【英語】最上級の作り方とその特徴
何か一つ秀でているものを伝えたいときに、日本語で、「〇は一番~です。」と表すことがありますね。
例えば、「富士山は日本で一番高い山です」であったり、「Kenはクラスで一番背が高いです」のようなものです。
このようなものは、英語で最上級と良い、日本語と同じ意味で表すことが出来ます。
最上級を表すときの形容詞
比較級を習ったことがある人は分かると思いますが、比較級のとき、形容詞の語尾を変えたり、形容詞の前に語を付けたりすることで表しました。
最上級の場合もやることは同じですが、語尾の形が変わったり、前につける語が変わります。
形容詞+est(少ない文字数の形容詞の場合)
短い形容詞を最上級の形にするときは、形容詞の語尾にestを付けます。
例.youngest
youngという「若い(年が低い)」を表す形容詞を最上級に変形するときは、youngにestを付けてyoungestとなります。
例.tallest
tallという「高い」を表す形容詞を最上級に変形するときは、tallにestを付けてtallestとなります。
これらのように、そのままestを付けることで最上級の形容詞と出来るものもありますが、語尾を変更しなくてはならないものも多数あります。
例.prettiest
prettyという「可愛い」を表す形容詞を最上級に変形するときは、prettyのyをiに変えて、その後にestを付けることで、prettiestとなります。(語尾にyがつく他の形容詞も基本的に同じです。)
例.biggest
bigという「大きい」を表す形容詞を最上級に変形するときは、bigに語尾のgを1つ重ねて、その後にestを付けることで表し、biggestとなります。
most+形容詞(多い文字数の形容詞の場合)
文字数が多い形容詞を最上級にするときは、形容詞の前にmostを付けることで表すことができます。
例.most dangerous
dangerousという「危険な」を表す形容詞を最上級に変形するときは、この前にmostを付けて”most dangerous”と表します。
例.most beautiful
beautifulという「美しい」を表す形容詞を最上級に変形するときは、この前にmostを付けて”most beautiful”と表します。
ここまで説明した最上級への変形を利用して、早速最上級の文を作成してみましょう!
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
Aは最も~だ
Aが一番○○だ、と伝えたいときは、
A is the 形容詞+est(/most+形容詞) 名詞+副詞
のように表します。比較級の文の場合は”is 形容詞+er than ~”という形ですが、これと比較すると、theがあり、thanがありません。また、形容詞+erが形容詞+estであるところが異なります。
名詞という部分には、最も○○な△△という時の△△の部分です。
例えば、最も高い山なら、the highest Mountain、最も長い川ならthe rongest liverとなります。赤字の部分が名詞です。主語と形容詞で名詞の意味が分かる場合は付けないこともあります。(人とtallが来たら、人の身長を意味する、など)
副詞という部分には、Aが最も○○となるグループをくっつけます。
例えば、世界で一番なら、”in the world”、このクラスで一番なら”in this class”などです。
では、例文から見ていきましょう。
例.Mike is the tallest in the class. マイクはこのクラスで最も背が高いです。
最も背が高い事を表したいので、高いを意味する”tall”の最上級である”tallest”を用います。
また、このクラス(の中)で一番なので、”in the class”を語尾につけます。すると、上の文の通り表されます。
例.Russia is widest country in the world. ロシアは世界で最も広い国です。
最も広い事を表したいので、広いを意味する”wide”の最上級である”widest”を用います。
ロシアが最も広いのは、世界の国々というグループの中でなので、世界中でを表す”in the world”を語尾にすると、上の文になります。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
Aは最も~なわけではない
最も~なわけではない、ということも表すことが出来ます。
A is not the 形容詞+est (名詞) (副詞)
notを付けるだけです!
ここで注意して欲しいのが、notを付けたら”一番良い”だったものが”一番悪い”になるわけではなく、一番良い”わけではない”という事を表すという点です。
例.She is not the cleverest in the grade. 彼女はこの学年で一番賢いわけではない。
一番賢いというのは、賢いの意味の”clever”の最上級を用いて”the cleverest”で表します。学年は”grade”で表されるので、この学年(の全生徒)の中でという意味は”in the grade”と表します。
これをわけではないとするために、否定のnotを付けて、上の文章のようになります。
例.I am not the shortest in my family. 私が家族で一番背が低いわけではない。
一番(背が)低いというのは、低いの意味をもつ”short”の最上級を用いて”the shortest”で表します。私の家族の中で、は”in my family”と表せるので、これを用いて上のように表します。
最上級を勉強すると、より多くの文を読むことが出来るようになるだけでなく、自分の表現の幅が広がるだろうということが分かっていただけるかと思います。