【理科】寒暖とその境界 気圧と前線について!
こちらのページでは気圧と前線について解説しています!
イラストや図で要点をまとめながら分かりやすく解説しています。また、テストに出やすい重要語句は赤文字で表示しています。授業の予習復習や定期テスト対策にご活用ください!
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それではさっそく見ていきましょう!
1.高気圧・低気圧
まず初めに、高気圧・低気圧とは何かについて見ていきます。
高気圧・低気圧とは
まわりよりも気圧が高いところを高気圧、低いところを低気圧といいます。
そもそも気圧が高いとは、空気の層が厚いことを指しています。上の図を見ると、富士山の上にある空気の層と地上からの空気の層では地上の方が空気の層が厚いことが分かります。つまり、地上が気圧が高い高気圧、富士山の上が気圧が低い低気圧ということになります。
高気圧・低気圧の特徴
高気圧の中心付近では、上空から地上に向かって空気が流れます。これを下降気流といい、この気流付近では雲ができにくく、天気は晴れになることが多いです。反対に、低気圧の中心地点からは地上から上空に向かって空気が流れます。これを上昇気流といい、この気流付近では雲ができやすく、天気は雨になることが多いです。
高気圧から風が吹き出し、低気圧に風が吹き込むため、風の流れは自然と高気圧→低気圧となります。
また、天気図の等圧線の間隔が狭いほど、気圧の差が大きく、風は強くなります。
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2.気団と前線
つづいて気団と前線について見ていきます。まずは気団とは何かを見ていきましょう。
気団とは
気団とは、気温・湿度がほぼ一様な空気のかたまりのことを指します。
暖かい気団を暖気団といい、冷たい気団を寒気団といいます。
上の図のように、寒気団と暖気団がぶつかっているところを前線面といい、地面に前線面が接しているところを前線といいます。
前線について
寒冷前線は暖気より寒気の方が勢力が強く、寒気が暖気を押し上げるように進みます。
寒冷前線の前線面は傾斜が急で、積乱雲が発生します。そのため狭い範囲に強い雨が降ります。雲の範囲が狭いので、雨が降る時間は短いです。
寒冷前線は寒気より暖気の方が勢力が強く、暖気が寒気をはい上がるように進みます。
温暖前線の前線面は傾斜がゆるやかで、乱層雲が発生します。そのため広い範囲に一定の雨が降ります。雲の範囲が広いので、雨が降る時間は長いです。
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3.前線の通過と天気の変化
寒冷前線が通過した後は寒気の中に入るため、通過後の気温は下がります。反対に、温暖前線が通過した後は暖気の中に入るので、通過後の気温は上がります。
前線は先ほど説明した温暖前線と寒冷前線のほかにへいそく前線と停滞前線があります。それぞれの特徴を確認しましょう!
また、温帯では低気圧 に暖気団と寒気団が流れこみ、前線ができます。このような前線をともなう低気圧を、温帯低気圧 といいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は気圧と前線について紹介しました。他にも理科の定期テスト対策の記事があるのでチェックしてみてください!他にも様々なお役立ち情報をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください!