中学生向け 丸暗記からの脱却と親の役割

丸暗記の弊害と脱却

まずは以下をご覧下さい。
「かっこ、上底 たす 下底、かっことじる、かける、高さ わる 2」
皆さんはこれが台形の面積を求める公式であると分かりますか?

残念ながら、おおよその人は、なぜ上底と下底を足すのか、それを高さでかけるのか、殆ど理解できておらず、丸暗記として、以上のように覚えている人が殆どです。

中学生の勉強方法は、小学生と大きく違う点として、丸暗記から脱却し、本質をつかむことが重要になってきます。丸暗記は一時的に有効で、テスト前は絶大な効果を発揮します。しかし、その知識を長期的に活用することが困難になり、ただ情報を覚えるだけでは、その意味や背後にある理由を理解できず、知識を応用して使用できません。

一方で、本質を理解することは、単なる暗記とは異なり、公式の成り立ちも理解でき、応用力も取得することができます。本質を理解するということは、新しい情報にも対応できる柔軟性を養う、とも言えます。

さて、先ほど言った台形の面積ですが、台形の底面とする直方体の体積は求められますか?これが応用力で、丸暗記であれば答えられません。このように、本質を掴むことは非常に有効で、以下、そのための勉強方法を紹介します。

①理解を重視した学習

テキストを読むだけでなく、なぜそのような事実や理論が成り立つのか、その背後にある原理や概念を追求することが大切です。例えば、数学の公式を覚えるだけでなく、その導出や応用を理解することで、より深い学習が可能になります。

②積極的な質問

疑問や不明点を放置せずに積極的に質問しましょう。新たな視点を得ることができ、より深い理解が生まれます。感情に響いたことが忘れずらい、という面からも大変有効な勉強方法です。

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③アウトプットの実施

学んだ知識を実際の問題解決や実験に活かすことが重要です。中学生の勉強方法でいうと、教科書を読んだ後、問題集を沢山実施することになります。これにより、理論だけでなく、実際の応用力を身につけることができます。問題集を解く行為、所謂、アウトプットを通じて、知識の妥当性や効果を確かめることが重要となります。

④定期的な復習

学習した内容を定期的に復習することで、記憶を長期に定着させることができます。中学生の第一関門は高校入試です。よって、中学1年生で覚えた内容を、少しでも3年生に持ち越すには、反復練習、所謂復習が必要です。

丸暗記に頼ることなく、本質を理解する勉強方法を身につけることで、中学生のお子さんは知識の基盤をしっかり築き、将来的には社会でも活躍できるでしょう。忍耐と努力を重ねながら、知識を深める喜びを感じられるように心掛けてください。

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子供は親をよく見ている

ここまでは理想の話を書きました。この記事を読まれた方は、おおよそ実施されている内容かとも思いますが、実際、子供に勉強を促すものの、なかなか効果が現れないと感じることはよくあることです。

ではどうすれば良いのでしょうか?それは、「自分自身が子供に勉強する姿を見せているかどうか」です。

これは、私自身の実体験ですが、ある日、子供が勉強に対して消極的であることに不安を感じ、成績向上や学業に興味を持つよう、日々言葉で促していました。褒めて、煽てて、手をたたき、その気にさせようと奮闘しますが、なかなか成果が現れませんでした。しかし、ある時、子供が言った一言が私に大きな気付きをもたらしました。それは、「お父さんが勉強しているところを見たことがないよね」です。

その瞬間、自分の行動を振り返り、子供が指摘する通り、私自身が家庭の中で勉強する姿を殆ど見せたことがないことに気が付きました。仕事に追われている中、勉強する時間を確保することを忘れてしまっていたのです。それが子供にどれほど悪影響を与えていたかと思うと、胸が痛みました。

この気付きから、私は子供に対するアプローチを変えることとしました。

まず、私自身が勉強の重要性を示すため、家族の前で毎日1h、資格勉強を行い、自ら学ぶ姿を見せることを心掛けました。更には、本を読んだり、インターネットを利用して新しい知識を学んだりする時間を定期的に作りました。また、子供の勉強に興味を持ち、宿題に関わることで、共に学ぶ喜びを共有しました。

すると、驚くべきことに、子供の姿勢が変わり始めました。私の行動に共感し、真剣に取り組むようになったのです。子供は勉強が苦手なわけではなく、ただ私のサポートが不足していただけだったのです。子供は親の言葉よりも、親の行動や姿勢により多くを学んでいるのだということを痛感しました。

子供に勉強を促す際には、言葉だけではなく、自らが実践することが何よりも重要だということを、この経験を通じて学びました。子供たちは親の行動をよく見ており、その姿勢が彼らの学び・成長に大きな影響を与えているのです。私たち親が自分自身を振り返り、子供たちにとってより良い手本となるように努めることが、彼らの成長と学習にとって欠かせない要素だと考えます。

この経験を通じて、子供に対して理解と共感を持ち、学びをサポートするために、自分自身が真摯に学び、成長する姿を見せることが重要であると学びました。

皆様も、良い手本となるような親であり続けるため、子供と一緒に宿題することをお勧めします。

この記事を書いた人
趣味:サイクリング

学習アドバイザー 後藤

家庭教師のやる気アシストで、学習アドバイザーとして年間600人以上のお子さんの勉強のお悩みを解決!たくさんのお悩みを解決してきた学習アドバイザーの目線から、勉強に関する様々なことを記事にしています。
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