【英語】助動詞 「must・have to・may・should」

今回は、新たな助動詞について説明していきます。
今までの学習から、助動詞だと will と can はもうご存知だと思います。
もうすでに習った助動詞を復習したい方は以下をご覧ください!

≫【will】について詳しく知りたい方はこちら!
≫【can】について詳しく知りたい方はこちら!

 

 今回は、

  • must
  • have to
  • may
  • should

について解説していきます。
基本の使い方は他の助動詞と一緒なので、難しく考え過ぎず、勉強していきましょう!
これらの助動詞を覚えると、表現の幅がぐっと広がりますよ!

目次

1.助動詞:must, have to

では早速、新しい助動詞「must」について学んでいきましょう。
意味は、「~しなければならない」です。

■must:~しなければならない

 I study English.
私は英語を勉強します。

must study English.
私は英語を勉強しなければなりません。
他の助動詞と同様に「助動詞+動詞の原形」の形で使います。

mustとともに覚えて欲しいのは、「have to」という表現です。
「ハブトゥー」ではなく、「ハフトゥー」と読みます。
意味は、「~しなければならない」です。
つまり、must = have to と言い換えることが出来ます。
しかし、注意点もあるので合わせて確認しましょう!

■have to:~しなければならない

 I have to study English.
私は英語を勉強しなければなりません。
=I must study English.
私は英語を勉強しなければなりません

※注意※
①haveは一般動詞なので、主語に合わせて動詞の形を変える必要があります。
例:He has to study English.
否定形・疑問文では、 must ≠ have to
この後詳しく説明します

2.must, have toの疑問文・否定文

must, have toの疑問文・否定文を見ていきましょう!
さきほど少しふれたように、この2つは完全に同じではありません。
特に、疑問文と否定文ではまったく意味が異なります。注意しましょう!
今回のポイントとなる勉強内容ですので、丁寧に解説していきます。

否定文

では肯定文から否定文に変えて、意味がどのように変化するのか見ていきましょう。

① I must study English.
② I have to study English.
私は英語を勉強しなければなりません。
 ↓否定文
①’ I must not study English.
私は英語を勉強してはいけません。 〈禁止〉
②’ I don’t have to study English.
私は英語を勉強しなくていいです。 〈不必要〉

 どうですか?わかりましたか?
否定文の作り方も意味さえも全く違うのです。
禁止と不必要、場面に合わせて使い分けましょう。

日本人の感覚だと、「~しなければならない」の反対は「~しなくていい」だと思います。
したがって、「must not」が禁止の意味を持つことに注意しましょう!
また、言い換えると、「must not~ = Don’t~ 」といえます。

疑問文

では次に疑問文です。mustから順番に見ていきましょう!

I must study English.
私は英語を勉強しなければなりません。
 ↓疑問文
Must I study English?
私は英語を勉強しなければなりませんか?
-Yes, you must. (はい、しなくてはまりません。)
-No, you don’t have to. いいえ、しなくていいです。)

※注意※ 「No, you must not. 」ではない!
mustを使ってNoの返答をすると、
「勉強しなければなりませんか?」「いいえ、してはいけません。」という意味になってしまいます。
これだと、疑問文に適した返答にはなっていないですよね?
〈必要〉の疑問文をNoで答える際は、〈不必要〉で答えましょう!

次は、have to です。
I have to study English.
私は英語を勉強しなければなりません。
 ↓疑問文
Do I have to study English?
私は英語を勉強しなければなりませんか?

-Yes, you must. (はい、しなくてはまりません。)
-No, you don’t have to. (いいえ、しなくていいです。)

※注意※ 答え方は先程のmustの疑問文と同じです。気をつけましょう。

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3.助動詞:may

次は新しい助動詞「may」です。 
意味は「~かもしれない、~してもよい」です。2つあります。
2つも意味があると驚いてしまうかもしれませんが、解説を読めば簡単です。

■may:①~かもしれない

The story is true.
その話は本当です。

The story may be true.
その話は本当かもしれない。

■may:②~してもよい〈許可〉

 May I use your cell phone?
あなたの携帯電話を使ってもいいですか?

知っておこう! May I~? = Can I~?
「~できる」で習った「can」ですが、この助動詞も実は許可の意味を持っています。
一緒に覚えておきましょう!

 以上が「may」についてです。2つの意味があることに注意して、その使い方と一緒に覚えましょう。

4.助動詞:should

 次は、新しい助動詞「should」について学んでいきましょう。
意味は、「~すべき」です。

■should:~すべき

You stay here.
あなたはここにいてね。

You should stay here.
あなたはここにいるべきだ

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5.助動詞:shall

 次は、新しい助動詞「shall」について学んでいきましょう。
この助動詞は使い方が決まっていて、疑問文の形でほとんど使います。
大きく分けて使い方は2つです。

■shall we~?:(みんなで)~しましょう

Shall we play baseball with us?
野球をしましょう。

知っておこう! Shall we ~? = Let’s
どちらも「~しよう」という表現でしたよね!
一緒に覚えておきましょう!

■shall I~?:(私が)~しましょうか

Shall I open the window?
窓をあけましょうか。

知っておこう! Shall we ~? とShall I~?の意味の違いは主語
日本語訳を見るとどちらも「~しましょう」と訳しているように思えますよね?
混乱すると思いますが、ポイントは主語が「I」か「we」かということです。
行動の主語が「私」だけだった場合、自分がその行動をしましょうかと尋ねている文章になります。
一方、主語が「私たち」の場合、自分を含めたみんなでその行動をしましょうと誘う文章になります。

6.can, will を使った表現

最後は、すでに勉強していたcan, willを使った表現について学習しましょう!

■Can I~?:~してもいいですか?

Can I use your pen?
あなたのペンを使ってもいいですか?

知っておこう! Can I~? = May I~?
「may」の解説でも触れましたが、どちらも許可の意味を持たせることができます。 

■Can you~?,  Will you~?:~してくれませんか?〈依頼〉

Can (Will)  you show me your notebook?
あなたのノートを見せてくれませんか?

知っておこう! Can you~? = Will you~? = Please~
どの表現も同じ意味で、誰かに何かしてほしい時に使います。
canやwillを見て、依頼の意味が思いつくのは最初は難しいですが、疑問文の形をしていたら警戒しましょう。

知っておこう! 過去形を使うと丁寧になる

  • will → would
  • can → could

に変えると、「~してくださいませんか?」という丁寧な表現になります。

たくさん助動詞を学習しましたね!
数が増えたり、疑問文で意味が異なったりと、覚えるのが大変ですが整理して覚えましょう!

この記事を書いた人
趣味:お城巡り

学習アドバイザー 広田

関西大学大学院を卒業後、小6・中3・高3の受験生を主に指導をしてきました。学生の悩み相談を受けているうちに勉強に悩む子を救ってあげたいという気持ちが強まり学習アドバイザーとなりました。勉強に悩む保護者さまやお子さんにお役に立てる記事を配信していければと思います。
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