中学国語の勉強内容

家庭教師のやる気アシストへの教科別勉強内容紹介。今回は中学生の国語についてです。
国語の大きな目標は

国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,思考力や想像力を養い言語感覚を豊かにし,国語に対する認識を深め国語を尊重する態度を育てる。

ことです。

文部科学省『生きる力』

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/

中学校1年生の国語の勉強内容

目標

中学校1年生で学ぶ国語の目標は3つ定められています。

  1. 目的や場面に応じ,日常生活にかかわることなどについて構成を工夫して話す能力,話し手の意図を考えながら聞く能力,話題や方向をとらえて話し合う能力を身に付けさせるとともに,話したり聞いたりして考えをまとめようとする態度を育てること。
  2. 目的や意図に応じ,日常生活にかかわることなどについて,構成を考えて的確に書く能力を身に付けさせるとともに,進んで文章を書いて考えをまとめようとする態度を育てること。
  3. 目的や意図に応じ,様々な本や文章などを読み,内容や要旨を的確にとらえる能力を身に付けさせるとともに,読書を通してものの見方や考え方を広げようとする態度を育てること。

内容

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」に大きく3分すると、それぞれ学ぶことは以下のようなことになります。

「話すこと・聞くこと」

  1. 日常生活の中から話題を決め,話したり話し合ったりするための材料を人との交流を通して集め整理すること。
  2. 全体と部分,事実と意見との関係に注意して話を構成し,相手の反応を踏まえながら話すこと。
  3. 話す速度や音量,言葉の調子や間の取り方,相手に分かりやすい語句の選択,相手や場に応じた言葉遣いなどについての知識を生かして話すこと。
  4. 必要に応じて質問しながら聞き取り,自分の考えとの共通点や相違点を整理すること。
  5. 話合いの話題や方向をとらえて的確に話したり,相手の発言を注意して聞いたりして,自分の考えをまとめること。

「書くこと」

  1. 日常生活の中から課題を決め,材料を集めながら自分の考えをまとめること。
  2. 集めた材料を分類するなどして整理するとともに,段落の役割を考えて文章を構成すること。
  3. 伝えたい事実や事柄について,自分の考えや気持ちを根拠を明確にして書くこと。
  4. 書いた文章を読み返し,表記や語句の用法,叙述の仕方などを確かめて,読みやすく分かりやすい文章にすること。
  5. 書いた文章を互いに読み合い,題材のとらえ方や材料の用い方,根拠の明確さなどについて意見を述べたり,自分の表現の参考にしたりすること。

「読むこと」

  1. 文脈の中における語句の意味を的確にとらえ,理解すること。
  2. 文章の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見などとを読み分け,目的や必要に応じて要約したり要旨をとらえたりすること。
  3. 場面の展開や登場人物などの描写に注意して読み,内容の理解に役立てること。
  4. 文章の構成や展開,表現の特徴について,自分の考えをもつこと。
  5. 文章に表れているものの見方や考え方をとらえ,自分のものの見方や考え方を広くすること。
  6. 本や文章などから必要な情報を集めるための方法を身に付け,目的に応じて必要な情報を読み取ること。

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の指導を通して、以下のようなことを中学校1年生の国語の勉強で身につけれるようになります。

  1. 文語のきまりや訓読の仕方を知り,古文や漢文を音読して,古典特有のリズムを味わいながら,古典の世界に触れること。
  2. 古典には様々な種類の作品があることを知ること。
  3. 音声の働きや仕組みについて関心をもち,理解を深めること。
  4. 語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意し,語感を磨くこと。
  5. 事象や行為などを表す多様な語句について理解を深めるとともに,話や文章の中の語彙(い)について関心をもつこと。
  6. 単語の類別について理解し,指示語や接続詞及びこれらと同じような働きをもつ語句などに注意すること。
  7. 比喩(ゆ)や反復などの表現の技法について理解すること。
  8. 小学校学習指導要領第2章第1節国語の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)に示されている漢字に加え,その他の常用漢字のうち300字程度から400字程度までの漢字を読むこと。
  9. 学年別漢字配当表の漢字のうち900字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
  10. 字形を整え,文字の大きさ,配列などについて理解して,楷(かい)書で書くこと。
  11. 漢字の行書の基礎的な書き方を理解して書くこと。

中学校2年生の国語の勉強内容

目標

中学校2年生で学ぶ国語の目標は3つ定められています。

  1. 目的や場面に応じ,社会生活にかかわることなどについて立場や考えの違いを踏まえて話す能力,考えを比べながら聞く能力,相手の立場を尊重して話し合う能力を身に付けさせるとともに,話したり聞いたりして考えを広げようとする態度を育てること。
  2. 目的や意図に応じ,社会生活にかかわることなどについて,構成を工夫して分かりやすく書く能力を身に付けさせるとともに,文章を書いて考えを広げようとする態度を育てること。
  3. 目的や意図に応じ,文章の内容や表現の仕方に注意して読む能力,広い範囲から情報を集め効果的に活用する能力を身に付けさせるとともに,読書を生活に役立てようとする態度を育てること。

内容

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」に大きく3分すると、それぞれ学ぶことは以下のようなことになります。

「話すこと・聞くこと」

  1. 社会生活の中から話題を決め,話したり話し合ったりするための材料を多様な方法で集め整理すること。
  2. 異なる立場や考えを想定して自分の考えをまとめ,話の中心的な部分と付加的な部分などに注意し,論理的な構成や展開を考えて話すこと。
  3. 目的や状況に応じて,資料や機器などを効果的に活用して話すこと。
  4. 話の論理的な構成や展開などに注意して聞き,自分の考えと比較すること。
  5. 相手の立場や考えを尊重し,目的に沿って話し合い,互いの発言を検討して自分の考えを広げること。

「書くこと」

  1. 社会生活の中から課題を決め,多様な方法で材料を集めながら自分の考えをまとめること。
  2. 自分の立場及び伝えたい事実や事柄を明確にして,文章の構成を工夫すること。
  3. 事実や事柄,意見や心情が相手に効果的に伝わるように,説明や具体例を加えたり,描写を工夫したりして書くこと。
  4. 書いた文章を読み返し,語句や文の使い方,段落相互の関係などに注意して,読みやすく分かりやすい文章にすること。
  5. 書いた文章を互いに読み合い,文章の構成や材料の活用の仕方などについて意見を述べたり助言をしたりして,自分の考えを広げること。

「読むこと」

  1. 抽象的な概念を表す語句や心情を表す語句などに注意して読むこと。
  2. 文章全体と部分との関係,例示や描写の効果,登場人物の言動の意味などを考え,内容の理解に役立てること。
  3. 文章の構成や展開,表現の仕方について,根拠を明確にして自分の考えをまとめること。
  4. 文章に表れているものの見方や考え方について,知識や体験と関連付けて自分の考えをもつこと。
  5. 多様な方法で選んだ本や文章などから適切な情報を得て,自分の考えをまとめること。

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の指導を通して、以下のようなことを中学校2年生の国語の勉強で身につけれるようになります。

  1. 作品の特徴を生かして朗読するなどして,古典の世界を楽しむこと。
  2. 古典に表れたものの見方や考え方に触れ,登場人物や作者の思いなどを想像すること。
  3. 話し言葉と書き言葉との違い,共通語と方言の果たす役割,敬語の働きなどについて理解すること。
  4. 抽象的な概念を表す語句,類義語と対義語,同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し,語感を磨き語彙を豊かにすること。
  5. 文の中の文の成分の順序や照応,文の構成などについて考えること。
  6. 単語の活用について理解し,助詞や助動詞などの働きに注意すること。
  7. 相手や目的に応じて,話や文章の形態や展開に違いがあることを理解すること。
  8. 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち350字程度から450字程度までの漢字を読むこと。
  9. 学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
  10. 漢字の行書とそれに調和した仮名の書き方を理解して,読みやすく速く書くこと。
  11. 目的や必要に応じて,楷書又は行書を選んで書くこと。

中学校3年生の国語の勉強内容

目標

中学校3年生で学ぶ国語の目標は3つ定められています。

  1. 目的や場面に応じ,社会生活にかかわることなどについて相手や場に応じて話す能力,表現の工夫を評価して聞く能力,課題の解決に向けて話し合う能力を身に付けさせるとともに,話したり聞いたりして考えを深めようとする態度を育てること。
  2. 目的や意図に応じ,社会生活にかかわることなどについて,論理の展開を工夫して書く能力を身に付けさせるとともに,文章を書いて考えを深めようとする態度を育てること。
  3. 目的や意図に応じ,文章の展開や表現の仕方などを評価しながら読む能力を身に付けさせるとともに,読書を通して自己を向上させようとする態度を育てること。

内容

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」に大きく3分すると、それぞれ学ぶことは以下のようなことになります。

「話すこと・聞くこと」

  1. 社会生活の中から話題を決め,自分の経験や知識を整理して考えをまとめ,語句や文を効果的に使い,資料などを活用して説得力のある話をすること。
  2. 場の状況や相手の様子に応じて話すとともに,敬語を適切に使うこと。
  3. 聞き取った内容や表現の仕方を評価して,自分のものの見方や考え方を深めたり,表現に生かしたりすること。
  4. 話合いが効果的に展開するように進行の仕方を工夫し,課題の解決に向けて互いの考えを生かし合うこと。

「書くこと」

  1. 社会生活の中から課題を決め,取材を繰り返しながら自分の考えを深めるとともに,文章の形態を選択して適切な構成を工夫すること。
  2. 論理の展開を工夫し,資料を適切に引用するなどして,説得力のある文章を書くこと。
  3. 書いた文章を読み返し,文章全体を整えること。
  4. 書いた文章を互いに読み合い,論理の展開の仕方や表現の仕方などについて評価して自分の表現に役立てるとともに,ものの見方や考え方を深めること。

「読むこと」

  1. 文脈の中における語句の効果的な使い方など,表現上の工夫に注意して読むこと。
  2. 文章の論理の展開の仕方,場面や登場人物の設定の仕方をとらえ,内容の理解に役立てること。
  3. 文章を読み比べるなどして,構成や展開,表現の仕方について評価すること。
  4. 文章を読んで人間,社会,自然などについて考え,自分の意見をもつこと。
  5. 目的に応じて本や文章などを読み,知識を広げたり,自分の考えを深めたりすること。

「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の指導を通して、以下のようなことを中学校3年生の国語の勉強で身につけれるようになります。

  1. 歴史的背景などに注意して古典を読み,その世界に親しむこと。
  2. 古典の一節を引用するなどして,古典に関する簡単な文章を書くこと。
  3. 時間の経過による言葉の変化や世代による言葉の違いを理解するとともに,敬語を社会生活の中で適切に使うこと。
  4. 慣用句・四字熟語などに関する知識を広げ,和語・漢語・外来語などの使い分けに注意し,語感を磨き語彙を豊かにすること。
  5. 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。
  6. 学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。
  7. 身の回りの多様な文字に関心をもち,効果的に文字を書くこと。
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