場その場で」と【話し合いの一部】「とっさに」の一致に注目。
4 解答・解説略
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大問3
問題文
次の1から4までの各問いに答えなさい。
1 次の①から⑤までの文の中の傍線部のカタカナを漢字に直して書きなさい。
①木造ケンチクの住宅。
②郵便物がトドく。
③ショクムを遂行する。
④社会生活をイトナむ。
⑤遊園地の巨大メイロ。
2 次の①から⑤までの文の中の傍線部の漢字の正しい読みをひらがなで書きなさい。
①賃貸のアパートに住む。
②寄付で費用を賄う。
③子供は好奇心が旺盛だ。
④富士山の麓のキャンプ場。
⑤熟れたトマトは甘い。
3 次の文章を読んで、後の①と②の各問いに答えなさい。
①傍線部AからDまでの中で、品詞が異なるものを一つ選び、記号で答えなさい。
A:ある B:たんに C:なにも D:いったい
②空欄<Ⅰ>にあてはまる言葉として、最も適切なものを、次のアからエまでの中から一つ選び、記号で答えなさい。
ア:つまり イ:あるいは ウ:もちろん エ:しかし
4 次の【詩】を読んで、①から③までの各問いに答えなさい。
①【詩】の点線部Ⅰ「の」と同じ働きをしている「の」を、傍線部AからDまでの中から一つ選び、記号で答えなさい。
②【詩】の二重傍線部を現代仮名遣いに直し、全てひらがなで書きなさい。
③次は、【詩】の各連の内容について説明したものです。第三連について説明したものを、次のアからエまでの中から一つ選び、記号で答えなさい。
ア:林檎を仲立ちとするやり取りから、相手への思いが強まっている。
イ:少女のふとした何気ない言動すら恋しくてたまらなく感じられる。
ウ:林檎畑で見かけた少女の美しさに魅了される様子が描かれている。
エ:思いがけず漏らした恋心を、少女は優しく受け入れてくれている。
解答・解説
1
①建築
②届(く)
③職務
④営(む)
⑤迷路
2
①ちんたい
②まかな(う)
③おうせい
④ふもと
⑤う(れた)
3
①A
Aは連体詞、それ以外は副詞。
②ウ
譲歩の表現が適する。
4
①C
ⅠとCは主語を表わす助詞、AとBは連体修飾を表す助詞、Dは副詞の一部
②といたもうこそこいしけれ
「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」に、「たまふ」は「たもう」と変化する。
③エ
「わがこころなきためいき」=「思いがけず漏らした恋心」
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