【鳥取県】2025年度（令和7年度）公立高校入試情報
鳥取県教育委員会から発表された情報をもとに鳥取県の公立高校の高校受験情報や過去問を参考にした出題傾向をご紹介しています。
また、やる気アシストで勉強をした先輩の合格体験記など、志望校選びや受験対策にお役に立てる情報もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
鳥取県の公立高校の入試日程
鳥取県の公立高校の2025年度の入試日程です。
2026年度（令和8年度）の入試日程は、公開され次第、順次掲載していきます。
特色入学者選抜
■出願の期間 ： 令和7年1月23日(木)及び1月24日(金)
■学力検査 ： 令和7年2月3日(月)
■合格者の発表 ： 令和7年2月10日(月)
一般入学者選抜
■出願の期間 ： 令和7年2月14日(金)から2月18日(火)（日曜日および土曜日を除く）
■実施期間 ： 令和7年3月6日(木)、3月7日(金)
■合格者の発表 ： 令和6年3月17日(月)
再募集入学者選抜
■出願の期間 ： 令和7年3月21日(金)から3月24日(月)
■実施期間 ： 令和7年3月25日(火)
■合格者の発表 ： 令和7年3月26日(水)
※再募集入学者選抜は、特色入学者選抜および一般選抜入学者選抜の合格発表後に募集定員に達していない学科またはコースでのみ実施されます。
鳥取県の選抜方法と合否判定
特色入学者選抜の選抜方法
入学志願者に対して、面接又は口頭試問を実施する。学科又はコースの特性により、学力検査、作文又は小論文、プレゼンテーション及び実技検査のいずれか一つ以上を選択して、実施する。
特色入学者選抜の合否判定
志望理由書、調査書（合計評定及び第３学年の国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭及び外国語（以下「各教科」という。）の評定以外の記録）、面接又は口頭試問、学力検査、作文又は小論文、プレゼンテーション、実技検査の結果等を資料とし、総合的に判定する。
なお、調査書の合計評定は、第３学年の各教科の評定の合計によるものとする。この場合、１教科又は２教科の評定を２倍することができるものとする。
一般入学者選抜の選抜方法
入学志願者全員に対して、学力検査、面接を実施する。ただし、実施教科は国語、社会、数学、理科及び英語の中から3教科以上を実施する。
志望する学科、コースにより作文及び実技試験を実施する場合がある。
一般入学者選抜の合否判定
調査書、学力検査の合計得点、面接、作文、実技検査の結果等を資料として、総合的に判定する。
なお、調査書の合計評定は、第３学年の各教科のうち、学力検査を実施する教科の評定に対し、学力検査を実施しない教科の評定を２倍するものとする。
過去問から読み解く、鳥取県の高校入試のチェックポイント！
国語
国語の傾向と対策
５つの大問で構成され、小問集合、現代文２つ、古文、資料を読み解く問題になっています。難易度はやや難です。
小問集合では、漢字や品詞、漢文に関する問題など幅広く出題されています。難易度はそれほど高くないので、国語に関する基本的な知識があれば解答できます。
現代文では、小説文・論説文が出題されており、どちらも記述量が多いです。本文を参考にすれば書ける問題が多いので、記述問題としては解きやすいと思います。また、古文は比較的読みやすく基礎的な知識があれば解けます。
資料を読み解く問題では、敬語に関する問題、作文も出題されています。作文では原稿用紙８～１０行内で、与えられた条件に沿った内容を記述していく問題になっています。過去問をみて、資料を見ながらまとめる練習をするといいと思います。
記述力を求められる問題が多く出題されています。現代文などの記述問題を解く練習をし、文章をまとめる力をつけるといいと思います。
数学
数学の傾向と対策
5、６の大問で構成されています。小問集合、統計、表の読み取り、関数、図形が単元ごとに大問になっています。
難易度としては難です。
全体を通してまんべんなく出題されています。学習範囲が偏らないようにしましょう。
・小問集合
問題の量が多いです。前半は単純な計算問題、後半は作図や証明問題が出題されています。
難易度としては教科書レベルですが出題範囲は広いです。そのため、幅広く演習を積んでおく必要があります。配点としては4割あるので確実に得点しておきたいです。
・関数
方程式をたてさせる問題、式の意味を問う問題、関数のグラフの読み取り問題など関数を利用した問題が多く出題されています。一次関数、二次関数、方程式のたて方など関数の基礎を一通り抑えておく必要があります。
・資料の読み取り
表から読み取り計算、推定させる問題、分布表などの統計図から読み手って解答させる問題が毎年出ています。資料から正確に情報を読み取り答えを導く練習をする必要があります。
記述が多いので、解法や考え方を書けるように日頃から練習をする必要があります。
問題量が多いので、得意な単元など問題を選択して解いていくといいと思います。
英語
英語の傾向と対策
リスニングをのぞいて4つの大問で構成され、小問集合、英作文、長文2つとなっています。難易度としては標準です。英作文が複数あります。
・小問集合
適切な語句の穴埋めや並べ替えの問題など基本的な文法をしっかりと押さえておけば解けます。
・英作文
会話文の穴埋めや自分の意見を述べる英作文になります。どちらも会話中や本文などにヒントがあるので、使う単語や書き方は周りの文章を参考にすると書きやすいです。
20字程度の記述を求められる問題もあります。日本語で簡単にまとめた文章を英語に訳すという練習を積むといいと思います。
・長文問題
会話形式の文章では、人物と発言内容を整理しながら読んでいくと分かりやすいです。
人の歴史、経験、関係など人物に関する文章では、大体の内容を読み取ることができれば解答できる問題が多いです。1文をしっかりと読むというより、全体の流れを掴めるように読むといいと思います。
また、文章の内容が難しい問題があります。日頃から社会に関心をもち、ニュースなどに目を通すようにすると理解しやすくなると思います。
理科
理科の傾向と対策
８つの大問で構成されています。生物、化学、物理、地学がそれぞれ単元とに２題ずつ出題されています。難易度は難です。
どの単元もまんべんなく出題されています。そのため、偏りなく学習、対策をする必要があります。
会話文や実験をもとに、考察をしていくという形式が多く見られます。考察の穴埋めや理由記述、計算問題など、基礎的な知識を問う問題の他にも思考力が問われる問題が出題されています。
本質的に理解していなければ解けない問題が出題されています。ただ暗記するだけでなく、現象の理由などを理解し、自分の言葉で説明できるように学習する必要があります。教科書の実験手順やレポートなどにも目を通しておくと良いと思います。
また、計算問題も多く出題されています。資料やグラフの読み方をおさえ、正確な数値を読み取る練習をする必要があります。
社会
社会の傾向と対策
3つの大問で構成されています。地理、歴史、公民と単元ごとに分かれています。
難易度はやや難です。
出題範囲が幅広いため、教科書レベルの知識をまんべんなく身につける必要があります。
歴史・公民分野では、時系列の並べ替えや理由記述、具体的な数値などを問われる問題が出題されています。あいまいな知識では解けない問題です。そのため、時代の流れや因果関係などを理解しておく必要があります。
地理分野では気候、宗教、農業方法などを世界地図と照らし合わせ、確認しながら覚えるといいと思います。
また、資料の読み取り問題が複数出題されています。資料から抜粋するような形で回答可能な問題や、資料で読み取ったものから思考して解答する問題が出題されています。資料の読み取りが苦手なお子さんは、練習を積んでおくと良いと思います。
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