【理科】ヒトの呼吸と血液について!
こちらのページでは呼吸と血液について解説しています!
イラストや図で要点をまとめながら分かりやすく解説しています。また、テストに出やすい重要語句は赤文字で表示しています。授業の予習復習や定期テスト対策にご活用ください!
1.呼吸
人間は肺によって呼吸を行います。肺の動きとはたらきを見ていきましょう。
肺の動き
肺は、横隔膜や肺の周りにあるろっ骨を動かす筋肉によって、ふくらんだりしぼんだりすることで呼吸を行います。
息を吸うときには、横隔膜が下がり、ろっ骨が上がることで肺がふくらみ、息を吐くときには、横隔膜が上がり、ろっ骨が下がることで肺がしぼみます。
肺のはたらき
肺のはたらきは、呼吸によって酸素と二酸化炭素の交換をすることにあります。酸素と二酸化炭素の交換は、肺の中の肺胞という器官で行われます。肺胞は、気管支の先にあり、小さな袋状のつくりをしています。肺胞の周りにはたくさんの細い血管がはりめぐらされており、これを毛細血管といいます。肺胞は効率よく物質を交換できるように空気に触れる表面積が大きくなるような形状をしています。
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2.血液と血管
つづいて、血液と血管について見ていきます。
血管
血管は動脈と静脈の2種類があります。動脈は心臓から送り出された血液が流れる血管のことを、静脈は心臓へ戻る血液が流れる血管のことを指します。
動脈は、心臓から勢いよく送り出された血液の圧力に負けないように、壁が厚くなっています。静脈は、心臓に戻る血液が流れているため圧力が弱く、血液の逆流を防ぐ弁がついています。
血液
血液の中には、次の4つの成分が含まれています。
赤血球:酸素を全身に運ぶ
白血球:細菌などから体を守る
血しょう:血液成分や二酸化炭素、栄養分を全身に運ぶ
血小板:血液を固める
赤血球にはヘモグロビンと呼ばれる成分が含まれており、ヘモグロビンが酸素を全身に運んでいます。
先ほど紹介した動脈に流れる血液を動脈血といい、静脈に流れる血液を静脈血と呼びます。
動脈血には酸素を多く含む血液が流れており、静脈血には二酸化炭素を多く含む血液が流れています。
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3.心臓と血液の循環
今度は血液がどのように人体を循環しているかを見ていきます。
心臓
血液を全身にいきわたらせるポンプの役割をしているのが心臓になります。
心臓には4つの部屋があり、それぞれ役割があります。
右心房:全身から心臓へ、血液が流れ込む部分
右心室:心臓から肺へ、血液を送り出す部分
左心房:肺から心臓へ、血液が流れ込む部分
左心室:心臓から全身へ、血液を送り出す部分
(※心臓で血液を送り出す部分を心室といい、血液が流れ込む部分を心房といいます。)
血液の循環
心臓から肺を通って心臓に戻ってくる血液の流れを肺循環といい、心臓から全身をまわって心臓に戻ってくる血液の流れを体循環といいます。
肺循環、体循環に流れる血管は4種類に分けることができます。
肺動脈:心臓から肺に入る血液が流れる血管
肺静脈:肺から心臓へ戻る血液が流れる血管
大動脈:心臓から全身へ送り出される血液が流れる血管
大静脈:全身から心臓へ戻ってくる血液が流れる血管
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はヒトの呼吸と血液について紹介しました。他にも理科の定期テスト対策の記事があるのでチェックしてみてください!他にも様々なお役立ち情報をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください!