中学校2年生のお子さんへの教え方
家庭教師のやる気アシストへの学年別指導方法。中学校2年生のお子さんへの教え方を紹介します。
中学校2年生はどんなことを学ぶのか、アシストではどのような指導・サポートができるのかを紹介していきたいと思います。
文部科学省『生きる力』
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/
中学校2年生ではどんなことを学ぶの??
中学校2年生は全教科の中で英語・理科・国語を一番多く学びます。数学ではないのが意外ですよね。もちろん主要3科目なので、時間数が減るだけで大切なことに変わりはありません。
英語では未来形や接続詞、動名詞や不定詞、比較級や受動態などを学んでいきます。特に動名詞や不定詞などは3年間の英語の中でもつまずきやすい単元です。
数学では連立二元一次方程式(連立方程式)、平面図形の性質の考察、一次関数、確率の理解を深めます。具体的には6つの単元を学んでいきます。そのうち3つのジャンルに分けれるので、下で詳しく説明していきます。
国語では285字の新出漢字に加えて、文法・古典・漢文を学んでいきます。古典や漢文は高校入試に必ず出てくる単元なので、しっかりと理解をしておきましょう。
区分 | 第1学年 | 第2学年 | 第3学年 |
---|---|---|---|
国語 | 140 | 140 | 105 |
社会 | 105 | 105 | 140 |
数学 | 140 | 105 | 140 |
理科 | 105 | 140 | 140 |
音楽 | 45 | 35 | 35 |
美術 | 45 | 35 | 35 |
保健体育 | 105 | 105 | 105 |
技術・家庭 | 70 | 70 | 35 |
外国語 | 140 | 140 | 140 |
道徳 | 35 | 35 | 35 |
総合 | 50 | 70 | 70 |
特別活動 | 35 | 35 | 35 |
総授業数 | 1015 | 1015 | 1015 |
中学校2年生の各教科のポイントは??
英語のポイント
これは中学校英語全体に言えることですが、中学の英語のレベルは以前に比べて格段に上がりました。理由としては、英語を小学校5年生から学び始めるようになったからです。
実際、文部科学省が公開している、中学校卒業する時点での単語レベルは、1200語レベルだったのに対し、現在は2200~2500語レベルになっています。
中学校1年生の内容と比較して、複雑な内容になってきます。それと並行して、新出単語をどんどん扱っていきますので、同時に習得していく必要があります。
文法の種類が増えてきた時、ひとつひとつをその都度、定着させていかないと、頭の中で整理しきれなくなってきます。そうなると、テスト問題を解く際に、その問題が一体どの文法を扱っているのかが分からなくなってきます。例えば、未来形の問題なのに現在形で答えてしまったりしてしまうのです。
未来形
未来形で大切になってくるのは、「will」と「be going to」の使い分けや、未来を表す語句(「tomorrow」や「next year」など)を押さえておくことです。
不定詞
不定詞の勉強のポイントは「副詞的用法」「形容詞的用法」「名詞的用法」の3種類の訳し方を抑えることです。
動名詞
動名詞のポイントは不定詞との置き換えです。同じ意味になるようにしなさいという問題を解けるようになることと、不定詞しか使えない動詞、動名詞しか使えない動詞を覚えることです。
比較級
比較級のポイントは「比較級」「最上級」「原級」のそれぞれの文の形をしっかりと押さえられるかどうかです。
受動態
受動態のポイントは過去分詞形の不規則変化をしっかりと押さえられるかどうかです。
数学のポイント
2年生の数学は主に以下の3つのジャンルに分けることができると言えます。
- 代数学
- 幾何学
- 統計学
それぞれ具体的に見ていきましょう。
代数学
代数学とは、簡単に言うとxやyといった文字で量を表して、求めていくことです。
「式の計算」・「連立方程式」・「一次関数」の単元がこのジャンルに当てはまります。
中学校2年生では1年生の内容がちょっとだけ難しくなっています。さらに、一次関数は3年生で習う二次関数につながってくるので、しっかりと苦手はつぶしておきましょう。
幾何学
幾何学とは、簡単に言うと図形問題のことです。
「図形の調べ方」の単元がこのジャンルに当てはまります。
中学校2年生では中学校数学のメインディッシュともいえる証明問題を学んでいきます。三角形と四角形の性質をしっかりと押さえておきましょう。
統計学
統計学とは、簡単に言うとデータの整理のことです。
「確率」の単元がこのジャンルに当てはまります。
たとえば、天気予報の降水確率などが確率の一例です。全体の中でその事象が起こる割合を表すことです。確率も重要な単元です。
国語のポイント
2年生の国語で大切になってくるのは、やはり
- 文法
- 古典
- 漢文
の3つになってくると思います。
文法
文法は分類を覚えることから始まります。動詞・形容詞・名詞、活用があるかないか等がすぐに判断できるようになるまで練習問題を繰り返し解くことで覚えることができます。
文法の分類ができるようになったら、次は活用の種類を覚えます。カ行変格活用など特殊な場合もあるので、きちんと覚えるようにしましょう。
文法は暗記がメインとなるので、復習を何度も行い完璧に身につけることで克服できます。
古典
古典は同じ日本語だけど、英語と同じように全く違う言語だと認識する必要があります。たとえば、「いとおし」という意味の単語は現代では「愛おしい」という意味ですが、古典では「気の毒だ」という意味になります。
古典は古語単語の正しい意味を覚えることが単元克服の大きな対策となります。
漢文
漢文はもともと中国から伝わってきた文章です。
日本人が読みやすいように返り点や送り仮名をつけた文章が日本における漢文となっています。漢文は漢字の羅列で見ただけで苦手に思うかもしれませんが、中学2年生ではそこまで深い理解は必要ありません。基礎がしっかりしていれば点数が取れる単元です。
漢文の基礎の押さえるべきポイントは【正しい返り点の付け方】【送り仮名の位置】【詩の形態】の3つです。漢文は基礎を固めて詩の内容を勉強することが単元克服の大きな一歩となります。
やる気アシストができる対策は??
中学校2年生の勉強で大事になってくることは、「なるべく苦手を作らないこと」だとアシストは考えます。
中学校2年生は中学3年間で見ても重要な単元を習う学年です。高校入試問題で難関とされる問題は、大体2年生の学習分野です。さらに中学校1年生の学習内容が理解できていないとつまずいてしまうという落とし穴もあります。「難しい」と感じたら1年生の分野に戻って復習することをお勧めします。
昨今、映像授業やプリントなどが主流になりつつありますが、完全な1対1の指導ができる家庭教師だからこそ、中学1年生の頃のような緊張感がなくなり、さらに中学3年生のような「高校入試へ」へのプレッシャーもなく、完全に中だるみの時期となる、中学校2年生を有意義なものにできると考えています。
目的別にみる家庭教師・勉強方法
アシストへお問合せいただくお子さんの中には、明確な目的をもってアシストで勉強を始めるお子さんも多くいらっしゃいます。
そんなお子さんのためにアシストでは目的に合わせた指導プランを考え、指導を行っています。目的別の指導方針・効果的な勉強方法について詳しくはこちらよりご覧ください。