塾と家庭教師の違いや 学習を進める上で大切なこと
お子さんが進学し、これから塾に通わそうか、家庭教師にしようか、はたしてどちらがお子さんに合っているのかと迷っている保護者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。この記事を読んで少しでも参考にしていただけると幸いです。
それぞれの勉強方法に合っているお子さん
まず、塾に合っているのは、比較的自分で学習を進めていけるお子さんだと感じています。塾は独自の教材を用いて学習を進め、宿題も学校より多く出される場合があります。ですから、学校の宿題、塾の宿題などを計画的に進めていける、問題の分からない部分を質問できる、質問して解決したことを自分で復習ができる、といった力がある程度必要になると思います。しかし、塾によってはクラス分けをし学力に合わせた学習を進めている所もあります。また、今は個別対応もあり、塾の方針によって形態は様々ですので、見学や体験などをしてから決めると良いと思います。一方で、学習が苦手なお子さんによっては、塾に通っていること自体に満足して勉強がはかどっていないケースも時折見られますので、定期的に確認が必要になるかと思われます。
次に、家庭教師は1対1での学習となりますので、個々の学力やペースに合わせて進めていけるのが大きな利点です。学習が得意なお子さんには応用や発展問題を中心に、学習が苦手なお子さんには、つまずいている所を中心に小学校の復習から始めたり、学校の問題集などを一緒に解いて説明してもらったりすることも可能で、どちらにも対応することができます。独自の教材が用意されている場合もありますので有効に利用するとよいでしょう。しかし、週に1回2時間などの回数が少ない場合には、一度に取り組める範囲が非常に限られていることが苦しいところです。
進学校を目指す場合には、学力の高い塾を選択するご家庭が多いように感じます。なぜなら、講習の数や種類の多さ、問題数の多さに長けているからです。夏季,冬季などの集中講義があったり、テスト対策や入試の過去問などを繰り返し学習したりできることがメリットだと思います。その分お値段も、、、
塾にしても家庭教師にしても、経費が大きくかかります。どちらか迷っている場合には、それぞれの場所に相談や見学をしてみて、お子さんに合った所を探していただきたいと思います。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
塾や家庭教師を始める、その前に・・・自分で学習を進められるならそれが一番!
中学校の学習でつまずく原因の一つとしてよくあげられているのが、小学校での基礎の未定着です。学習を進める上で最も必要になってくるのは、昔から言われている「読み・書き・計算」だと改めて感じます。読み(問題を読み解く力→全ての教科で必要)、書き(自分の言葉でまとめる力)、計算(小学校での九九や割り算、小数や分数の計算、概数)をしっかり定着させることです。まずはそこからのスタートとなると思います。テストでは、問題を読み解き、求められている答えを書くことで得点に結びつきます。また、数学や理科の授業では小数・分数の計算も多く出てきます。計算が苦手なお子さんにとっては、せっかく解き方が分かっていたとしても計算ができないことで、問題に向き合うのも避けたくなることでしょう。「できない」、「わからない」、「何が分からないのかが分からない」が増えていくと学習への意欲も減退していきます。
そして、学力の差にもよりますが、学習が苦手なお子さんにとっては予習よりも復習を大切にしていくことをお勧めいたします。脳の働きでも、復習をくり返し行うことで忘れることを防ぐことができるという『エビングハウスの忘却曲線』の研究結果があります。くり返し学習を進めることで、覚える時間を短くし、早く記憶することができるとされています(コスパ最高‼)。『今日習ったことは今日のうちに』とよく言われるのは、24時間以内の復習は高い効果が得られるという結果からも実証されています。苦手な教科はどうしても後回しにしがちですが、苦手な教科こそ早いうちに復習した方が効率もよくいい結果に結び付くそうです。といっても苦手なものは避けたくなりますよね、、、
中学生の学習時間は、学年+1時間とよく言われています。中学1年生であれば「1+1=2時間」、中学3年生であれば「3+1=4時間」です。しかし、現代の中学生は大人が思っている以上に学校の諸活動に加え、部活、塾、習い事などと非常に忙しいお子さんもいらっしゃいます。だからこそ、小さなときからの習慣、『毎日机に向かう習慣』が必要だと思います。“塵も積もれば山となる”毎日続けることの努力は決して無駄にはなりません。
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さいごに
塾に通うにしても家庭教師をつけるにしても、それ以外の時間の過ごし方や、ご家庭での支援は必要になってきます。ぜひ、ご家庭で30分からでもテレビを消してご一緒に机に向かう時間を作るところからはじめてみてはいかがでしょうか。それが将来への学習貯蓄へとなるのではないでしょうか。
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