






ここからは世界各国の地理を学んでいきます。
前回はオセアニア州について学んでいきました。
今回はユーラシア大陸に属するヨーロッパ州について学んでいきましょう!
ヨーロッパ州の気候は全体的に高緯度ですが、同じユーラシア大陸の東に比べると、偏西風と暖流である北大西洋海流の影響を受けて多くの地域が比較的温暖です。
地域別に分けると
北部は1年の気温の差が大きく、夏は暑く、冬は寒さが厳しい冷帯になっています。
西部は高緯度だが温暖で、降水量は一年中同じ西岸海洋性気候になっています。
地中海付近は夏は乾燥し、冬は温暖で降水量が多い地中海性気候になっています。
ヨーロッパ州の民族は、文化や言語、身体的特徴によって大きく3つに分けられます。
また、宗教は広くキリスト教が信仰されていますが、地域によって宗派が異なります。
ヨーロッパの各地域の農業を地域によって見ていきましょう。
ヨーロッパの工業は1960年代にイギリスで産業革命が発生したことを機に、世界で最初に重工業が発達しました。
ドイツのライン川沿いにあるルール工業地帯は石炭の産出地でもあり、とても栄えました。
第二次世界大戦後に主要な産業が石炭から石油に変わってきました。
伴って、輸入がしやすい臨海部が栄えるようになり、オランダのロッテルダム(ユーロポート)が有名です。
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石炭や鉄鉱石の共同市場(関税の撤廃)や経済・政治面で力を増すアメリカなどを脅威に感じヨーロッパの諸国がまとまる動きが出てきました。
1967年に6か国によるヨーロッパ共同体(EC)が作られ、1993年にヨーロッパ連合(EU)が成立しました。
貿易の自由化(関税の撤廃)、国境移動間のパスポートが不要、2002年に共通通貨「ユーロ」が正式導入され、その後も北欧や東欧の国々に加盟が拡大していきました。
ドイツやフランスなどの経済力の強い国と、ギリシャや東欧などの経済力の弱い国との経済格差が広がっている影響で、経済力が弱い国から強い国へ労働者が、経済力が強い国から弱い国へ企業が移動することになりました。
その結果経済力の強い国での失業数が増加し、2016年にはイギリスの脱退が国民投票によって決まりました。